結婚すると、何がどう変わるのか?!―女医のつれづれ手帖(6)

Yu(ゆう)

役所に婚姻届を提出して、はい終わり!といかないのが結婚というもの。2人で暮らすための準備以上に、結婚後の諸手続きがものすごく大変だったことを記憶しています…。国際結婚だったので楽な部分もあった反面、面倒な対応もありました。わたしの場合、結婚前後で働き方が変わったので、それについてもお伝えしたいと思います。

姓名が変わらないと、メリットも多い?!

「結婚後の手続き」といえば、名義変更などの役所関係。

役所は主に平日しか空いてないし(もう少し土日も開放してはくれないだろうか?)、その他にも、銀行、職場、免許証類…。あらゆる場所に出向いて書類を提出したり、電話を掛けたりしなければいけません。仕事の合間や貴重な休みを削って役所巡り…想像以上に労力を使います。もし、結婚と同時に引っ越しもしたなら尚更です。ただ、わたしは結婚しても夫婦別姓のまま。表向きとかではなく、戸籍もそのまま元々の姓です。なぜなら、旦那の母国のルールに乗っ取っているから。そのため、本籍の関わるような医師免許証、戸籍謄本などは確か手続きをした記憶はあるのですが(これだけでも十分面倒くさい)、名前が変わらなかったので、他の手続きは幸い特にありませんでした。

周囲への報告としては、まず職場。こちらも姓名が変わらないので、とりわけ手続き上は何もすることはありませんでした。その代わりに、旦那のビザ絡みの書類や手続きに追われていたという感じです。姓名が変わらないのはこういったメリットもある反面、「本当に結婚したのかな?」と若干寂しい気もしなくもなかったですが(笑)、医師の仕事をする上では、少しでもやるべき手続きが減ってとても助かったと思っています。

それから、親戚にも報告し、祖父母をはじめ、叔父や叔母からもお祝いを頂きました。親戚も高齢化していて遠出が難しく、仕事の日程調整なども重なると、なかなか直接顔見せして紹介する機会がないのが残念です。それでも、母方の実家には子供が生まれてから数回足を運ぶことができて、もはや祖父母はわたしたちの結婚よりも、ひ孫のことで頭がいっぱいという感じです。
そして、親しい友達にも一応報告(笑)。正直、どこまで直接報告するべきか悩ましい…。普段は「見る専門」で自ら記事をアップしてなかったSNSにさり気なく載せて、微妙な距離感の友人や知り合いにも拡散するようにしました。これが正解だったかは何とも言えません。おめでたいことも、不幸なことも、相手の近況が不明過ぎると報告しにくいものだなあ、と改めて勉強になったと思えた出来事の一つです。

ちなみに、わたしたちは結婚が急だったのと、旦那の親戚がほとんど日本にいないこともあって、結婚式はしませんでした。一番の理由は夫婦そろって結婚式に興味がなかったせいですけどね(笑)。それでも写真だけは残したので、将来子供が大きくなったとき、思い出話をすることができそうです。

結婚のタイミングで、働き方を見直してみると…

さて、続いて「結婚後の働き方の変化」についてです。

もちろん変わりました!結婚すると、相手が専業主夫でもしてくれない限り、独身時代に比べてなぜかやることが増えます。一体、何が増えたのか。食事の用意、二倍の量の洗濯物、これまでより早く溜まっていくゴミ…。ほかにも細かいことは多々ありますが、このように、外でも家でもフル活動しなければならなくなりました。それは旦那も同じだと思います。また、旦那の仕事も不規則でハードなため、旦那と出会うのとほぼ同時期に大学病院から当直やオンコールなしの病院に転職することを決意。結婚する頃には週4.5日常勤となりました。

しかし、麻酔科という特性上、必ずしも定時に帰れない場合もありますし、日によっては、夜中まで帰れないこともあり、それでは二人で落ち着いて会話する時間がないなぁと感じていました。そこで、子供ができることも想定し、さらに働き方を見直しました。たとえば、収入面、いざという時の休みやすさなどです。子供が産まれれば、その分保育費・教育費もかかります。常勤医として社会保険・雇用保険に加入していれば、確かに産休育休も取得することができて、安定はしているかもしれません。しかし、復帰後に、まだ幼い子供を保育園に通わせて、朝は確実に早く、帰りも遅いかもしれないとヒヤヒヤする毎日を想像すると厳しいだろうと思い、フリーランスに転向することを決めたのです。フリーランスになったらなったで、収入面は満足できても不安定さもあるし、妊娠後期から出産直後までは、体力的にも精神的にもしんどい部分もいろいろあることには違いありません。しかし、麻酔とは別のもう少しライトな仕事も並行できたり、仕事の量を調節したりしやすい点がわたしにとっては良かったと実感しています。

【著者プロフィール】
Yu(ゆう)
医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。
現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

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