真の変革力を!新潟県「イノベーター育成臨床研修コース」とは

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イノベーター育成臨床研修コースとは

「イノベーター育成臨床研修コース」(通称イノベ枠)は、新潟県内の臨床研修病院で初期研修を行いながら、2年間をかけてリーダーシップやマネジメントスキルなどを習得する新潟県独自のコースです。これからの医療人に求められる「問題解決力」や「変革力」を身につけるために必要な4つの力(思考力・実践力・想像力・人脈力)を学びます。

講義は月2回、休日や時間外に課外活動として実施します。内容は、物事を論理的・体系的に考えるロジカルシンキング、人を導き動かすためのリーダーシップ論や交渉学、新しい価値を創造するために必要なイノベーティブ思考など、MBA領域から特に重要なテーマを厳選しています。(※)また、座学にとどまらず、地域の課題にチームで取り組むプロジェクトワークを組み込み、学びを実践の場で活かすサイクルを構築しています。 プロジェクトワークでは、課題を持つ医療機関であるプロジェクトオーナーと専任のスーパーバイザーのもとで意識をすり合わせながら進めることで、より実践的な成果につなげています。

講師は、MBA取得医師等が担当し、受講生の成長をサポートします。情熱あふれる講師陣、そして全国各地から同じ志を持って集まる仲間同士の「横のつながり」から生まれるかけがえのない人脈は、受講生にとって大きな資産となりえます。


中村洋心氏
新潟県福祉保健部長 中村洋心氏

イノベ枠を運営する新潟県福祉保健部長の中村洋心氏は、今回の受講生の活動を振り返り、こう語ります。

「地域の課題に真剣に向き合い、人を巻き込みながら成果を出してくれたみなさんの姿に、心から感動しています。若いうちにこうした経験を積むことは、その後の成長の加速度に必ず差が出ます。医師という枠を超えて、社会を動かす変革者として、新潟から世界へ羽ばたいてほしいと願っています」

(※記載の講義形式は令和7年度までの内容です。令和8年度以降は内容・形式が一部変更となります。)

公開講義の様子

2026年度に開催した講義の一部を動画にてご紹介します!ぜひご視聴ください。



募集概要

  
【申込資格】 新潟県内で研修を行う令和8年採用の臨床研修医

【募集人数】 46名(病院ごとに定員あり)

【募集期間】 令和7年4月1日(火)から

【受講期間】 令和8年4月~令和10年3月
(臨床研修期間中の時間外・休日を利用)

【受講料】 原則無料(受講料不要、課題図書は支給)
参考図書、オフライン開催の際の旅費は自己負担
【申込資格】
新潟県内で研修を行う令和8年採用の臨床研修医

【募集人数】
46名(病院ごとに定員あり)

【募集期間】
令和7年4月1日(火)から

【受講期間】
令和8年4月~令和10年3月
(臨床研修期間中の時間外・休日を利用)

【受講料】
原則無料(受講料不要、課題図書は支給)
参考図書、オフライン開催の際の旅費は自己負担

※ 1次募集で定員に達したなどの理由で、第1希望でお申し込みいただいてもご期待に沿えない場合があります。
※ 研修病院の面接では、「イノベーター育成臨床研修コースを希望する」旨を必ず告げてください。
※ 県との面談は、希望に沿った病院を紹介するものであり、マッチングを約束するものではありません。

これからの医師に求められる‟変革力“を培う、新潟県独自の研修コース
「イノベーター育成臨床研修コース」第3期生修了式レポート

2026年2月28日、イノベ枠第3期生の最終発表会と修了式が開催されました。

前半部の最終発表会では、受講生が全4チームに分かれ、8カ月にわたり取り組んできたプロジェクトワークの成果を発表しました。

プロジェクトワークでは、イノベ枠の最終プログラムとして、地域の実在する課題に向き合い、この解決策の立案から実践までを行います。

各チームは、「入退院支援の効率化」「統合病床管理体制の構築」「総合病院と精神科病院の連携強化」「救急受け入れ体制の安定化」といった課題に対して、専任のスーパーバイザーのアドバイスのもと、プロジェクトに取り組みました。

チームMi-Link

チームMi-Link の発表テーマは「みどり病院の入退院支援の効率化」

みどり病院の地域包括ケア病棟では、在院日数の長期化が課題となっていました。退院の長期化は患者本人・病院・地域医療全体に悪影響を及ぼすほか、41日以上の入院で診療報酬が減少するという制度上の問題もあり、早期退院の実現が急務となっていました。

