一般内科の医師転職事情
一般内科の転職についてよくある質問
一般内科で年収を上げたい場合、どのような求人がお薦めですか。
募集科目は一般内科に限りませんが、例えば近年ですと、訪問診療の求人は提示年収が高めに設定されていることが多いです。患者数に対して訪問診療に従事する医師数は少なく、需要が高いことや、訪問診療や往診に対する診療報酬が高めに設定されていることから、高水準の給与で医師を募集する医療機関が多くみられます。 診療方針や勤務体制は施設によってさまざまなので、しっかりご確認いただくことをお勧めします。
救急対応を免除したいのですが、可能でしょうか。
救急対応免除の求人もございます。求人票に記載がない場合でも、医師転職支援サービスをご利用の場合は、コンサルタントが施設と勤務内容を交渉することも可能です。ご希望に合う求人が見つからない場合もまずはご相談ください。
転職支援コンサルタントから紹介された求人には、必ず応募しなければならないのでしょうか。
そのようなことはございませんので、安心してご利用ください。コンサルタントが紹介させていただく求人の中から、先生のご希望やご関心に添った求人をお選びいただけます。コンサルタントが応募や入職を強要することもございません。
一般内科の求人のポイント
一般内科は、地域を問わず、総合病院、精神科病院、クリニック、訪問診療、介護施設、健康診断、など働く場所が幅広く、求人が豊富な診療科の一つです。施設やポジションによって、業務内容や求められるスキル、働き方もさまざまなので、どの求人に応募するべきか迷うかもしれません。転職活動の際は、年収やスキル向上、ワークライフバランス、勤務地などご自身が優先する項目をしっかり整理することが重要です。最初は幅広い条件で求人を探し、優先項目に合わせて条件を段階的に絞っていくといいでしょう。転職支援サービスを利用される場合は、コンサルタントにしっかり希望条件やキャリアプランを伝えましょう。希望に合った求人の情報を得るためにも、少なくとも1回はコンサルタントとの面談の機会を取っていただくことをお勧めしています。 また、当直がなく、アクセスがいい場所にあるクリニックなど、人気の求人は競争率が高く、応募のタイミングが重要になります。「いい求人があれば転職を検討したい」と考えている方も、早めの転職支援サービスへの登録をお勧めいたします。
一般内科の転職動向・年収事情
厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」(2010年)によると、一般内科の現員医師の数は診療科の中で最も多い2万7,555.6人。必要医師数も最多の3,976.0人で、2番目に多い整形外科の1963.2人を大きく上回っています。必要医師数を踏まえた倍率は1.14倍です。2015年度~2019年度にエムスリーキャリアからの紹介で入職が決まった一般内科・常勤医師の場合、年収平均は1,600万円前後となっています。 一般内科の医師の転職活動において、評価されるポイントは、施設や求人によってさまざまですが、サブスペシャリティの分野や訪問診療の経験は評価が上がる可能性があります。また、外科医から内科医にキャリアチェンジして慢性期病院などで働く場合は、CVポートや気管切開などの外科的処置ができることが評価ポイントになるかもしれません。一般内科医として幅広く診療してきたことをアピールしたいなら、医師数が少なく、一人の医師が幅広い役割を担うことが期待される施設の方が評価されることもあります。転職時の大幅な年収アップの実現が難しそうな場合は、長く働くことを前提に、年次昇給制度があり、退職金制度などの福利厚生が充実している施設を選ぶのもお勧めです。