1. m3.com 病院クチコミナビトップ
  2. 埼玉石心会病院 医師募集サイト インタビュー
  • 埼玉石心会病院

脳神経、心臓血管、ER――
新病院で強化された“断らない”ための総合力

近藤竜史先生(脳血管内治療科)×入江忠信先生(循環器内科)×西紘一郎先生(救急科)

  • 近藤竜史先生(脳神経外科)×入江忠信先生(循環器内科)×西紘一郎先生(救急科)
近藤 竜史先生

近藤 竜史先生
専門:脳卒中

入江 忠信先生

入江 忠信先生
専門:不整脈

西 紘一郎先生

西 紘一郎先生
専門:救急一般

 2017年11月に新病院へ移転し、新たなスタートをきった埼玉石心会病院(埼玉県狭山市、450床)。移転に伴い、低侵襲脳神経センター、心臓血管センター、ER総合診療センターという3つのセンターが確立したことで、より強固な医療体制が生まれています。今回は各センターの中心を担っている3名の医師に、同院の魅力について語っていただきました。

変わらないのは「断らない医療」

近藤先生石心会の理念「断らない医療」はとてもシンプルで、断る理由を探す前に、まず受け入れてベストを尽くすという伝統がありますね。新病院になってもこの理念は受け継がれていると感じますが、皆さんはどう感じていらっしゃいますか。

入江先生私は循環器内科医として新病院移転後の2018年4月に入職しましたが、「断らない医療」という理念のもと、医師、コメディカルともに自ら考え、率先して動く人が多いことに驚きました。

西先生救急も入江先生がおっしゃっているような自律的なスタッフが多いですね。そのため349床だった旧病院の頃から既に7,000台の救急車を受け入れていましたが、今では8,000台を超える勢いです。新病院になったことで、より広い地域の救急に対応できるようになったことに加え、他院では受け入れが難しい方なども含めて多様な症例を受け入れられる体制が整ったと感じますし、本来の意味での「断らない医療」が実現できているのではないでしょうか。

入江先生そうですね。この実績を保てているのは、スタッフ一人ひとりの自律心はもちろんですが、トップクラスのスキルと連携力があってこそ、だとも感じています。これまで大学病院に10年ほどいましたが、そこに引けをとらないほどの知識や手技を持つ医師がこの病院には揃っています。私はカテーテル治療を専門とする循環器内科医ですが、症例によっては心臓血管外科医と「ハートチーム」を組むなど、外科と内科の連携もとてもスムーズです。

近藤先生外科と内科の連携のしやすさは、新病院設立とともに立ち上がった低侵襲脳神経センターでも強く感じているところでした。当センターはすべての脳血管疾患に対して開頭手術やカテーテル手術、神経内視鏡を中心とした治療を24時間365日体制で対応できるのが大きな特徴です。さらに外科医と内科医が両方の目で見ることによって、先ほど挙げた3つの治療を何通りにも組み合わせることができるため、患者さんには最適な治療を提供できます。本センターが立ち上がったことで、より「断らない医療」を体現できる素地が整ったのではないでしょうか。

西先生入江先生と近藤先生がおっしゃるように、科目を問わず医師同士の仲は良いですね。それは医局がひとつの部屋というのも大きいかもしれません。両隣や前後に座るのが違う科の先生なので、私も科の垣根を感じたことがほとんどありません。

入江先生確かにそうですね。当院は多様な先生が集まる中でも、それぞれの考え方を尊重し合っているのがいいところだと感じます。変な気を遣わずに実のあるディスカッションができるので、さまざまな考え方を素直に受け入れられる人なら、とても学び甲斐があるでしょう。

最先端の設備とチーム医療で、広がる可能性

西先生ER総合診療センターは新病院移転とともに人員体制も強化しました。そのため、これからは救命救急センターに該当するような、より重症度の高い患者さんを受け入れたり、福祉や自治体、消防などとも連携をとったりして、よりこの地の地域医療を担っていきたいと考えています。皆さんのセンターでは、具体的にどのようなことを目標にしていますか。

近藤先生低侵襲脳神経センターは「すべての脳血管疾患を低侵襲で治療することで、リハビリを経て全員を歩いて帰す」というのが究極のテーマです。現在は、くも膜下出血だと全体の2分の1、脳梗塞だと血栓回収療法を行ったうちの約半数の患者さんが歩いて帰れるまでになりました。最先端の設備のもと、これからも手術の技術力を高めつつ、脳神経の外科医や内科医、放射線科医などとのチーム力でゴールを目指していきたいですね。

