東京都の医師転職事情
東京都の転職についてよくある質問
大学医局の関連病院以外に、紹介できる求人はありますか。
東京都内には、大学医局の関連病院以外にも多くの医療機関がございますので求人数は多いです。ただ、東京の場合は医師数も多いため、競争率は高くなります。転職支援サービスをご利用の場合は、コンサルタントが先生のご希望条件やキャリアプランを踏まえ、転職活動をサポートさせていただきますので、ぜひご相談ください。
自分の希望に合う求人がなかなか見つかりません。
東京は医師が集まる人気のエリアですので、年収や勤務内容などの希望条件を叶えることが難しい場合があります。まずは、勤務地の条件を近隣県まで広げてみてはいかがでしょうか。通勤圏内でも、ご希望に合う求人数が増える可能性があります。
自由診療の求人も紹介してもらえますか。
もちろんです。ただ、近年、美容業界をはじめとして自由診療への応募者が自己応募も含めて増えており、競争率が高まっています。自由診療を希望する理由や、そのほかの条件などをコンサルタントにご相談いただければ、先生にお薦めの求人をご紹介させていただきます。
東京都の転職環境
医療機関と医療行政の特徴
東京都には、高度医療・先進的な医療を提供する大学病院や特定機能病院が集まっており、都内外に関わらず、全国から多くの患者を受け入れています。医療機関全体の数としては、647病院(一般598病院、精神科49病院)、1万3,429クリニック(うち有床は349クリニック)あり、ともに全国最多です。人口10万人あたりの施設数をみると、病院は全国43位(4.7)と少ない一方で、クリニックは全国5位(97.2)と多いのが特徴です。民間病院の割合は全国値(81.1%)よりも10ポイント近く高い、90.6%となっています。 医師数は全国最多で、増加傾向が続いています。2016年は4万4136人で、このうち、4万1445人が医療機関に勤務しています。また女性医師の割合は全国平均(21.1%)よりも高い29.2%で、特に、若い世代の女性の割合が高くなっています。 二次保健医療圏は、区中央部、区南部、部南西区、部西区、部北西区、部北東区、部東区、西多摩、摩多南、部西摩多北、部南摩多北、部北摩多北、島しょの13のエリアに設定されています。2025年の推計必要病床数は11万3,764床で、病床機能別割合は、高度急性期14.0%、急性期37.2%、回復期30.4床、慢性期18.4%です。 (2018年医療施設(動態)調査、東京都保健医療計画、東京都医師確保計画)
年収相場
東京都の医師の年収相場は、約1500万円です。
※エムスリーキャリアエージェントを利用して入職した医師の平均年収
東京都の医療機関が医師を募集する理由

東京都の医療機関が医師を募集する理由で最も多いのは、患者数が多いことによる現員医師の負担軽減で、27.9%となっています。次に多いのは、日直・宿直が多い現員医師の負担軽減によるもので21.0%です。全国平均と比べて、救急医療への対応の割合が高いことも特徴です。 (厚生労働省:2010年 病院等における必要医師数実態調査)