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精神科医療をもっと身近な存在に――。急成長を続けるゆうメンタルクリニックグループの挑戦

取材日:2018年3月12日(エムスリーキャリア編集部)

ゆうメンタルクリニックKV

 2008年の設立からわずか10年で、都内のターミナル駅近くに6クリニックを展開している、ゆうメンタルクリニックグループ(東京都台東区)。同グループが法人初となる上野院を開院した2008年には、精神疾患を有する総患者数が320万人を超え(厚生労働省「患者調査」)、2013年には医療計画の5疾病に精神疾患が加わるなど、患者ニーズは増大しました。そんな精神科医療の転換期真っただ中に、なぜ同グループは急成長を遂げることができたのか。同グループは何を目指しているのか。その実態に迫りました。

設立から10年、変わらないのは受診しやすさへのこだわり

 精神疾患が社会問題として認知されていく中で、同グループは徹底して受診しやすいクリニックづくりにこだわり続けてきました。そこには、かつて精神科病院に勤めていた理事長の安田雄一郎先生の強い思いがありました。

ゆうメンタルクリニック理事長・安田雄一郎先生
理事長・安田雄一郎先生

「わたしが勤務医時代の精神科医療は、診療内容や治療のプロセスが見えづらく、世間から閉鎖的なイメージを持たれていました。そのため、患者さんも来院するまでに時間がかかり、治療が遅れたことで重症化してしまった方が、病院内に滞留する光景が日常茶飯事でした。さらに、市中の病院・クリニックは数が少なくどこも予約を取れないため、もっと症状が軽いうちに治療を開始しようとしてもできない状況だったんです。

 だからこそ、患者さんたちがもっと気軽に、思い立った時すぐ受診できるクリニックを作れば、この状況を変えられるかもしれないと考えたことが始まりです」(理事長・安田雄一郎先生)

 そうした背景から、同グループが設立当初から一貫して注力してきたことは、患者が通院しやすい環境を作ること。初診の即日対応や最大7診制による待ち時間の大幅短縮、駅近くでの開院、土日・夜間診療を実施するなど、診療体制やハード面において独自のスタイルでクリニックを展開してきました。さらに、マンガやインターネットを利用して情報発信をしている同グループ。なぜこうした取り組みをするのか。患者さんがもつ精神科医療の不透明感や閉鎖的なイメージを払しょくするのに活かせるからだと安田理事長は語ります。

「患者さんが精神科医療の知識をもっと手軽に身につけられる状況を作らなければ、精神科医療のイメージを壊し身近な医療へと変えていくことはできません。マンガやインターネットには手軽さがありますので、多くの人に見てもらえるのではと考え活用しはじめました。わたしたちとしては、こうした情報発信は集患も意識していますが、患者さんが精神科医療に興味を持つきっかけになっているなら、たとえ通院につながらなかったとしても良いと思っています」(理事長・安田雄一郎先生)

倍増する患者に応えるための診療体制

 心理的・物理的に受診までのハードルを下げることで、早期治療に踏み出す患者を増やしていった同グループ。患者数は設立当初と比較すると約34倍に増加し、それに比例して運営するクリニック数も瞬く間に増えました。

 しかし患者数が増えると、待ち時間の増大やイレギュラーな事態などの問題も生じます。そこで同グループが何より先に取り組んだのは、業務マニュアルを整備することによるサービスの標準化でした。同グループの診療体制が気に入り非常勤から常勤に切り替えた高市幸彦先生は、クリニック内の体制について次のように話します。

ゆうメンタルクリニック高市幸彦先生
高市幸彦先生

「グループのクリニックにヘルプに回ることもありますが、いつどの医師が見ても分かるように電子カルテの入力方法はフォーマット化されています。数多くのスタッフが働くうえで、一定のサービスの質を保てているのはマニュアルがあればこそ。それだけではありません。業務の流れを統一する一方で、スタッフたちは患者さんから得た声をもとに、自らマニュアルを改善しています。実践的なマニュアルを確立しながらも、進化を続けるからこそ、多くの患者さんが来院されているのだと思います」(高市幸彦先生)

