医師の転職、埼玉県の年収相場や動向は?

関東地方の中央部に位置し、一都六県に接する埼玉県。人口は約729万人と全国5番手ながらも、10万人当たり医師数では全国47位。医師不足と言われて久しい状況であり、医療課題も少なくない。今回は、埼玉県の医療機関に転職を検討する医師が知っておきたいポイントを解説する。

【目次】

埼玉県の病院・クリニックの特徴

埼玉県の医療提供体制の特徴は、10万人あたりの医師数が非常に少ないこと。

埼玉県の医師数は1万2172人と全国9位となっているが、人口10万人あたりに換算すると160.1人(全国47位)であり、10万人あたりの医師数が全国で最も少ない地域となっている。10の医療圏があり、342施設の病院(全国6位)と4225施設のクリニック(全国7位)が位置している。10万人あたり病院数で換算すると4.7施設となっており、全国平均の6.8施設と比べると少ない。

埼玉県内で最も医療機関が多い西部医療圏にはおよそ16%の医療機関が集中。続いて川越比企医療圏、東部医療圏などと続く。北部医療圏、県央医療圏、利根医療圏、南西部医療圏などでは、人口10 万人当たりの医師数が埼玉県内で特に少なく、地域による医師の偏在が顕著に表れている。無医地区はないものの、それに近しい地域があるため、埼玉県の医療計画ではへき地医療の充実を図っていく予定である。また、2005年~2025年の間の高齢者の増加率が73.3%と全国1位であり、今後ますます医師の需要が高まることが予想される。

なお、埼玉県内で医学部を持つのは防衛医科大学校、埼玉医科大学の2校。日本医師会の『病院における必要医師数調査結果』(2015年)によると、埼玉県の医療機関のうち大学医局から派遣を受けている病院の割合は73.9%と、全国平均(75.5%)と比べるとやや低い結果となっている。

埼玉県の医師の待遇

エムスリーキャリアの過去転職者のデータによると、埼玉県に勤務している医師の平均年収は1,617万円。全国平均である1,496万円と比べて高い水準となっている。

埼玉県の医師にとっての暮らしやすさは?

埼玉県は西部の山地、東部の平地に二分されており、平地は全面積の3分の2を占めている。日本の首都である東京に隣接していることから、鉄道網や道路網が整備されており、東京外環自動車道や首都圏中央連絡自動車道といった幹線道路の整備も進められ、東日本の交通の要衝となっている。このような都心にも郊外にもアクセスしやすい発達した交通網を持つ都市の魅力、水と緑に恵まれた自然豊かな魅力を併せ持っている。

教育面においては、開智高校、県立浦和高校、栄東高校、秀明高校、大宮高校など、医学部進学者実績を持つ高校も豊富。公立、私立ともに進学実績も強く、教育体制は整っていると言える。

埼玉県の医療機関で働く医師の口コミ

  • とにかく医療過疎。(40代、精神科)
  • 患者とその家族の医療に対する理解が普通である印象をうける。(30代、循環器内科)
  • 人口が多く、ごみごみしている。ビル診療をしているためか。 (50代、循環器科)
  • 車がないと移動が困難になる地域もある。(60代、一般内科)
  • 住みやすい、ほどよい都会と田舎(40代、消化器内科)
  • コンパクトで住みやすい。(40代、糖尿病科)

埼玉県の医療機関で活躍する医師の事例

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【参考資料】

  • 2016年『医療施設(動態)調査・病院報告の概況』(厚生労働省)
  • 2016年『医師・歯科医師・薬剤師調査』(厚生労働省)
  • 2015年『病院における必要医師数調査結果』(日本医師会総合政策研究機構)
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