いつか来る医師の去り際…定年退職、セカンドキャリアをどう考える?

医師として、いつまで第一線で働き続けるか――。キャリアを歩む上で大きな決断と言える、「去り際」の決断を、医師はどのように判断しているのでしょうか。転職市場の様子や、医師へのアンケートを元に考察します。

【目次】

約7割の医師は75歳以前に「引退したい」

エムスリーキャリアが過去にエムスリー会員に取ったアンケートの結果は以下の通り。およそ7割の医師は75歳以前に医師を引退したいと考えていることが明らかになりました。

2017年5月13日~17日にかけてm3.com医師会員1427人を対象に実施
(参考記事:医師1427人が考える、理想の引退時期)

なお、定年退職制度は、法律上で定められているものではなく、法人によって規定はさまざま。特に医師の場合、勤務先が国公立か民間立かによって就業規則が大きく異なり、定年の内容も異なります。国公立の場合、公務員としての規定に準じることが多く、基本的に定年退職の年齢は65歳となっています。一方、民間病院で働いている場合は就業規則によって定年年齢が異なりますが、医師不足が叫ばれていることや、生涯現役で活躍する医師も多いことなどから、70歳以上で定年を設けていたり、そもそも定年退職という制度を設けていなかったりする医療機関もあります。

もちろん、定年退職の年齢に達したとしても、再雇用を申し出ることも可能。定年退職を機に常勤嘱託医、非常勤勤務となって働き続けるなど、負担を落として働く医師も少なくありません。
法律上でも、事業者は65歳までは再雇用の申し出に応じる義務があるとされています。一方で「定年後は心機一転、新しい環境で働きたい」「家族との時間をゆっくり過ごせる医療機関に転職したい」などの理由で、キャリアチェンジを検討する医師も一定数存在します。

定年後のキャリア、どんな選択肢がある?

医師がセカンドキャリアを考える時期は、医師として円熟期を迎える40代後半~50代前半頃。セカンドキャリアの目的を何に置くかによって、働き方にも影響があると言えるでしょう。例えば、「収入」を目的とした場合、生涯獲得年収を考慮すると定年まで勤めあげた後、非常勤やスポット勤務にシフトする働き方も1つ。「やりがい」を目的とした場合、給与にとらわれず、自分自身が充実感を覚える働き方を選べるのではないでしょうか。

定年後のキャリアとして多いのは、急性期で活躍していた医師がケアミックスや療養型の医療機関へと移り、当直やオンコールを減らしてQOLを充実させながら働くというスタイル。このほか、介護老人保健施設の施設長業務や健診施設での外来業務へと転向するケースも一般的です。

場合によっては、「定年前に退職」という選択肢も

大切なのは、医師としてのキャリアの終え方を定め、定期的にキャリアの棚卸しをすること。定年間際や定年後にセカンドキャリアを考え、それを実現させるために就職活動をはじめても、「時すでに遅し」で、希望する環境がなかなか見つからない可能性もあります。「なるべく長く働きたい」「◯歳になったら地域医療に軸足を置きたい」というように、実現させたいキャリアがあるのであれば、定年を迎えるまで現在の勤務先に在籍する必要がないケースも考えられます。その時になって後悔しないためにも、医師としてのキャリアプランをしっかり考えておくことで、自ずと納得ができる去り際を選べるのではないでしょうか。


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