入江先生心臓血管センターでは、新病院移転に伴い、カテーテル室をはじめとした設備や医師の体制がより充実しました。そのため、私が専門とする不整脈アブレーション件数は、2018年4月からの約6カ月間で、昨対比の3倍以上になるほどに成長しています。このペースで、他の症例も確実に実績を伸ばしていきたいですね。そのほか、心不全は心臓だけが原因の病気ではないことがわかってきたので、心臓血管センター内で睡眠時無呼吸外来を始めるなど多角的なアプローチに挑戦しています。このように総合病院というメリットを生かし、他科ともコラボレーションをしながら治療をしていけたらと考えています。

西先生皆さんに共通して「連携」や「コラボレーション」という言葉が出てきました。当院の医師の特徴に、周りとコミュニケーションをとって物事を進められることが挙げられそうですね。

近藤先生はい。それに加えて患者を治したいという情熱やへこたれないガッツを持ち、新しい治療法を一緒に探求する――そんな医師が当院らしい医師だと思います。

入江先生それと3センターに共通して言えることは、症例数が多いということです。その分チャンスが多くあるので、若手医師にも挑戦しがいがある環境なのではないでしょうか。医師とスタッフの連携やバックアップ体制も整っているので、経験を積みたい医師にはもってこいの病院だと思います。

  • 「実力ある医師に」新たな研修環境で強まる指導医の想い
  • 女性職員も居心地がいい病院にリニューアル

「実力ある医師に」
新たな研修環境で強まる指導医の想い

小川晃生先生(後期研修医/腎臓内科)×元志宏先生(研修プログラム責任者/腎臓内科)

  • 小川晃生先生(後期研修医/腎臓内科)×元志宏先生(研修プログラム責任者/腎臓内科)
元 志宏先生

元 志宏先生
専門:腎臓内科

小川 晃生先生

小川 晃生先生
専門:腎臓内科

 2017年11月に新築移転し、新たなスタートをきった埼玉石心会病院(埼玉県狭山市、450床)は、研修の場としての魅力が増しているようです。新病院ではセンター機能の確立や年間7000台超の救急車受け入れが実現しているほか、指導医の熱意も強まっています。大学医局での経験も活かして指導にあたる元先生と、その指導をマンツーマンで受けている後期研修医・小川先生に、同院の研修環境について伺いました。

普段は見守り、要所でアドバイスする“頼れる兄貴”

元先生小川先生は初期研修から当院で研修を受けていますね。

小川先生はい。父が県内で開業しているので、将来は受け継ぐつもりで当院の内科系を希望していました。腎臓内科が特に幅広く診られると感じたのと、本人を前にして気恥ずかしいですが、元先生の知識量や人柄に惹かれたのが大きいですね。マンツーマンで指導を受けていて、元先生は私にとって“頼れる兄貴”のような存在です。

元先生そう言ってもらえると嬉しいですね。頼れる存在と言っても、小川先生が自分で考えているときは見守って、軌道修正が必要そうなときにアドバイスする感じですよね。

小川先生そのアドバイスのタイミングや内容に救われています。医師3年目からは主治医として患者さんを任されて、やるべきことが増える中、自分から相談もしますけど、どうしても抜けている視点や行動が出てきます。そこを元先生がチラっと言ってくれる。そういう要所要所での指導というか、アドバイスに助けていただいています。言われたことをやっていると、自ずと力が身についている感覚があります。

何か相談したいことがあった場合も、病棟や透析室にいるタイミング、食事の時間などに気軽に聞くことができます。日々一緒にいることが多いので、いつでも応じてくださるのがありがたいです。身構えずに相談できるという意味では、他のスタッフの方も同じですね。当院の魅力の一つだと思います。

研修環境を最大限に活かすのも自分次第

元先生当院は大学病院に比べて、研修医の人数が少なく、研修医と接する機会の多さが良いところだと感じています。また、救急患者が多く、風邪や肺炎といった一般的な疾病を幅広く学ぶことができます。初期研修だけでなく、後期研修医になっても専門外を勉強する機会は大事だと思うので、そういった意味でも成長できる環境ではないでしょうか。もちろん、専門性の求められる症例も経験できます。腎臓内科だと慢性腎臓病や急性腎障害、透析患者の管理などですね。

なにより、当院は研修の制約が少ないので、やる気さえあれば色々と挑戦できます。逆に、大学ほど求められることが多いわけではないので、自分から動けるかどうか次第です。

小川先生おっしゃる通りだと思います。民間病院ですから、研修は義務ではないのですが、学会発表に参加させてもらえて、ありがたいです。元先生には発表内容のチェックもしていただけて勉強になっています。

