大阪府の医師転職事情
大阪府の転職についてよくある質問
専門医資格を取得できる医療機関への転職を考えています。大学医局の関連病院以外で、紹介できる求人はありますか。
専門医資格を取得できる医療機関の中には、大学医局人事だけでは十分な人員確保が難しいため、大学外部からも採用している医療機関・診療科がございます。お住いの地域だけでなく、近隣府県までエリアを広げていただくと、ご希望条件に近い求人が見つけやすくなるかと存じます。キャリアプランやご希望条件なども含めて、ぜひコンサルタントにご相談ください。
転職により、業務負担を軽減しながら、年収を維持・アップすることはできますか。
ご勤務条件やエリアなどによっては、実現できます。ご希望に一致する求人が見つからない場合は、最初は条件を広めに設定して、優先順位を整理されながらご検討されることをお勧めいたします。勤務条件や年収などは、コンサルタントが先生に代わり、医療機関と交渉することも可能です。
仕事が忙しく、転職活動に十分な時間を取れないのですが大丈夫でしょうか。
転職活動で最も時間がかかりやすいのが求人の情報収集ですが、転職支援サービスを利用されますと、コンサルタントが先生の希望条件に合う求人をピックアップいたします。また、複数の求人に応募される場合も、コンサルタントが面接の日程調整を行いますので、効率よく選考を進めることができます。
大阪府の転職環境
医療機関と医療行政の特徴
大阪府の病院数は517施設(一般病院478施設、精神科病院39施設)で全国3位、クリニック数は8,481施設(うち有床は229施設)で全国2位です。府内の大学病院は5施設、その他の特定機能病院が2施設あり、高度・先進医療の供給体制を整えています。 2018年時点の府内の届出医師数は2万5,552人で、2016年に比べ2.1%の増加でした。勤務医の女性医師割合は23.1%で、全国(21.9%)を上回っています。大阪府の医師偏在指標は275.2(全国6位)で「医師多数区域」に該当し、8つの二次医療圏(豊能、三島、北河内、中河内、南河内、堺市、泉州、大阪市)のいずれも「医師少数地域」はありません。ただし、地域によっては診療科による医師偏在があります。特に、産科 、小児科、救急科、精神科、内科(感染症)および総合診療科、公衆衛生が医師不足または政策的に医師確保が必要となっています。 今後の医療需要は、2017年を100とすると、2023年および2036年に向けて大阪府全体で10%の増加が見込まれています。府が独自に推計した「2036年に必要となる医師数」は2万6,454人で、「現在医師数」(2018年,医師の年齢や超過勤務時間などを補正して算出)の2万3,133人を大きく上回っています。 (2018年医療施設(動態)調査、大阪府医療計画、大阪府医師確保計画)
年収相場
大阪府の医師の年収相場は、約1600万円です。
※エムスリーキャリアエージェントを利用して入職した医師の平均年収
大阪府の医療機関が医師を募集する理由

大阪府の医療機関が医師を募集する理由で最も多いのは、患者数が多いことによる現員医師の負担軽減で28.8%です。次が退職医師の補充で19.7%。いずれも全国平均より高い割合となっています。3番目は、日直・宿直が多いことによる現員医師の負担軽減で、14.8%です。救急医療への対応は16.1%で、全国平均よりも高い割合となっています。 (厚生労働省:2010年 病院等における必要医師数実態調査)