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現場の声を徹底重視!大病院とも中小病院とも一線を画す笹生病院

取材日:2017年11月20日(エムスリーキャリア編集部)

笹生病院KV

 平成元年(1989年)、笹生病院は兵庫県西宮市に5人の救急医を中心に立ち上げられました。競合ひしめく西宮市で病院開設に踏み切ったのは、「現場の意見がよく通り、変化に対応できる自由な病院をつくりたい」という思いからでした。急性期医療を主軸に、健診センターでの予防医療や回復期リハビリテーション病棟でのリハビリ治療、地域包括ケア病床での在宅復帰支援など、時代に即して機能を拡充させ、今では地域に欠かせない救急病院としてのポジションを確立しています。自由闊達な雰囲気はそのままに、今もなお成長し続ける同院。成長の先にある姿と求める医師像について話をうかがいました。

5人の若手救急医を中心に、病院設立に至ったわけ

 「大病院にいてはなかなか意見が通らない。こうなったら、自分たちで理想の病院をつくるしかない」。笹生病院が開院された1989年当時の思いを、副院長の安田之彦先生はこう振り返ります。当時、立上げメンバーの救急医たちは皆30代で、当時の西宮市の救急医療に問題意識を持ち、市内でドクターカーの運営に挑戦したり、理想の医療の在り方について議論を重ねたり、と真剣に医療と向き合ってきた有志たちでした。

副院長の安田之彦先生
副院長の安田之彦先生

「西宮市の医療が大きく変わっていく中で、従来通りのスタイルで救急を行っていてはいずれ限界が来ると、開院前から気の合う救急医同士で議論を重ねていました。大病院では高度医療ができるが身動きがとりづらい。一方小規模病院では身動きはとりやすいが高度医療が実現しにくい――。『それぞれの短所をうまく緩和し、長所だけを活かしていく環境が必要だ』というのが、当時の考えでした。

 目的を達成する為には、段階的に課題を解決していくのが一般的ですが、当時、総合病院における救急医の立場は強いものではなく、わたしたち若手医師の意見は通りにくい状況でした。『それならば』と考え抜いた末に、自分たちで病院を立ち上げようと決めたのです」(安田之彦副院長)

 しかし新たな病院の開設には、困難が立ちはだかりました。周辺の病院からは当初、「笹生病院に救急患者が流れてしまっては困る」といった声も上がるなど、順風とはいえない立ち上げでした。しかし開院後、救急患者を適切に振り分け、2次救急の担い手として周辺の医療機関との連携を強化していった結果、当院は地域の皆さんの信頼を得ることができました。さらに、1995年の阪神・淡路大震災では、兵庫県内の半分の医療機関が機能不全となり、地域が崩壊状態に陥った中で、1000人以上の患者様の対応にあたるなどの役割を果たすことが出来ました。

「目指したのは、時代の変化に対応できる病院。だからこそ、真摯に患者さんに向き合う。また一方で、スタッフが自発的に意見を交わせる『自由な雰囲気』を大切にする工夫を継続している。創立メンバーをあえて外し、各科の医師やコメディカルが病院のあり方を考えてもらう機会を設け、経営陣に対しても多面評価制度の実施等の施策を講じました。結果、アンギオグラフィーをはじめとした最新の医療機器の導入やICU・CCU(12床)の整備など、高度医療に対応するための体制が徐々に整っていきました。そして病院スタッフ全員が一丸となり努力をし、夜間・休日でも24時間MRI検査や緊急手術が可能な環境が構築されたんです」(安田之彦副院長)

 現在も循環器内科や脳神経外科を中心に患者数が増えており、医師の採用活動は積極的に展開中。西宮市という立地の良さはもちろんのこと、現場スタッフの意見が通りやすい環境や福利厚生の充実ぶりなど、創設以来力を入れてきたことが、転職希望医師からの人気を集め、増員を続けています。

医師の志向性に応じてキャリアアップを徹底支援

 ハード面の充実に加えて、当院が今進めているのが医師一人ひとりへのキャリアアップ・スキルアップ支援です。高度な救急症例にも対応するほか、患者層は高齢者が多く、科目をまたいだ複合的な疾患を診ることが多くなるため、日ごろから医師同士のコンサルトは活発に行われています。他科の手術や診療の見学・参加を希望する声にも応えており、専門外の疾患に関しても指導が受けられる体制を整えています。当院副院長の大井利彦医師は麻酔科標榜医から救急医となり、現在は内科で多角的な疾患に対応。当院で幅広い分野で活躍し、今日に至っています。そんな大井利彦副院長は当院での診療風景を次のように語ります。

副院長の大井利彦先生
副院長の大井利彦先生

「2次救急病院としてプライマリケア領域の横断的な知識が求められるのはもちろん、高度症例や感染症への対応など、専門性と幅広い臨床スキルとを求められるのが当院の特徴です。だからこそ、当院の医師が専門外の疾患への対応に迫られた時に、たじろがず安心して診療できるように、わたしは院内の“何でも屋”として、各科からのコンサルトに応じているんです。

 専門性を生かしながら、患者の要望に幅広く応じられる医師として活躍したいと考えていらっしゃる先生には、ぜひ当院に来ていただきたいですね」(大井利彦副院長)

 救急だけでなく予防医学や在宅復帰支援といった領域にも進出している笹生病院。ライフスタイルや志向性に合わせて法人内の健診センターなどに異動し、病棟管理なしの働き方を実現させることもできるそうです。また、希望すれば開業のノウハウを学べる制度もあり、これまでには4人の医師が開業。現在でも患者を紹介しあうなど、協同して西宮市の医療を支えています。キャリアという点からも、医師の意見を尊重する姿勢が同院では貫かれています。

スタッフのやる気を原動力に、変化に対応し続ける

 開院から30年弱。「現場の意見がよく通り、変化に対応できる自由な病院をつくる」という夢を形にしてきた月日を、院長の笹生幹夫先生は次のように振り返ります。

「設立当時から必要なことを一歩一歩着実に実践してきました。振り返ってみると多くのスタッフに恵まれたというのが実感です。おそらくそれは、わたしたちの取り組みを知って、医師をはじめ、多くのスタッフが当院で働こうと門戸をたたいてくれたからだと思います。毎年、年始の挨拶でその年ごとの重点取り組みを発表しているのですが、スタッフ一人ひとりが本気で耳を傾けてくれています。真摯に患者さんに向き合ってくれるスタッフの気持ちに応えるためにも、一人ひとりが自発的に働き、地域に貢献できる環境をこれからも整えていきたいです」(笹生幹夫院長)

 法人の規模が大きくなった分、医師の希望する働き方やキャリアビジョンに合った環境を提案している笹生病院。入職を検討している医師には、「将来どんなことを成し遂げたいのかを、まずは教えていただきたい」と笹生先生は話します。
 設立当時から地域の需要が大きく変わりつつある中、これからも変わらず一人ひとりのやる気を原動力に成長し続けようとする同院は、自らの手でキャリアを切り開こうとする医師の挑戦を待っています。