ただ、やる気はあるつもりでも、人ですから一時的にモチベーションが下がるときはあります。そんなときは元先生にお尻を叩いていただいて…いつも気に掛けていただいてありがとうございます。

元先生学会発表に限らず、発表を通して学べることもありますからね。研修医の先生方には事あるごとに発表の機会を設けるようにしていますが、この経験は今後、医師として活きてくるはずです。

医師の実力差は“当たり前”をできるかどうか

小川先生元先生は、研修医にどんな医師になってもらいたいといったお考えはありますか。

元先生当たり前のことを当たり前にできる医師になってほしいと願っています。当たり前のこととは、患者さんのことをしっかり考え、アセスメントやプランが出来る、コメディカルと一緒にチーム医療を行えるといったことです。医師になりたての頃にどのように研修を受けたかによって、その後の医師の実力に差が出ます。

小川先生元先生のそうした想いは、日頃から先生の診療を拝見していて感じるところです。少しでも先生にキャッチアップしたい点です。せっかくの機会なので、私が今後どうするべきかを教えていただけないでしょうか。

元先生小川先生は、臨床では患者さんをよく見て話も聞いていて、すごく頑張ってくれていますね。引き続きいろいろな患者さんを担当して自分の経験値を増やし、余裕のあるときに論文を読み、臨床だけでなく知識も増やしていってほしいです。

それから、看護師やリハスタッフ、栄養士が患者さんにどのように指導しているかに興味をもってほしいです。たとえば腎臓の栄養指導では、医師はその人の最適なカロリーや塩分を指示するだけですが、栄養士はより具体的に患者さんに食事の指導を行っています。リハスタッフはどのようなことが出来れば患者さんが自宅に帰れるかなどを考え、リハビリを行っています。医師も患者さんが入院した時点で退院までだけでなく、退院後のことも考えるようになると、コメディカルがどのように患者さんと接しているかを知りたいと思うようになるはずです。

患者さんをいかに早く日常生活に戻すかは、医療において大事な考え方になっています。ですから、小川先生にもぜひそのような考え方を身に着け、行動してもらいたいですね。小川先生ならできると信じています。

小川先生耳の痛くなる話ですが、精進していきますのでよろしくお願いします。

  • 脳神経、心臓血管、ER――新病院で強化された“断らない”ための総合力
  • 女性職員も居心地がいい病院にリニューアル

女性職員も居心地がいい病院にリニューアル

田頭いとゑ先生(歯科)×上宮奈穂子先生(脳血管内治療科)×杉浦良子先生(乳腺・内分泌外科)

  • 小川晃生先生(後期研修医/腎臓内科)×元志宏先生(研修プログラム責任者/腎臓内科)
田頭 いとゑ先生

田頭 いとゑ先生
専門:歯科

上宮 奈穂子先生

上宮 奈穂子先生
専門:脳血管内治療

杉浦 良子先生

杉浦 良子先生
専門:乳腺・甲状腺

 2017年11月に新病院へ移転し、新たなスタートをきった埼玉石心会病院(埼玉県狭山市、450床)。新築移転では「職員が過ごしやすい」こともテーマのひとつに掲げられ、誰もが居心地のよい職場づくりに力を入れてきました。今回は新病院のハード面や、子育て中の支援体制、スタッフの雰囲気といったソフト面、両方の側面について、上宮先生、杉浦先生、田頭先生の3名にお話いただきました。

医局や職員食堂が、ほっと一息つける空間に

田頭先生上宮先生は新病院の設計段階から、現場目線での改善案をお伝えしていたと伺いました。具体的に、どのような経緯で関わることになったのでしょうか。

上宮先生私は新病院になると決まっていたタイミングで院長の石原先生にお声掛けいただき、大学病院からの転職を決意しました。その時院長がおっしゃっていて印象に残ったのが「看護師を筆頭に、病院職員の7割は女性。女性が過ごしやすい空間であることが病院そのものの働きやすさにもつながるのではないか」ということ。確かに職員が落ち着いて過ごせる空間であれば、心の余裕につながり、患者さんにも優しくなれるのではないかと感じ、設計時にいくつか提案をさせていただきました。この病院は、全体として、患者さんにとってだけでなく、働く私たちにとっても良い病院になるように、石原院長がこだわり、内装のデザインや色彩感・ライティングを工夫されています。女性が好む清潔感や温かみ、そしてオリーブやブーゲンビリアといった南仏等の、光の多い豊かな土地から受けるエネルギーを、いながらにして感じられるような色彩を院内の多くに配しています。