 さらに、医師が無理なく安定的に医療を提供できるようにするべく、医療秘書やスタッフによるサポート体制の構築にも注力してきた同グループ。2011年に入職し、現在育休中のK先生もそのサポート力に感銘を受けた一人。二児の母になってもなお、同グループで働き続けたいと意欲を見せます。

「診察では医療秘書が必ず1名付いて、電子カルテの入力や書類作成をサポートしてもらえます。おかげで診察中は患者さんに全意識を集中することができましたし、他の先生のヘルプで外来に入った時も、患者さんのことを秘書が全て教えてくれるので安心でした。

 現在は二度目の産休・育休を取得しているところです。それができているのも、法人本部のサポートがあればこそ。特に助かっているのは、勤怠にまつわる調整を総務が代行してくれることです。子どもが風邪をひいて急な休みが必要な時は、総務がヘルプの先生を探してくれますし、時短勤務中は交代の先生を就業時間前にスタンバイするように調整してもらえます。あらゆる面でサポートが徹底されていると思いますね」(K先生)

イマジネーションを働かせた治療で、患者の社会復帰を後押し

 患者へ早期治療を喚起し、増大する医療ニーズに効率の良い診療体制で応えてきた同グループ。患者数を順調に伸ばす中で、薬物療法や心理士によるカウンセリング、認知行動療法、栄養指導など、疾患の幅に合わせて治療方法を増やしてきました。長年、アメリカで研究に没頭してきたI先生は、幅広い症例に対し豊富な治療法でアプローチできることに魅力を感じ、入職を決めました。

「帰国後にいくつかの病院で勤務してきましたが、当グループほど診療がおもしろいところはありませんでした。以前は、慢性期の病棟で統合失調症の患者さんを多く診ていましたので、余計にそう感じるのでしょう。通院する患者さんは20代~30代がメインで、うつや神経症、適応障害に留まらず、めまいや吐き気、胃腸の調子が悪いといった不定愁訴など、症例は幅広いです。その分、根本原因は何かイマジネーションを働かせながら、最適な治療法を提案できますし、そうした提案が実際に若い患者さんの回復を早めていきます。若い方がこうして自信を取り戻していく姿に、やりがいを感じている先生は多いのではないでしょうか」(I先生)

「つらいとき、すぐに」受診できるしくみを日本中へ

 患者数も増え、在籍する医師も増え、診療の幅も増え、と順調に法人規模を拡大してきた同グループ。今では医師84名、心理士83名、スタッフ105名を擁する首都圏屈指のメンタルクリニックグループとしての地位を確立していますが、安田先生はまだ課題が残っていると話します。

「精神科医療へのイメージ払しょく以外にも、医療費削減のためには、精神科病院で長期入院させるのではなく、早期に社会復帰させていける状態を全国的に広めて行く必要があると考えています。だからこそ、誰もが通いやすいメンタルクリニックをもっと広範囲で展開しなければならないのですが、まだまだ立地の関係で通えない患者さんがたくさんいるのが現状です。実際に関西や九州から通院されている患者さんもいますし、遠方の患者さんからは『近くにクリニックを作って欲しい』という要望もいただいています。

 そうした方々に応えられる組織にしていくためには、先生方に当グループで院長になるでも、学んだ後に個人開業するのでも、あるいはフランチャイズ的に当グループの診療体制を真似てもらっても良いと思っています。精神科医療の閉鎖的なイメージを変え、日本の医療に少しでも貢献したいと考えている方であれば全力でバックアップします」(理事長・安田雄一郎先生)

ゆうメンタルクリニック高市幸彦先生
スタッフと談笑する安田先生

 精神科医療をもっと身近な医療に変える――。その思いを胸に、着々と理想を現実へと変えてきたゆうメンタルクリニックグループ。同グループはそんな精神科医療の新しい時代を築く価値観に共感してもらえる医師を募集中とのことです。同グループの抱く価値観に惹かれた方は、この挑戦に加わってみてはいかがでしょうか。