北海道の医師転職事情
北海道の転職についてよくある質問
北海道の医師求人は高額年収のイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
北海道内でもエリアによって給与の水準は異なります。都市部から離れたエリアほど、高額の年収を提示する求人が多く、住宅手当や赴任手当なども手厚くなる傾向にあります。一方で札幌市などの都市部は、ほかの都道府県の都市部の給与水準と同程度だと考えていいでしょう。
入職したいどれくらい前から転職活動を始めればいいのでしょうか。
一般的には医師の転職活動期間は3~6か月程度と言われていますが、内定までの時間は状況やタイミングによって異なります。転職したい時期が決まっている場合は、一般的な期間にこだわらずに、早めに転職活動を始めることをお勧めします。
転職支援コンサルタントから紹介された求人には、必ず応募しなければならないのでしょうか。
そのようなことはございませんので、安心してご利用ください。コンサルタントが紹介させていただく求人の中から、先生のご希望やご関心に添った求人をお選びいただけます。コンサルタントが応募や入職を強要することもございません。
北海道の転職環境
医療機関と医療行政の特徴
北海道は、面積が広大で多雪・寒冷という土地柄もあり、病院数は555施設(一般486病院、精神69病院)と、東京に次いで2番目に多くなっています。人口10万人あたりの病院数も全国平均の6.6施設に対し、10.5施設と大きく上回っています。一方、クリニック数は3,392施設(うち有床は417クリニックで全国2位)、人口10万人あたり64.2施設(全国43位、全国平均は80.8施設)であり、病院に比べてクリニックが少ないこと、有床クリニックが多いことが特徴です。 医師数は年々増加傾向にあり、2018年は1万3,425人で、このうち1万2,848人が医療機関に勤務しています。人口10万人あたり医師数は243.1人で、全国平均(246.7人)並みです。また、医師の平均年齢は51.1歳(全国平均49.9歳)、女性医師の割合は16.0%(同21.9%)で、どちらも上昇傾向にあります。 二次医療圏は21のエリアに分かれていますが、このうち、人口10万人あたりの医師数が全国平均を上回っているのは上川中部、札幌の2エリアのみ。北渡島檜山、南檜山、宗谷、日高、根室という5つのエリアでは全道平均の50%を下回っています。 2025年における必要病床数は7万3,190床で、病床機能別には高度急性期が7,350床、急性期が2万1,926床、回復期が2万431床、慢性期が2万3,483床です。 (2018年医療施設(動態)調査、2018年医師・歯科医師・薬剤師統計、北海道医療計画、北海道医師確保計画)
年収相場
北海道の医師の年収相場は、約1800万円です。
※エムスリーキャリアエージェントを利用して入職した医師の平均年収
北海道の医療機関が医師を募集する理由

北海道の医療機関が医師を募集する理由として最も多いのは、患者数が多いことによる現員医師の負担軽減で、全国平均よりも高い割合の29.5%を占めます。2番目が、退職医師の補充で17.3%。次に、日直・宿直が多いことによる現員医師の負担軽減(14.6%)、救急医療への対応(11.1%)が続きます。 (厚生労働省:2010年 病院等における必要医師数実態調査)