お二人様の資産計画―女医のつれづれ手帖(8)

Yu(ゆう)

自由気ままだった独身生活。何があっても、自分のことは自分で解決するしかありませんでした。ところが、結婚して家族が増えるとそうもいきません。健康からお金、資産管理まで、パートナーと一緒に考えて、いざというときに備えておく必要があります。わたしの場合、結婚してから「備えていてよかった」と実感することがありました。今回は資産計画についてお伝えできればと思います。

ひとりから二人になって変わった、資産管理への意識

結婚して二人での生活が落ち着いてきた約半年後に、急な疾病と老後の心配を解消するために、生命保険を見直して、新しく加入しました。わたし自身は独身のときから既に貯蓄型のものに加入していたので、主に入院や5大疾病に適応できるものを選出。特に旦那は、常に怪我と隣り合わせの仕事をしており、いつ骨折・手術となってもおかしくないので、それに特化したものに契約することにしました。

わたしの周りだけかもしれませんが…医師は意外と保険にうとい印象があります。でも、いつ何が起こるかはわかりません。現にわたしも一人目の出産で緊急帝王切開になった上、お腹を開けたら奇形腫も見つかるし、極めつけは、「術後骨盤内膿瘍」で数週間の入院を余儀なくされました。わたしはフリーランスで育休がなかったので、生命保険には本当に助けられたのです。もちろん、旦那やわたしの家族の助けもありましたが、大きな負担を抱えずに乗り越えることができました。

そして、我が家最大の資産―それは家(マンション)。わたしは独身の頃から、なんとか税金を控除することはできないか?と考えていました。そんな折、住み慣れた地域に分譲マンションが建設されると知り、直感的に「これは買うしかない!」と思い立ち、他のマンションと見比べることもなく即決。こんなに大きな買い物をしたこともなかったですし、わからないことだらけでしたが、今はなんとか購入したマンションに無事引っ越して暮らしています。現在住宅ローンを契約するとローン控除が10年間あったり、ずっと賃貸料金を払い続けたりするよりも長い目でみてお得で、十分資産になり得ると思います。家族が増えたりした場合、今のマンションは貸すなり売るなりして、新居を建てるのも悪くないのかなとも考えています。まだまだ引っ越ししたばかりで、具体的なプランは何もありませんが(笑)。

あと、控除を考えるなら、ふるさと納税も気軽で良かったですね。お取り寄せ感覚で楽しめますし。子供ができてからは消極的になってしまいましたが、また数年後くらいに再開したいですね。

どんな形でも、納得できていることが重要

資産とはまた異なりますが、夫婦のお財布事情について。

我が家では、わたしが主に住宅関連のものと保険費用、旦那が主な養育費と光熱費、車、駐車場代を支払い、貯金は貯蓄型保険に納め、それぞれ生活費を出し合っています。旦那も職は違えど会社員ではなく、働き方はわたしと似ているので、毎月の収入が多少増減します。ですので、その月ごとに余裕のある方がカバーするなど、フレキシブルにするようにしていて、給与も正直に見せ合っています。わたしは父が働き、母が専業主婦という家庭で育ったので、共働きでのお金の管理方法を模範するものがありませんでした。何でもかんでも折半するのも大変ですし、二人とも働いてるのにどちらかだけが負担するのもおかしな話なので、なんとなく振り分けてそれぞれの支払い担当を決めました。試行錯誤して、結果的に今のような形に徐々におさまっていったという感じです。

お金のことは夫婦間の考え方によってさまざま。正解もないですし、どんな形でも本人たちが納得できているかがポイントなのだと思います。

【著者プロフィール】
Yu(ゆう)
医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。
現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

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