兵庫県の医師転職事情
兵庫県の転職についてよくある質問
専門医資格を取得できる医療機関への転職を考えています。大学医局の関連病院以外で、紹介できる求人はありますか。
専門医資格を取得できる医療機関の中には、大学医局人事だけでは十分な人員確保が難しいため、大学外部からも採用している医療機関・診療科がございます。お住いの地域だけでなく、近隣府県までエリアを広げていただくと、ご希望条件に近い求人が見つけやすくなるかと存じます。キャリアプランやご希望条件なども含めて、ぜひコンサルタントにご相談ください。
転職により、業務負担を軽減しながら、年収を維持・アップすることはできますか。
ご勤務条件やエリアなどによっては、実現できます。ご希望に一致する求人が見つからない場合は、最初は条件を広めに設定して、優先順位を整理されながらご検討されることをお勧めいたします。特にエリアは、お住いの地域だけでなく、隣接する府県などもご検討いただくとご希望に近い求人が見つけやすくなるかと存じます。
転職支援コンサルタントから紹介された求人には、必ず応募しなければならないのでしょうか。
そのようなことはございませんので、安心してご利用ください。コンサルタントが紹介させていただく求人の中から、先生のご希望やご関心に添った求人をお選びいただけます。コンサルタントが応募や入職を強要することもございません。
兵庫県の転職環境
医療機関と医療行政の特徴
兵庫県の病院数は353施設(一般病院321施設、精神科病院32施設)、クリニック数は5,071施設(うち有床は203施設)で、どちらも全国5位です。これらの約6割が神戸・阪神圏域に集中しています。 医療施設に従事する医師数は2004年から増加し、2018年時点で1万3,829人です。県の医師偏在指標は244.4で全国平均(239.8)を上回り、全国17位です。8つの二次医療圏(神戸、阪神、東播磨、北播磨、播磨姫路、但馬、丹波、淡路)のうち、神戸(304.0)、阪神(258.1)、東播磨(207.1)は「医師多数区域」に該当します。「医師少数区域」に当たる二次医療圏はありませんが、最大値の神戸と最小値の北播磨(191.6)は約1.68倍の開きがあり、医師の地域偏在が課題になっています。 県内で相対的に医師が不足している北播磨、播磨姫路、但馬、丹波、淡路は「医師確保対策重点推進圏域」に指定されています。医師確保計画が終了する2023年までに164人の医師確保を目標とし、入院から在宅医療まで圏域内で完結できる医療提供体制を構築しようとしています。 なお、2025年の推計必要病床数は5万2455床で、病床機能別割合は高度急性期11%、急性期35%、回復期32%、慢性期22%です。 (2018年医療施設(動態)調査、兵庫県保健医療計画、兵庫県医師確保計画)
年収相場
兵庫県の医師の年収相場は、約1500万円です。
※エムスリーキャリアエージェントを利用して入職した医師の平均年収
兵庫県の医療機関が医師を募集する理由

兵庫県の医療機関が医師を募集する理由で最も多いのは、患者数が多いことによる現員医師の負担軽減で22.4%です。次に多いのが退職医師の補充で、全国平均より高い18.3%。3番目に、日直・宿直が多いことによる現員医師の負担軽減(13.9%)が続きます。救急医療への対応は16.1%で、全国平均よりも高い割合となっています。 (厚生労働省:2010年 病院等における必要医師数実態調査)