医師の転職、兵庫県の年収相場や求人動向は?

関西地方にあり、大阪府と京都府の西に位置する兵庫県。全国水準と比較して病院数は多いものの、医師数はほぼ同数となっている。今回は、このような特色を持つ兵庫県で医師が転職する際に知っておきたいポイントを解説する。

【目次】

兵庫県の病院・クリニックの特徴

兵庫県の医療提供体制の特徴は、病院数が全国水準より高めながらも、10万人あたり病院数で見るとやや少ないということ。

2016年『医師・歯科医師・薬剤師調査』(厚生労働省)によると、兵庫県の医師数は1万3,979人で、10万人あたりに換算すると242.4人(全国24位)。10の医療圏があり、350施設の病院(全国5位)と5,033施設のクリニック(全国5位)が位置している。県内で最も医療機関が多い神戸医療圏には31%の医療機関が集中。続いて阪神南医療圏(15%)、東播磨医療圏(11%)などと続く。10万人あたり病院数で換算すると6.3施設となっており、全国平均の6.7施設よりやや下回っている。2016年10月に策定された兵庫県地域医療構想によると、病院数を人口10万人あたりに換算した場合に県平均を下回っているのは、 阪神南、阪神北、東播磨医療圏となっている。各医療圏ともに人口集積が進んでいること、および、比較的大規模な病院が立地していることが主な要因と考えられる。大規模病院は、公立病院・公的病院の割合が高く(22 施設中 19 施設)、特に都市部以外の圏域においては、公立病院・公的病院が地域の中核病院となっている。

県では、少子高齢化や今後の医療需要をふまえ、養成医師の増員、県養成医師をへき地医療拠点病院等に配置する、医学部を持つ神戸大学、兵庫医科大学に寄附講座を設置し、圏域・地域の中核病院へ医師派遣するなど、医師確保のための取り組みを進めている。なお、日本医師会の『病院における必要医師数調査結果』(2015年)によると、兵庫県の医療機関のうち大学医局から派遣を受けている病院の割合は73%と、全国平均(75.5%)と比べるととほぼ同水準。転職市場の動向を見ると、特に公的病院において大学医局からの派遣を受け入れている傾向にある。

兵庫県の医師の待遇

エムスリーキャリアの過去転職者のデータによると、兵庫県に勤務している医師の平均年収は1,411万円。全国平均である1,496万円と比べてやや低い水準となっている。特に阪神北医療圏、阪神南医療圏といった、いわゆる阪神間のエリアは勤務地として人気が高く、医師も充足しやすいため、県内平均年収を下回る場合がある。

兵庫県の医師にとっての暮らしやすさは?

気候は大きく、瀬戸内海側、中央の山間部、日本海側の3つに区分される。瀬戸内海側は降水量が少なく温暖で過ごしやすいが、日本海側は曇雨が多く、冬季はシベリアの季節風を受けて降雪量が多い地域である。交通面においては、1868年の神戸港開港以来、日本の玄関口として国内外との各種交通網が整備されてきた。県庁所在地である神戸市から関西国際空港までは、高速バスを利用して約1時間。また、神戸空港は、神戸市街地からポートライナーで最短16分と利便性が高く、関西国際空港とも海上交通で結ばれている。明石海峡大橋を経由すれば、四国へ陸路でアクセスすることができる。新幹線が神戸-東京間を2時間半で結ぶほか、JRをはじめ、阪急電鉄、阪神電気鉄道などが走り、京都、大阪への通勤も可能にしている。

居住地としては、神戸市中央区以東、芦屋市、西宮市は言わずと知れた人気エリアです。なお、このエリアにおいては県内でも物価が高めとなっている。教育面においては、全国トップレベルの灘高校をはじめ、甲陽学院高校、白陵高校、六甲高校、神戸高校などが医学部進学実績を持っている。私立、公立問わず進学実績があり、教育水準は高いと言える。

兵庫県の医療機関で働く医師の口コミ

兵庫県で働く医師に、「兵庫県で働こうと思った理由」と「勤務地としての兵庫県の魅力」について聞いた結果は以下の通り。

  • 都市部であることが、日常生活面(嫁さんが美味しいランチやスイーツ食べ歩きに困らない&子供の教育面(超難関中高一貫進学校がある)の便利さにおいて優越しているから。それと気候が温暖であること(真冬でも雪が降らない、道路が凍結しない、真冬でも夏タイヤでOK等々)。具体的には兵庫県芦屋市在住、兵庫県伊丹市勤務。(50代、膠原病科)
  • 生まれ育った土地で、神戸、芦屋、西宮は住環境としても職場としても、これ以上のエリアはありません。(60代、一般内科)
  • 家庭生活上、利便性が保たれているから(40代、一般外科)
  • 兵庫県は様々な意味で便利(50代、小児科)
  • 九州生まれ東京育ちは関西に馴染めない(40代、麻酔科)

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    【参考資料】

  • 2015年『病院における必要医師数調査結果』(日本医師会)
  • 2016年『医療施設(動態)調査・病院報告の概況』(厚生労働省)
  • 2016年『医師・歯科医師・薬剤師調査』(厚生労働省)
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