小川晃生先生(後期研修医/腎臓内科)×元志宏先生(研修プログラム責任者/腎臓内科) 色彩豊かな院内

杉浦先生整備の行き届いた環境で働けるのは嬉しいですよね。新病院は医局も工夫されていると感じます。

上宮先生そうですね。医局は医師にとって大切な場所なので、私も色々なアイディアを出しました。診察後にほっと一息ついたり、勉強したりするならば、ある程度のプライバシーが保たれたほうがいいと思ったので半個室風の間取りを考え、目が疲れない様に、間接照明を採用したのもポイントです。それとは別に医師同士のコミュニケーションがとれる場として、広々としたラウンジスペースや、気分転換が出来るリフレッシュテラスも作っていただきました。

細部まで工夫が凝らされた医局01 細部まで工夫が凝らされた医局

田頭先生私は山並みの景色が見えて、他の先生とコミュニケーションをとりながら食事ができる職員食堂が気に入っています。

上宮先生職員食堂は「プロヴァンス」という名前の通り、南フランスをイメージしています。落ち着いた色彩や統一感のあるインテリア、テラス席などを取り入れたので、遊び心がありますよね。

テラス席も取り入れた職員食堂 テラス席も取り入れた職員食堂
現場の声を受け入れてくれる環境

上宮先生ちなみに、ソフト面ではどのようなサポートを感じていらっしゃいますか。

田頭先生私は大学医局の派遣を経て常勤医になりましたが、派遣時代から変わらずどの先生も相談しやすい病院だと感じています。歯科医は歯科の処置だけでなく入れ歯や嚥下などにもかかわるので、各患者さんの主治医、栄養士、言語聴覚士などとも協力しているのですが、お願いするとさっと動いてくださる人ばかりです。乳腺・内分泌外科はいかがでしょうか。

杉浦先生当科では『乳がん・甲状腺がん』などがんを主に診療しています。がん診療は患者さんの人生に寄り添うものなので、多職種からなる『チーム医療』がとても大切です。メディカルスタッフは皆、高いプロフェッショナル意識のもと、病院の基本理念である『患者主体の医療』を最大限実行する、というスタンスで働いており、非常に活気があります。医師同士も、お互いの立場を尊重しつつ、自由に発言できる雰囲気がありますね。

上宮先生他の診療科やスタッフとの垣根が低いのは、私も強く感じています。医局の席を決める際に、診療科を分散させた席次にした上で、『あみだくじ』で決めていただいたのも、功を奏しているのかもしれません。

杉浦先生スタッフ間の垣根が低く、コミュニケーションが取りやすいのは非常にありがたいですね。私は2児の母親でもあるのですが、上司や同僚、後輩の方々の理解と配慮のおかげで、現在の仕事環境は非常にワークライフバランスが取れていると感じています。時間的制約がある中で、責任を伴う仕事も任せていただいているな、と。外科医は一人では仕事はできないので、周りの方々のサポートのおかげで充実した仕事ができていると強く感じています。ここまではできるけど、ここからは申し訳ないけれど無理です、という自らの意思表示を受け入れてくれる環境なのではないでしょうか。

田頭先生ある程度、自分の裁量に任せてくれる雰囲気はありますね。私も3歳の子どもがいるので8時30分~17時での勤務ですが、個人の意見に真摯に耳を傾けてくださる上司の存在もあって、しっかりと定時で帰ることができています。これほどサポートいただいているからには、こちらも主治医に言われる前に回診するなど、できる最大限のことをやっていこうと思います。

杉浦先生そうですね。新病院になってからは、医療設備や機器に関しても現場の意見を汲んでいただき、更に充実した印象があります。こうした環境のもと、自分自身も、さらなる向上心を常に心がけ、この病院が地域の患者さんの受け皿となれるよう尽力していきたいです。

上宮先生ハードとソフトの両面のサポートがあって、臨床に没頭できるのはありがたいですよね。周りからのサポートがしっかりしているので、自分のやりたいことが明確な先生であればどんどん経験が積める環境だと思います。私もそのバックアップや後進の育成など、積極的に頑張っていきたいと思っています。

  • 脳神経、心臓血管、ER――新病院で強化された“断らない”ための総合力
  • 「実力ある医師に」新たな研修環境で強まる指導医の想い