串間市民病院は1946年に開設されて以来、「やさしい医療」「高度な医療」「安全な医療」という理念のもと、地域に寄り添ってきました。
市内唯一の救急告示病院として地域の一次・二次救急を担い、地域医療完結型の医療を提供しております。

高齢化が進む宮崎県串間市において、当院は2023年の病床再編により、地域包括ケア病床を増床しました。地域医療の中核として、可能な限りの救急患者を受け入れる一方で、高度の医療を必要とする急性期患者については、宮崎県立日南病院や宮崎大学医学部附属病院等と緊密に連携しております。
また、その後回復期に入った患者様については積極的に受け入れ、患者様の在宅復帰支援を強化するなど、地域包括ケアシステムの構築に積極的に取り組んでおります。
さらに、へき地医療にも力を入れ、無医地区などで通院が困難な患者様には巡回診療や訪問診療・訪問看護を行い、市民が住み慣れた地域で生活を続けられるよう、包括的な支援体制の構築を支援しております。

このように宮崎県串間市の地域医療の中核を担う医療機関として、医師の働きやすい環境づくりにも積極的に取り組んでおります。
今後常勤医師を増員して体制を強化し、持続的な地域医療の提供を図ってまいります。