消化器内科の医師転職事情
消化器内科の転職についてよくある質問
求人情報に記載がない場合でも、検査・治療件数や内視鏡メーカー、医師・消化器内視鏡技師の体制はわかりますか。
求人票に検査・治療件数や内視鏡メーカー、医師・技師体制などの記載がない場合も、医師転職支援サービスをご利用の場合は、コンサルタントにお問い合わせいただければ、施設に確認させていただきます。気になる求人がありましたら、お気軽にご相談ください。
内視鏡業務がメインの働き方はできますか。
内視鏡業務が中心という求人はそれほど多くはありませんが、健診センターや専門クリニックなどが選択肢として挙げられます。また、求人票に「内視鏡業務中心」という記載がなかったとしても、そのほかの勤務条件やご事情によっては、コンサルタントが施設と交渉して、先生のご希望に近い働き方を実現できる可能性があります。
専門領域に特化して働けますか。
消化器内科の中でも、ご専門の領域やエリアによって、求人の見つかりやすさは異なります。まずはコンサルタントにご相談ください。勤務条件やご事情によっては、求人には示されていない場合でも、コンサルタントが施設と交渉することにより先生の理想とされる働き方が実現する可能性もあります。
消化器内科の求人のポイント
患者が多く、急性期から慢性期までニーズが高い消化器内科。地域や時期を問わず、総合病院、精神科病院、クリニック、訪問診療、介護施設、健康診断などさまざまな求人があります。m3.com creerサイトでは、求人数が多い診療科の一つです。大規模施設では高い専門性を、小規模施設では専門性を生かしながら内科全般に広く対応できるスキルが求められる傾向にあります。一般的に診療科を「消化器内科」に限定して募集している場合は、上部・下部内視鏡ができることが前提になっている求人が多いでしょう。 消化器科に関する専門医資格は消化器病専門医、消化器内視鏡専門医など幅広く、取得可能な施設も多いです。複数の専門医が取得できる施設もありますので、専門医取得を目指す方は、ご自身の目指すキャリアをふまえて施設を検討することをお勧めします。一方で、小規模施設の場合は、担当業務が想定されているよりも幅広くなる可能性があるので、業務内容や同僚医師の専門分野などを確認しておいた方がいいでしょう。 求人の幅が広い分、「希望にぴったり合う求人がなかなか見つからない」という場合もあります。転職支援サービスではコンサルタントが施設側と条件交渉することも可能ですのでぜひご相談ください。
消化器内科の転職動向・年収事情
厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」(2010年)によると、消化器内科の現員医師の数は7691.6人。必要医師数をふまえた倍率は1.14倍です。2015年度~2019年度にエムスリーキャリアからの紹介で入職が決まった消化器内科・常勤医師の場合、年収平均は1,600万円前後となっています。 転職動向としては、内視鏡のニーズが高い医療機関での勤務を希望される先生が多いです。消化器内科専門医を取得した後、内視鏡を極めたいという方は、内視鏡治療の研鑽を積んだり、消化器内視鏡専門医を取得したりするために、緊急内視鏡検査や治療に対応している高度急性期の病院に勤務されるのが一般的です。地方の場合、症例を積める医療機関は大学関連病院であることが多いのですが、都市部では、医局とあまり関わりのない急性期病院も多いため、転職先は選びやすい環境にあります。ただ、勤務する医師の数によっては症例のバリエーションが限られる、症例数を確保できないなどの可能性があるため注意が必要です。一方で、消化器内視鏡専門医を取るほどではないけれども、内視鏡業務に携わりたいという方は、一般急性期や検診ニーズが高い病院を選択する傾向にあります。後者の方が比較的ワークライフバランスを保つことができます。