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年間約9,000台の救急車搬送台数!地方都市のメリットを活かした救急研修

プログラムもストレスも“フリー”な日本赤十字社和歌山医療センター

 西日本を中心に全国から初期・後期研修医が集まる日本赤十字社和歌山医療センター(和歌山市、873床)。年間約9,000台の救急車搬送台数を誇る高度救命救急センター、西日本最大級全22の手術室といった充実した環境だけではない、同センターの魅力に迫ります。

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学び・QOL・手当 三位一体の救急研修

 同センターを研修先に選んだ理由として研修医が声をそろえるのが、高度救命救急センターの存在。1~3次まで応需し、2014年度の救急搬送者数は33,000人以上。ただ、研修環境としての魅力は、救急の数に留まりません。田中直人先生(初期研修1年目)は、もう一歩踏み込んだ視点から同センターを選びました。

「ファーストタッチができるかどうかを重視しました。搬送時から主体的に対応してこそ、本当の意味でプライマリ・ケアを学べると思い、本センターに来ました」

 佐野公美先生(初期研修2年目)は、症例の質もポイントだと語ります。

「大都市は、病院同士の機能分化が進んでいる分、症例に偏りが出ますが、本センターの周辺には病院が少なく、満遍なく症例を診られます」

 “最後の砦”として多数の症例が集まる同センター。佐野先生はQOLの面で、うれしい誤算もあったと教えてくれました。

「他院で研修している医師仲間と話していて感じるのが、本センターのQOLの高さです。当直明けは必ず休める体制を取っていますから、現場で集中しやすく、メリハリのある生活を送っています」

 学びの多さとQOLの高さに加えて充実しているのが待遇面。所定の当直手当に加え、実動に応じて時間外勤務手当も別途支給されます。

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田中直人先生(初期研修1年目)
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佐野公美先生(初期研修2年目)
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終業後には研修医対象の勉強会や職員対象の講演会などが企画されています。

初期研修医30人の大病院なのに自由なプログラム

 大病院では固定化されがちな研修プログラム。同センターでは初期研修医が総勢30人もいるにもかかわらず、型にはめない自由さが魅力となっています。自由選択期間が8.5か月もあるほか、早くから大きな裁量を任されます。その意図について、研修プログラム責任者の筒井一成副院長が教えてくれました。

「一つはわたし自身が、『これを学べ』と押し付けるのが苦手なんです(笑)それに研修医には、自分にしかできないことを見つけ出して、周りから頼られる存在になって欲しい。そのためには現状に満足せず、 “将来なりたい医師像” を思い描いて頑張っていくことが欠かせません。理想の医師像を固めるための第一歩として、興味の趣くままさまざまな経験を積んでもらえればと思います」

 実際、吉岡尚子先生(初期研修1年目)にこれまで半年間の研修を思い返してもらったところ、喜々として語ってくれました。

「『ここまでやっていいの?』と思うような経験をさせてもらえています。今所属している外科は、配属後すぐに簡単な縫合をさせてもらえて、すごく面白いです」

 ”実践こそ最大の学び“を旨とした研修体制を組める背景には、指導医が約90名と多いこと、屋根瓦式で先輩研修医が後輩をサポートする体制が整っていることが挙げられます。

 自由な雰囲気の中で周囲のサポートを受けながら、着実に成長していく同センターの研修医。後輩のサポートも担う初期研修2年目の原田宜幸先生は、診療や手技を純粋に楽しんだ1年目とは違った形で学びを得ているといいます。

「教える立場になって、多くのことを学ばせてもらっています。責任感が増し、指導するためにより一層勉強もしますし、後輩の経験がわたしの経験値にもなっています。たとえば後輩が失敗すると、わたしは指導しながら『後輩はどうして失敗したのだろう』と分析して自分自身も学んでいくことができるのです。特に本センターは後輩が多いですから、こうした学びの機会も豊富です」

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筒井一成副院長
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吉岡尚子先生(初期研修1年目)
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原田宜幸先生(初期研修2年目)

後期研修もやりがいだらけ!「やらないとできない」から実践を

 地方都市の大病院であるため、幅広く症例を扱えるとともに、希少な疾患も経験でき、専門医取得もしやすい―。そんな同センターでは、初期研修後、そのまま後期研修に進む先生が少なくありません。

 糖尿病・内分泌内科部の南野寛人先生(後期研修1年目)もその一人。同センターに決めた理由は、教育熱心な指導医たちの存在だそうです。

「何事もやってみないとできるようにはなりません。本センターなら、後期研修1年目から外来を任せてもらえ、糖尿病の患者さんとのコミュニケーションの場数を踏むことが可能です。とはいえ座学も充実していて、たとえば部長の講義を週3回も受けられます」

 同センターで人気の高い消化器内科部では、南野先生と一緒に初期研修を受けた谷泰弘先生(後期研修1年目)が活躍中。豊富な検査数と、新しいことに次々と挑戦させてもらえる環境が魅力だと語ります。

「内視鏡検査経験数も後期研修開始後約半年で、既に400件以上。とにかく数多く経験できるのが楽しいですね。病院全体の検査件数が多い分、早め早めに経験させてくれる余裕があると感じます。入局したばかりの4月には大腸カメラを握らせてもらえました」

南野寛人先生(後期研修1年目)
南野寛人先生(後期研修1年目)
谷泰弘先生(後期研修1年目)
谷泰弘先生(後期研修1年目)

忙しくてもモチベーションは全く衰えない!

 今回取材に応じてくれた研修医の話しぶりで印象的だったのが、研修に充実感を覚えながらも疲れた表情を見せない点。若手同士の仲の良さもあってか、冒頭の田中先生は「身体は疲れるけど、不思議と精神的には疲れないんです」と表現していました。

 なぜそうなのかー。平岡眞寛院長の言葉からその理由が見えてきました。

「和歌山は地方都市な分、幅広い症例が集まり様々な経験を数多く積むことができます。そのような病院に興味がある学生は、学ぶ姿勢が純粋で潜在能力が非常に高い。ですから私達は、そういった皆さんの意欲に答えられる環境を作りたいと考えています。

 本センターは救急研修が有名ですが、今後は学術的な事にもより力をいれていく予定です。 初期研修中に興味をもった事を、優れた指導医のもとで思う存分突き詰めていく。そうすることで病院全体のレベルが上がり、安全で高度な医療を今まで以上に患者さんに提供できるようになると思うのです」

 院長から初期研修医まで、皆が現状にとどまらずチャレンジングだからモチベーションも高く維持される。常に成長を続ける同センターから今後も目が離せません。

平岡眞寛院長
平岡眞寛院長
メディカルトレーニングセンターを新設
病院隣の保育施設は24時間体制。研修中に育児が必要になっても安心です。

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