長野県の医師転職事情
長野県の転職についてよくある質問
これまでは都市部で働いていましたが、地元に帰ることを考えています。Uターン転職の需要はありますか。
都市部から離れた地域の病院は、医師が確保できず困っていることも珍しくありません。特に地元にゆかりのある先生は、医療機関から「長く働いていただきたい」と歓迎されやすい傾向があります。現在は求人が出ていなくても、実はニーズがあるという場合もございますので、ぜひコンサルタントにご相談ください。
転職により、業務負担を軽減しながら、年収を維持・アップすることはできますか。
ご勤務条件やエリアなどによっては、実現できる場合もあります。ご希望に一致する求人が見つからない場合は、最初は条件を広めに設定して、優先順位を整理しながらご検討されることをお勧めいたします。特にエリアは、お住いの地域だけでなく、近隣県などもご検討いただくと、ご希望に近い求人が見つけやすくなるかと存じます。
入職したいどれくらい前から転職活動を始めればいいのでしょうか。
一般的には医師の転職活動期間は3~6か月程度と言われていますが、内定までの時間は状況やタイミングによって異なります。転職したい時期が決まっている場合は、一般的な期間にこだわらずに、早めに転職活動を始めることをお勧めします。
長野県の転職環境
医療機関と医療行政の特徴
長野県では、大学病院など全県を対象とする医療機関が複数ある佐久、松本医療圏へ、周辺の医療圏から高度急性期・急性期の入院患者が流入しています。また、回復期や慢性期の患者は、上小医療圏で受け入れている傾向があります。 医療機関全体の数は、病院が128病院(一般113病院、精神科15病院)で全国24位。クリニックは1,574施設(うち有床は71クリニック)で全国18位です。しかし、人口10万人あたりの施設数をみると、病院は全国31位(6.2施設)、クリニックは全国31位(76.3施設)といずれも全国平均以下です。 2018年の医療施設従事医師数は4,809人で、2002年と比較すると1.28倍に増加しています。人口10万人当たりの医師数は233.1人(全国31位)で、全国平均(246.7人)を下回っています。二次保健医療圏別に医師の偏在が顕在化しているほか、50歳以上の医療施設従事医師が全体の約半数を占め、4人に1人が60歳以上となるなど高齢化が進んでいます。 二次保健医療圏は佐久、上小、諏訪、上伊那、飯伊、木曽、松本、大北、長野、北信の10エリアで設定されています。2025年の推計必要病床数は1万6,839床で、病床機能別割合は、高度急性期11.3%、急性期38.9%、回復期30.4%、慢性期19.4%です。 (2018年医療施設(動態)調査、長野県保健医療計画、長野県医師確保計画)
年収相場
長野県の医師の年収相場は、約1600万円です。
※エムスリーキャリアエージェントを利用して入職した医師の平均年収
長野県の医療機関が医師を募集する理由
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長野県の医療機関が医師を募集する理由として最も多いのは、患者数が多いことによる現員医師の負担軽減で、30.3%を占めています。2番目は退職医師の補充で20.7%。ともに全国平均より高い割合です。3番目は、日直・宿直が多いことによる現員医師の負担軽減で13.3%となっています。 (厚生労働省:2010年 病院等における必要医師数実態調査)