仕事も育児もうまくいく!? 守っておきたい3カ条―女医のつれづれ手帖(12)

Yu(ゆう)

仕事も、育児も、家庭も全部大事。だからこそ、うまくこなしていきたい!と働くママを代表して声高に叫んでみます(笑)。とはいえ、現実は苦難の連続。限られた時間と体力をどのように使っていけば、仕事と育児を両立できるのか。わたし自身まだまだ手探り状態ではありますが、うまく両立させるためのコツをお伝えできればと思います。

時短、協力、職場理解なしには始まらない

今まさに、仕事と育児の両立中です。何はともあれ、保育園や託児所など子どもを預けられる施設が見つからないと仕事復帰自体できないわけですが、母親が中心になって子育てするのが当たり前という概念が、まだまだ抜けきれていない社会であることに少々疑問も残ります。とはいえ、そればかり言っていられないため、現状でできる限りのことをしていくほかないのです。
仕事と育児の両立で必須なのは、「時短」「(他者の)協力」「職場の理解」。それでいて、家事のクオリティをどこまで追求するか。ここが重要であると、現在切に思っています…!

まず、「時短」について。これは主に、家事に対してですね。家事がおろそかになっては、生活基盤が揺らぐことになるわけですから、適当なりにもコンスタントにこなしていかねばなりません。いかにコンパクトに、要領よくこなすかが勝負。わたしの場合、誰かに頼めそうな時は遠慮なく頼みます。子どもの離乳食は野菜を茹でて裏ごししたり、細かく切って柔らかくしてストックを作ったりもするのですが、働きながら毎食準備するのは、はっきり言って苦行。それに時間もかかります。ところが、市販のベビーフードならすぐ食べさせることができて、とっても便利!成分が気になるところですが、無添加の商品を選べば安心です。大人はというと白米と納豆だけ!なんて日もザラにありますが(笑)、最近は「料理キット」にお世話になっています。仕事で疲れ果てている上に、子どもを見ながらの料理は大変。既に具材が切られていて、材料がセットになっている料理キットはかなり重宝しています。これなら旦那にも、「冷蔵庫に○○キットがあるから作っておいて!」と頼みやすいし、わたし自身、すごーく気が楽になりました。
掃除は、気付いた時に気付いた人がやるルール。洗濯は週2~3回、洗濯機はもちろん乾燥機能付きを愛用!掃除道具に関しては、子どもが歩けるようになったら、ロボット掃除機を導入予定です(今はハイハイ期で、手当たり次第あるものを舐めるのでNG)。

次に、どれくらい「(他者の)協力」が得られるか。
まずは旦那さんの理解が一番ですが、お互い働いていれば、どうにもならない時も当然出てきます。わたしの場合は、実母と旦那、保育園時々病児保育のベビーシッターさんでどうにか回しています。基本的には育児と家事を旦那と分担し、子どもの急変などの緊急時には実母にもお願いする体制です。旦那も実母も都合がつかない時には、ベビーシッターさんの力も借りるようにしています。
子どもはとにかく、目が離せません。いくら仕事が休みでも、昼寝もおちおちできません。費用の問題もありますが、たとえば、一時保育に数時間預けて買い物に行くとか、仮眠を取るとか、自分の時間も大切にするのも良いと思います。サボりではなく、子どもに笑顔で接するための時間として大切にすべきです。自分が壊れてしまったら、元も子もないですから…。

そして、最も難易度が高いのが、「職場の理解」ではないでしょうか。いくら両立したくても、職場の理解が得られないと叶わないことが山ほどあります。
わたしは結婚前後にフリーランスとなったため、妊娠前から非常勤やスポット勤務がメインでした。厳密な規約も手当てもありませんでしたが、やはり妊娠してからは、勤務頻度や勤務エリアなどはかなり制限・考慮するようになりました。いったん仕事を引き受けたなら、いかなる事情があってもキャンセルはできないし、子どもに何か起こったら、お手上げ状態になる可能性があるからです。特に、麻酔科は終了時間が不安定。保育園のお迎えや子どもの生活リズムを考えると、なかなか難しいものがあります。

働くママは、甘えてなんかいない!

人によって考え方はさまざまですが、わたしは自分のキャリアのために子どもを振り回すことはせず、子どもを中心に仕事を調整して頑張っていきたいという思いがあります。だから今後も、状況に合わせてキャリアチェンジをしていくつもりです。その点では、医師という職業は選択肢も多く、調整がつきやすいのでありがたいと感じています。

既に仕事復帰をしているママ友の話を聞く限り、未だに、偏見や嫌がらせとも受け取れるような扱いをされることが時々あるようです。これは医師に特化したことではなく、働く全ての女性に起こりえることだと思います。働くママたちが急に休まざるを得ないのも、フルタイム勤務が困難なのも、決して甘えではないことを社会的に理解してほしいと思います。働くママが肩身の狭い思いをしてしまう組織、保育体制の弱さが今後改善されていくこと、もっと無理なく仕事と家庭の両立ができる社会になることを期待しています。

【著者プロフィール】
Yu(ゆう)
医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。
現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

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