整形外科医におすすめのキャリア記事まとめ

新生児から高齢者まで全ての年齢層が対象となる整形外科領域。診療内容も多様で、患者数が極めて多いと言われる診療科です。今回は整形外科におけるキャリアの特徴と、整形外科医におすすめのキャリア記事をまとめました。

整形外科の業務内容

整形外科は、身体の芯になる骨・関節などの骨格系と、それを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる運動器の機能的改善を重要視して治療する外科です。主な診療対象は、背骨と骨盤といった身体の土台骨、四肢となります。背骨と脊髄を扱う「脊椎外科」、上肢を扱う「手の外科」と「肩関節外科」、下肢の「股関節外科」、「膝関節外科」と「足の外科」、スポーツによる怪我や障害を扱う「スポーツ医学」、「リウマチ外科」、腫瘍を扱う「骨・軟部腫瘍外科」、骨粗鬆症などを扱う「骨代謝外来」と多数の専門分野があります。

初期研修終了後のキャリアステップ

整形外科は、全身すべての関節、筋肉、四肢、脊椎、脊髄、末梢神経などの運動器が対象となり、新生児から高齢者まで幅広く患者を診るため、守備範囲がかなり広く、専門領域も多岐にわたります。整形外科医として研さんを深めていく専門研修(後期臨床研修)プログラムでは、整形外科疾患に適切に対応できる基本的な知識と、診断・治療技術を習得し、4年間の研修後に整形外科専門医取得を目標としています。

STEP1
<整形外科専門医への道>
・日本整形外科学会認定施設にて研修4年
・卒後、最短6年間で受験資格取得
*日本整形外科学会入会時には、推薦人が必要

STEP2
<subspecialty修得(旧専門医制度)>
・多発外傷領域、上肢関節領域、下肢関節領域、脊椎脊髄領域、マイクロ領域、リウマチ領域、リハビリ領域、骨・腫瘍領域など

STEP3
<第一線で活躍>
・外傷救急外科として活躍
・上肢関節外科として活躍
・下肢関節外科として活躍
・脊椎脊髄外科として活躍
*内視鏡技術認定医取得
・マイクロ手術領域で活躍
・リウマチ領域で活躍

STEP4
<第一線引退後>
・運動器リハビリテーション科医として勤務

≪リハビリテーション科とは≫
リハビリテーションは、神経系、運動器系、感覚器系などに障害をきたして生活上に支障が生じたときに、再び適した状態に戻れるように問題解決の支援をする総合的アプローチの総称です。脊髄損傷、骨関節疾患、関節リウマチ、切断などのリハビリテーションがあり、その大部分には整形外科治療が関係しています。

施設形態別の働き方

◇大学病院
教授をはじめ専門領域に通じた医師が勤務しています。複数の意見が診療に反映され、入念な診断、治療方針を得ることができます。

◇総合病院(大学病院以外)
教育という側面がそこまで強くないため、臨床に注力した働き方ができます。他の疾患も抱えた方の手術をする場合、他科のサポートを受けられる環境にあるので、リスク管理がしやすいメリットがあります。

◇整形外科病院
多様な疾患を持つ患者が多く集まるため、より専門特化した働き方だったり、症例数を集めたりすることができます。整形外科医としてスキルアップしたい医師にとって、適した環境の1つだといえます。一方、総合病院のように他科のサポートを受けられる環境ではないことが多いため、リスク管理には弱いデメリットがあります。

◇整形外科クリニック
ある程度の経験を積んだ整形外科医が1~2人体制で診療をしていることが多いです。外来を中心に診ることが多いため、手術に対応しているところは少ないようです。エリアにもよりますが、整形外科クリニックは好待遇の求人が多い傾向にあります。

整形外科医の将来性

整形外科医が医療機関にいることで、救急外来を取ることができたり、病床稼働率を上げたりすることができるので、医療機関の収益増加には欠かせない存在だといえます。また、日本は既に超高齢社会を迎えており、今後も65歳以上の高齢者が増加していく見込みです。高齢者が増えれば増えるほど、骨折や変形性膝関節症など運動器の疾患を抱える人も増えていきます。そのため、今後ますます、整形外科医のニーズが高まっていくといえます。

整形外科医のキャリア事例


学生時代からサーフィンに親しみ、千葉大学医学部卒業後は、整形外科医として研さんを積んできた稲田邦匡先生。2008年からサーフィンの医科学研究を開始し、2010年には、日本初の「サーフィン専門外来」を開設します。ライフワークのサーフィンをキャリアに活かしながら働く稲田先生に、サーフィン専門外来の立ち上げ秘話について伺いました。



卒後、整形外科の道に進み、スポーツ医学を学んだ二重作拓也先生。現在はリハビリテーション科を専門として活躍する一方で、「格闘家」としても活動されています。そんな二重作先生が立ち上げたのが、医学的なエビデンスをベースに、格闘技の真の強さを追求する「格闘技医学」。誕生の経緯から今後の展望まで、幅広くお話を伺いました。



いつまで外科医として第一線で働きつづけるか。外科系の医師であればいつかは考えるこのトピックを、医師たちはどのようにクリアにしているのでしょうか。術野の第一線を退いた後のキャリアステップとは――。転職市場の動向から解説します。



キャリアを歩む上で大きな決断と言える、「去り際」の決断を、医師はどのように判断しているのでしょうか。転職市場の様子や、医師へのアンケートを元に考察します。

<参考>
・公益社団法人 日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/index.html

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