結婚後、彼の家族とどう付き合うべき?!―女医のつれづれ手帖(5)

Yu(ゆう)

結婚すると、これまで何とも思っていなかったところに気を遣うようになります。そのうちの1つが、相手の家族や親戚との付き合い方。わたしは国際結婚をしたため、なかなか特殊かと思いますが、彼の家族と日頃どのようにコミュニケーションをとっているのか、事例をふまえて紹介したいと思います。

言葉が通じなくても、大丈夫

わたしの旦那は日本人ではないので、親族のほとんどが彼の母国にいます。ですから、日常で旦那の家族を意識することは滅多にありません。おまけに義母は日本語が全く通じず、わたしも日本語以外は話せない…。子供が産まれてから3カ月間ほど短期ビザで来日してくれていましたが(それが初対面)、ちょっとした挨拶とジェスチャー程度でしかコミュニケーションが取れませんでした。しかも、義母が来日している間に限って旦那の仕事が忙しく、結局義母とは2、3回しかお会いできず…。あっという間に短期ビザが切れ、日本を後にされました。慣れない国に突然来て多少お疲れだったとは思うのですが、にこにこして帰国されたので、おそらくわたしとわたしの家族に悪い印象は抱いてないはずです(笑)。

はたから見ると、親族間で言葉が通じないなんて大変、不便では?と思われるかもしれませんが、直接言葉が通じなくても、大事なことは旦那経由で伝わるし、それはそれで楽だなと感じました。また、わたしの両親も、行事や子供関連のイベント事などで旦那の両親にわざわざお伺いを立てなくていいので、「気が楽だわ」と言っています(笑)。このあたりは国際結婚のメリットかもしれません。

国際結婚で日本に住むと楽?!

旦那は4人姉弟の3番目で長男に当たります。もともと一番上のお姉さんが日本に来ていて、旦那はお姉さんを頼りに日本に来たそうです。お姉さんはもう母国に帰られましたが、現在は旦那の弟さんが日本に在住しており、某資格取得を目指して絶賛勉強中。弟さんの住まいはわたしたちの自宅から1時間以内で行けるので、時々一緒に食事をすることもあります。旦那の弟さんも旦那に似て口数は少ないですが、とても礼儀正しい努力家で、わたしたちの子供のことも、とても可愛がってくれています。

実はまだ、一度も会ったことがない家族も沢山います。結婚後、旦那の故郷にご挨拶に行く計画もあったのですが、なかなか旦那自身の仕事の都合が付かず、延び延びに。さすがにそろそろ行くか!と思っていた矢先に、わたしが妊娠。帰省のタイミングをすっかり逃して今に至ります。今後旦那の家族に会いに行くとすれば、子供が1歳過ぎて、わたしたち夫婦の仕事が落ち着いてからでしょうか。果たしていつになることやら…。旦那のお姉さんは旦那よりも日本語が堪能らしいので、早く会ってみたいんですけどね(笑)。

旦那はむしろ、わたしの両親に気遣ったりする機会が多くて大変かもしれません。万が一、旦那の家族との距離が近かったら、家事をろくにせず、育児も旦那と分担しているわたしを見て、「なんだこの嫁は!?」と思われていたかも(いや、実際思っているかも)しれません。お陰様で、程よい距離感で暮らしている今日この頃です(笑)。

子供が産まれてからは、旦那が子供を膝に乗せて、母国の家族とテレビ電話をして子供の成長を見せたりします。旦那の家族はみんな子供大好きなので、何言っているかは全く謎ですが、義父母や旦那の親戚みんなが子供を可愛がっていて楽しそうに会話しているのをいつも眺めています。今のところ、旦那の母国に移住する予定はないので、当分はこのような関係性で行くのではないでしょうか。わたしの話はあまり一般的ではないので参考になるのかわかりませんが、こんな形のところもあるのだなと感じていただければ幸いです。旦那のお国柄にもよりますが、国際結婚で日本に住むパターンでは、こんな雰囲気 (少なくとも我が家は)ですね(笑)。

考え方はそれぞれ ほどよい距離感を

日本人同士の結婚をした知り合いの中には、旦那さんの家族との折り合いで悩んでいる話もちらほら耳にします。いくら夫が、妻が働くことや妻の仕事に理解があっても、夫側の両親の考え方や思考次第では、苦労があると容易に想像ができます。

その一例として、とあるワーママの友人(医師ではない)は、どうしても定時に帰宅できないことが多く、学校が終わった子供を義父母宅で見てもらうこともしばしば。子供を預ける度に「そこまでして仕事を続けるのか。子供が可哀想。家庭に入りなさい」ということを言われるそうです。わたしだったら逆ギレしてしまいそうですが(笑)、彼女はとりあえず「はい、すみません。ご迷惑かけます」と返事をしてやり過ごしているそう。生きてきた時代もあるでしょうから、一概に全否定もできませんが、こちらも家庭と世の中のために頑張っているんです!と言いたくなります。

夫だけでなく、働く妻も、家庭を守る妻もそれぞれ評価され、家族や地域で支え合える時代が早く来てくれると嬉しいですね。

【著者プロフィール】
Yu(ゆう)
医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。
現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

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