医師の転職、神奈川県の年収相場や求人動向は?

東京都に次ぐ人口を有し、都市機能が集約されている神奈川県。人口の多さに対して、10万人あたりの医師数は全国39位と医師不足と言えるエリアである。今回は、神奈川県の医療機関に転職を考える医師が押さえておきたい市場動向について解説する。

【目次】

神奈川県の病院・クリニックの特徴

人口915万人と全国で2番目に多くの人々が暮らす神奈川県。東京都の南に位置し、交通網も発達していることから、都心部へ通勤する人たちのベッドタウンとしてのニーズも高い。横浜市、川崎市、相模原市が政令指定都市であり、それぞれ主体性のあるまちづくりを行っている。

神奈川県には11の医療圏があり、341施設の病院(全国7位)と6711施設のクリニック(全国3位)を有している。神奈川県内で最も医療機関が多い横浜北部医療圏には14.7%の医療機関が集中。その次に相模原医療圏(10.6%)などが続く。冒頭で述べたように人口も多く、県西医療圏以外は全て大都市型の地域タイプであることも特徴。10万人あたり病院数で換算すると3.7施設となっており、全国平均のおよそ半数と少ない結果となっている。

医師数は1万9036人で年々増加傾向にあるものの、10万人あたりに換算すると201.7人(全国39位)と医師不足の状況が続いている。2次医療圏単位で見ると医科大学・附属病院が設置されている横浜南部医療圏、湘南西部医療圏、相模原医療圏では全国平均を上回っている一方で、他の医療圏では全国平均を下回っていることから、神奈川県の医療計画では医師の偏在を指摘。打開策として、地域医療に貢献する医師の確保・要請に取り組むべく、初期研修医の採用実績の向上、総合診療医の養成などが必要だとしている。また、医師不足が深刻な地域については、地域内での診療所と病院間の連携、病院機能の拠点化を検討している。

なお、神奈川県内で医学部を持つのは横浜市立大学、東海大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学。日本医師会の『病院における必要医師数調査結果』(2015年)によると、神奈川県の医療機関のうち大学医局から派遣を受けている病院の割合は73.8%と、全国平均(75.5%)と比べると低い結果となっている。

神奈川県の医師の待遇

エムスリーキャリアの過去転職者のデータによると、神奈川県に勤務している医師の平均年収は1536万円。全国平均である1496万円と比べるとやや高い水準となっている。

神奈川県の医師にとっての暮らしやすさは?

神奈川県の魅力は、都市機能の高さ、交通網の充実、都心部へのアクセスのしやすさ。そのため、神奈川県と東京都をつなぐ東急田園都市線、東急東横線、小田急小田原線沿線が居住地として人気が高い。また、医学部進学実績を持つ高校は、聖光学院高校、浅野高校、栄光学園高校、桐蔭学園高校、桐蔭学園中教高校、フェリス女学院高校などの私立高校が名を連ねており、教育水準は高いと言える。

神奈川県の医療機関で働く医師の口コミ

  • 医師募集の内容も数も多く、選択肢が多い。 (30代、一般内科)
  • 都内からでも1時間以内で通勤できる。リニアモーターカーが通ることも決定しており、地域として発展性がある。(40代、消化器外科)
  • 勤務地としては田舎のため、医者がいなくて症例が多い (30代、小児科)
  • 東京などに学会出張しやすいし、横浜も近い。また、人口が多いので職場も多く良いと思う。(30代、精神科)
  • 東京が近いし観光地なども近い。ただし場所によっては車が必要。(40代、脳神経外科)
  • 地域的には満足。(40代、麻酔科)

神奈川県の医療機関で活躍する医師の事例

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    【参考資料】

  • 2016年『医療施設(動態)調査・病院報告の概況』(厚生労働省)
  • 2014年『医師・歯科医師・薬剤師調査』(厚生労働省)
  • 2015 年『病院における必要医師数調査結果』(日本医師会総合政策研究機構)
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