みどり病院から提示された当初の仮説は「非系列施設との連携不足が在院日数を長期化させている」というもの。しかしチームが退院患者約400名のデータを分析すると、その仮説を裏付ける根拠は見当たりませんでした。仮説を白紙に戻したチームは多角的なインタビューを重ね、4つの仮説に絞り込んだ末、「医療者と患者家族との間の認識のずれ」を根本的な原因と特定。入院時のIC(インフォームドコンセント)用紙のテンプレート化を提案・試験導入し、現場から好評を得ました。

スーパーバイザーの石田ともみ氏は「何度も仮説を立て直しながらPDCAを回し続けた。目に見える成長を感じたチームだった」と評価。プロジェクトオーナーであるみどり病院の成瀬聡院長は「肌感覚で感じていた課題をデータで実証してくれた。IC用紙は他の病棟でも使えるものになっている」と述べ、今後のさらなる分析と発展に期待を寄せました。

チームさどんちゅ

チームさどんちゅのテーマは「佐渡統合病床管理体制の構築」

人口5万人弱、高齢化率43%超の佐渡市は、島全体で一つの二次医療圏を形成しています。急性期診療が佐渡総合病院に集中しているため、病床が逼迫すると島全体の入院制限につながるという構造的な課題を抱えており、回復期患者の転院依頼への返答に最大3週間かかるケースもありました。佐渡総合病院と両津病院の2病院間における病床の効率的な運用が急務となっていました。

そこでチームは、転院連絡票の作成、看護師業務量スコアの導入、運用フロー・マニュアルの作成、ICT化という4つの柱で「統合病床管理体制」の構築に取り組みました。受講生は両病院のどちらにも属さない中立的な立場を活かして各現場の本音を丁寧に引き出しながら体制構築を進め、統合病床管理画面の運用を開始。「空床状況が一目で把握できるようになった」「どこに相談すべきかが明確になった」など現場からは喜びの声が上がっています。

スーパーバイザーの馬場ちひろ氏は「ユーザーの視点に立ち続けたチーム。両病院が連携して地域医療を支える大きな土台を作ったことに価値がある」と評価。プロジェクトオーナーの佐渡総合病院の佐藤賢治院長は「研修医という中立的な立場だからこそ両病院の本音を引き出せた。両病院間で協議する場が増えたことも大きな成果だ」と述べました。

チーム上越

チーム上越のテーマは「上越医療圏における総合病院と精神科病院の連携強化」

総合病院に入院する患者の約3分の1は精神疾患またはその疑いがあるといわれています。上越医療圏の中核的な総合病院である上越総合病院と新潟県立中央病院には精神科が併設されておらず、さいがた医療センターがリエゾン担当医を派遣しているものの、様々な問題が生じていました。チームは総合病院の医師へのアンケートとインタビューを重ね、「病棟でのせん妄対応」が最大の困りごとであることを特定。その解決策として3つの連携策に取り組みました。

総合病院の医師がせん妄に対応する際に使えるマニュアル「せん妄を疑ったら」の作成・配布、精神科医師によるオンライン勉強会の開催、そしていつでも精神科に質問・相談できるポータルサイト「Joinets」の構築です。両病院の医師からは「相談する側も適切な情報提供が必要だと学んだ」との声が上がり、リエゾン体制の改善に向けた意識の高まりが見られました。

スーパーバイザーの北脇優子氏は「一例一例に真摯に向き合いながら優先順位をつけていくジレンマを受け止めてやり遂げたことが素晴らしい」と評価。プロジェクトオーナーのさいがた医療センターの佐久間寛之院長は「せん妄という切り口で身体科と精神科の間に架け橋を作ってくれてありがたい」と感謝の気持ちを語りました。

チーム新潟医療センター

チーム新潟医療センターのテーマは「新潟医療センターにおける救急受け入れ体制の安定化」

新潟市内では救急搬送件数が増加し続ける一方、1回で受け入れ先が決まる割合は68.5%と政令指定都市ワースト2位。病院照会が4回以上に及ぶケースが1週間で66件発生するなど、救急医療の逼迫が深刻な課題となっています。新潟医療センターは救急受け入れ件数を2000件から4000件超へと急拡大させてきましたが、さらなる安定的・持続可能な体制整備が急務となっていました。

