うちの医局だけ?休暇取得の独自ルール―医局に関するアンケート調査Vol. 4

m3.comの医師会員1000人に、医局に対する考えを聞く本シリーズ。第4回目となる今回は、休暇のルールや医局外の人に驚かれた慣習についてご紹介します。

年末年始休暇の取得時期を“くじ引き”で決める医局も

今回の調査において、「所属医局内で休みの取得方法に独自のルールがある」と答えたのは28.6%。休暇の取得については、一律のルールに従って取得可否を検討するというより、その時々の状況に応じて臨機応変に対応している医局が多いと言えそうです。

Q.所属医局内で休みの取得方法(夏季・冬季・GW休暇など)にまつわる独特なルールはありますか?


科目による特性によっても事情が異なることが想定される、休暇の取得方法。診療科目ごとに休暇に関する独特なルールがあるかどうかを集計しなおしたところ、以下のような結果となっています。

Q.所属医局内で休みの取得方法(夏季・冬季・GW休暇など)にまつわる独特なルールはありますか?(診療科目別※回答者10人以上の診療科のみ)


「独自ルールがある」と答えた医師の自由回答は、以下の通り。
チーム内で休みが重ならないようにする、職位が上の者から決めていくという回答内容が多くありました。休暇の長さに関しては、まとめて休暇をとれる医局もあれば、2週間休めても1週間ずつでないと休めない分割制の医局も。子どもがいる場合、その人が優先的に夏休みを取得できるよう配慮されているという声も上がっています。

【休みの取得方法の独自ルール】

  • 論文を書いたら、休みが増える。(医局所属中)
  • 夏季休暇は合計2週間。必ず1週間ずつ取得する。取得できない場合は残った分の夏季休暇は消滅。7月~10月の間で取得。年末の休暇は12月30日からで、1月4日までの6日間を日直当直に分け医局員でくじ引きして決める。GW休暇は特になし(ルールがないわけではなく、休暇自体がない)(2010年代まで医局所属)
  • グループでカバーできれば交代に休む(2010年代まで医局所属)
  • 年間2週間、原則2ヶ月前に承認を受ける事。全員取っていました。(2015年以降まで医局所属)
  • 大学勤務だと長期の休みが取れ、ペアとなっている医師と交代で患者を担当する仕組みだった。(2000年代まで医局所属)
  • 夏休みだけ平日3日間まで(医局所属中)
  • 夏季は1週間を3回、うち1回はフル、他の2回は自分の外来当番日は出てくること。冬季は正月を境に、講師や助教など臨床的にほぼ対等な学年でそれぞれ前半組と後半組にわける。年により(土日などの関係)七日から十日。正月が休める後半組の希望が多い。(2010年代まで医局所属)
  • 夏季休暇は14日間取れたが、論文の作成等で実質的には7日間以内であった。(1990年代まで医局所属)
  • 「助教」以上は職位に応じて1~2~3週間と休暇期間が異なっていた。ある教授は休暇を返上して勤務していたりもした。(2010年代まで医局所属)
  • 休暇予定期間をすべて長い紙に書きだして、そこに偉い人から書き込んでゆく。下っ端は重ならないようにとらねばならないので、いいところはあまり残されなかった。また、若干改善がみられるようになったが、連休はとりにくかった。また、夏季休暇と有休を組み合わせて長期に取るのは不文律で×であった。(2010年代まで医局所属)
  • 取得しても関連病院の仕事は継続。(医局所属中)
  • 研修医時代は休み無し(医局所属中)
  • 解剖当番があります(待機)。(医局所属中)
  • 特別ではないと思うが、基本は同一グループで一斉には取得しない、特にIVRグループは誰かが対応出来るようにしておくことでしょうか。(医局所属中)

うちの医局だけ?他院の医師に驚かれた独自の慣例

アンケートではこのほか、「他院の医師に驚かれた所属医局の慣例」についても自由記述形式で募集。今回の記事で紹介した「休暇の取り方」だけでなく、医局員のスキルアップや交流のために、数々の工夫を凝らしている各地の様子が垣間見える結果となりました。以下に、会員の皆様から寄せられたコメントをご紹介します。

  • ネイティブスピーカーによる全員参加の英会話レッスンがあった。(2010年代まで医局所属)
  • 医局長や医局宛にお送り頂いたご進物を活用したチョッとした「お祝いの会」をしたりもした。人事異動がある場合には医局員・看護師を問わず送別会を出来る限り行っていた。大所帯の医局では、この様な細やかな配慮は少ない様でした。(2010年代まで医局所属)
  • 大学院に入学しても1年半から2年間は市中病院で普通に勤務すること(医局所属中)
  • 当直は救急を担当し、小児エコーやイレウス管挿入も放射線科が行う(2010年代まで医局所属)
  • 年に一回、病院の大運動会が開かれていたことです。(1990年代まで医局所属)
  • 歓送迎会などの親睦会が少ない(医局所属中)
  • 医局費が、月2万円。(医局所属中)
  • 同門会の参加も義務です。大学から関連病院に出向中も医局費を毎月5千円徴収されます。(医局所属中)
  • 一人科長が多い(医局所属中)
  • 現在の医局では、教授親展で希望の述べられる制度がある(医局所属中)
  • 医局旅行でのハチャメチャで出入り禁となったホテルが数件あり。弁償金が大変だったこと。(医局所属中)
  • 関連病院への派遣人事を出張と称すること(1990年代まで医局所属)
  • 関連病院への配属が、かなり民主的に決められること。(医局所属中)
  • 某大学の整形外科。関連病院を回してくれるかわりに年間数十万円の医局費を上納する事が条件で人事も金次第、に驚きました(2000年代まで医局所属)
  • 当直を含めた医局員のバイト代が極端に低く、他の大学から講演に来られた教授に「飛行機代を出すので自分のところにもバイトによこしてほしい」といわれて初めて当医局の教授がバイト代の値上げを実行した。(2010年代まで医局所属)
  • 暗黙の了解として教授の周りに女性を置かなくてはならないという決まりがあること。(医局所属中)

次回は、今回のアンケート調査でm3.com会員の皆様から寄せられた、懇親会のルールについてご紹介します。

【調査の概要】
調査期間:2018年6月12日~2018年6月18日
対象者:m3.com医師会員
回答者数:1000人
回答者属性:医局在籍中の医師471人、過去に医局在籍していた医師529人

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