新たな刺激を求めて一宮西病院へ
愛知県内4位の人口を誇る一宮市。 鉄道網が発達しており、名古屋市のベッドタウンとしても知られるこの地で急性期から回復期医療を支えているのが、社会医療法人杏嶺会(総病床数1294床)。
今回取材した一宮西病院は、同グループの救急・急性期医療の要として2001年に創設、2009年に新築移転した比較的新しい病院。 一般急性期病棟からICU、手術室、専門診療科外来や救急外来に至るまで多岐にわたる医療を展開し、心臓外科手術、血管内治療、マイクロサージャリーをはじめとする高度専門医療にも進出しています。
こうした発展をけん引しているのが、現場の医師たち。 大学病院で後期研修を受け、専門医を取得したのち、新たな刺激を求めて同院に入職した寺村真範先生(13年目、循環器内科医長)は、循環器内科が24時間365日心臓救急を受入れる体制のもと、奮闘の日々を送っているそうです。

「目標は、“循環器と言えば一宮西病院”と言ってもらえるようになること。
入職を決めたのは、この病院でなら、自分でなければできない仕事ができると思ったから。 わたしが得意とするカテーテル治療も存分に活かせそうでしたし、 若いうちから、大学医局ではなかなかできないようなことにチャレンジできるのは魅力でした」 (寺村先生)
寺村先生と同様、専門医を取得し、医師として一通りの技術を修得した医師が、自分の力を発揮する場として一宮西病院を選ぶケースは多いそうです。 脳神経外科の伊藤圭佑先生(11年目)もその一人。
「仲間と一緒に組織を大きくしていける一宮西の環境に魅力を感じ、入職しました。 初期研修医のころから若手が活躍できる環境に惹かれていたので、元々刺激のある場が好きなのかもしれません。
各科が多方面にチャレンジをしているのが一宮西の特徴だと思います。
日々触発されますし、わたしが所属している脳神経外科でも対応症例数を地域で1位にしようと精進しています」
(伊藤先生)