茨城県は人口約290万人、多くの自然資源を誇り、年間を通して温暖で穏やかな気候に恵まれとても暮らしやすい県です。そんな本県では、より多くの医師の皆様にとって魅力があり、働く場所として選んでいただける県になるための施策に力を入れております。
この特設サイトでは、本県の医療の現状と、本県が力を入れて取り組む各種施策についてご紹介しています。
茨城県の医師数は令和2(2020)年12月31日現在(医師・歯科医師・薬剤師調査)で、5,838人となっており、人口10万人対203.6人と全国平均269.2人を大きく下回り、全国46位と低位の状況にあります。
県内の二次保健医療圏別では、つくば保健医療圏が407.8人と全国平均の269.2人を大きく上回る一方、鹿行保健医療圏、筑西・下妻保健医療圏、常陸太田・ひたちなか保健医療圏では全国平均の半分に満たないなど、医師の地域偏在もみられています。
また、女性医師の割合が年々増加傾向にあり、特に40歳未満における女性医師の割合は3割を超えているとともに、5割以上が女性医師の診療科もあります。
この状況を打破するため、茨城県では県内で従事する医師の確保と定着の促進及び医師の地域偏在の解消を掲げ、オールいばらきで課題解決に取り組んでいます。
女性医師の応援を通して医師全てが働きやすい環境の実現を目指しています。
かつては10%未満であった女性医師の割合は、若い世代においては30%を超えて推移しています。
茨城県医師会では茨城県からの委託を受けて女性医師の総合的な相談窓口を開設しています。医学生・研修医、女性医師のみならず男性医師からの相談を受け付けています。これから茨城県で働こうと考えている医師の皆様もぜひご活用ください。(ご利用に医師会加入の有無は問いません)
相談窓口と県内の市町村窓口が連携することにより、〝地域力で子育て・介護〟の茨城スタイル実現を目指します。妊娠・出産・育児・介護、これらの悩みは一人では解決できません。プライバシーに配慮しながら、丁寧に寄り添った支援を心がけています。
県内の医療機関・大学・県と連携し、女性医師と復職研修病院をつなぎます。就業・復職希望者へは現役女性医師アドバイザーが相談支援を行いながらマッチングをサポートしています。もちろん就業後のサポートも万全です。
茨城県では、医師・看護師等の離職防止及び定着促進を図るため、医療従事者の勤務環境改善に取り組む医療機関をサポートする「茨城県医療勤務環境改善支援センター」を開設し、医療機関の多様なニーズに対し専門的な支援を行っています。
皆さん一人ひとりの不安や希望は様々です。
仕事から日常生活まであらゆる場面で迷った時はまずご相談ください。
どこに(誰に)聞いたらよいかわからないといったことも、適切な場所に繋ぐことができます。
茨城県は、東京にほど近い「都市部」と自然に囲まれた「農村部」が共存する、多様な生活が選択できるエリアです。仕事もプライベートも含めた理想のライフスタイルを、茨城で見つけてみませんか。
温暖で穏やかな気候
太平洋沿岸部特有の温暖で穏やかな気候に恵まれ、年間を通して暮らしやすいのが茨城県の特徴です。南部にかけては関東平野が広がり、平地が多いこともあって冬でも雪が少なく、雪害の心配もほとんどありません。
ひろびろとした住環境
茨城県の1住宅あたりの敷地面積は、全国最大。(424.79㎡)全国平均の約1.6倍もの広さを誇ります。ひろびろとした住環境で、ゆとりある暮らしを送ることができます。
都心へのアクセスが充実
茨城県は東京へのアクセスも充実。秋葉原→つくば 45分、上野→水戸 70分 移住後も気軽に都心へ行くことができます。都会との二地域居住という選択にも最適です。
人口減少・超高齢化をはじめ、新たな感染症の世界的な拡大など、予測困難な「非連続の時代」を迎える中、この激動といえる時代に対応し、困難な課題に立ち向かっていくためには、新たな発想で失敗を恐れずに果敢に挑戦していくことで、自ら未来を切り拓いていかなければなりません。
このような状況を踏まえ、「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現に引き続き取り組んでいくため、令和4年度からの県政運営の基本方針となる第2次茨城県総合計画を策定しました。
人口減少・超高齢化社会を迎える中、ポストコロナをしっかりと見据え、県民一人ひとりが本県の輝く未来を信じ、「茨城に住みたい、住み続けたい」人が大いに増えるような、「活力があり、県民が日本一幸せな県」の実現に挑戦します。
茨城県は、平成28年4月に、「一人一人が輝く教育立県を目指して~子どもたちの自主性・自立性を育もう~」を基本テーマに「いばらき教育プラン」を策定し、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」のバランスの取れた子どもたちの育成を推進しています。
茨城県では、医師修学資金や県地域枠の卒業医師をはじめとする若手の医師の皆さんが県内の医療機関で充実した勤務を過ごしながら自分の希望に応じたキャリアアップが図れるよう、「茨城県地域医療支援センター」を2012年4月に設置しました。
茨城県地域医療支援センターでは、本県の医療に精通したベテラン医師であるキャリアコーディネーターとの面談や情報提供、各種相談などのキャリア形成支援をはじめ、地域医療のために必要な手技から最先端の高度医療まで、若手の内に学ぶべき知識や経験を取得できるよう、県内の医療機関、県医師会、筑波大学をはじめとした地域枠設置大学が一体となって、若手の医師の皆さんを支援しています。
■高校訪問(高校への医師派遣)
■大学説明会/自治・地域枠大学・修学資金制度等の説明
■医師修学資金の貸与
■地域医療医師修学資金の貸与
■海外対象医師修学研修資金の貸与
■医学部進学者向け教育ローン利子補給
■キャリア相談
■研修会
■臨床研修病院合同説明会
■個別面談(必須)
■サマーセミナー・スプリングセミナー(必修)
■修学生の集い(必修)
■新入生オリエンテーション(必須)
■キャリア形成に係る相談、支援等
■医師海外派遣事業(短期、中期・長期)
■シミュレーショントレーニング事業
■実力派講師による診療技術指導(教育回診)
■医療技術研修会
・JMECC講習会
・エコーハンズオントレーニング
・救急ライセンス研修
■個別面談(必須)
・キャリア形成支援
■修学生の集い・症例発表会(必修)
※その他、一般若手医師対象事業への参加も可能
茨城県は、県内の高校生が医学への興味や医療状況への
理解を深め、医学部進学者の増加と、
県内への医師の定着の促進を目指しています。