チームは患者の入院から退院までの全プロセスをフロー図に整理し、関わる全職種にヒアリングとアンケートを実施。課題を3つの軸で優先順位付けした結果、「誤嚥性肺炎患者の在院日数の長期化」をボトルネックと特定しました。その解決策として、10日以内に転院・退院方針を決定することや転院の可能性を最初から明文化した独自の「入院診療計画書」を作成。院内全体への導入後、「紹介状が早く出るようになった」「在院日数が20日以内に収まり始めた」など現場から好反応が相次ぎました。

スーパーバイザーの金光一瑛氏は「研修医という立場だからこそ、自分のできることを考え周りを巻き込んで進めていける。それがこのチームの大きな強みだった」と振り返りました。プロジェクトオーナーの新潟医療センターの吉澤弘久院長は「多職種の中に入り込んで意見集約してくれたことが大きな成果。在院日数の改善はすでに始まっており、今後は他疾患への展開も進めていく」と期待を寄せました。

修了式1
修了生一人一人に修了証を授与

修了式2
特別評価者、ピアアワード受賞者にトロフィーの授与

特別評価者3名、ピアアワード受賞者1名のほか、優秀賞者を表彰

後半は修了式を行い、今回新設された4種類の優秀賞の表彰が行われました。2年間の全講義に出席した「講義受講率100%賞」に志村優至さんと篠原陽介さん、リアルタイム受講数が最も多かった「講義リアルタイム受講数最多賞」に三浦子路さん、その他「イベント企画・発信数最多賞」や「コミュニティ貢献賞」等、個人で3タイトルに選出される方もいました。

続いて、同期から最も刺激を受けた人物を投票で選ぶピアアワードが発表され、杉本凌太郎さんが受賞。中村部長よりトロフィーが贈呈されると、「同期のみなさんのおかげです」と感謝の気持ちを述べました。

特別評価者には、例年以上に議論が白熱した結果、杉本凌太郎さん、田中雄大さん、西尾実華さんの3名が選出され、トロフィーが進呈されました。杉本さんは「講義で意識的に質問するようにしていた。各チームの発表をより深めるような問いかけを心がけていた」とコメント。田中さんは「座学で学んだことを実際に活かそうとした回数が多かったからかもしれない」と受賞を振り返りました。西尾さんは「同期みんなとの交流の中で、場の雰囲気をより良くしようと意識して動いてきた。その結果が評価につながったのであれば嬉しい」と語りました。

最後は修了生一人一人が2年間の感想を発表。「臨床の枠を超えた学びができた」「自分で考えて動く力がついた」「視野が大きく広がった」など、それぞれの言葉で成長と感謝を語りました。


修了式1
修了生一人一人に修了証を授与

修了式2
特別評価者、ピアアワード受賞者にトロフィーの授与
堂前洋一郎氏
新潟県医師会 会長 堂前洋一郎氏

イノベ枠が生む「新潟とのつながり」とは

新潟県医師会会長の堂前洋一郎氏は、イノベ枠の手応えをこう語ります。

「受講生のみなさんが新潟に興味を持ってくれたことが何より嬉しいです。新潟というと雪や暗いイメージを持たれがちですが、住んでみると人情や食・景色など多くの魅力があります。そういった良さを知ってもらうことで、新潟とのつながりが生まれ、研修後も新潟に関わり続ける医師が増えていくことを期待しています。そのためにも、イノベ枠の存在をより多くの医学生に知ってもらえたら嬉しいですね」

修了生の声(2025年度)

杉本凌太郎
提案をきっかけに現場が変わる体験は感動モノ
村上総合病院/杉本凌太郎

行政医療に興味があり、論理的な思考力や伝える力を学びたいと考えてイノベ枠に参加しました。プロジェクトワーク2では、医療現場のニーズをヒアリングし、それに沿った提案を形にする一連のプロセスを経験しました。実際に提案したIC用紙を現場で試したところ、スタッフの方から「これがあると助かります」という声をいただき、とても嬉しかったです。研修医として働きながらリアルな課題に挑戦し、現場が変わる瞬間を体験できたことが、私にとって最大の手応えになりました。

西尾実華
「論理的に整理する力」が私を変えてくれた
上越総合病院/西尾実華

イノベ枠を通じて、物事を論理的に整理する力が身につきました。以前は思いついたアイデアをそのまま並べるだけでしたが、今では「このアイデアはどんな観点から出てきたのか」「他の観点から見たときに抜け漏れはないか」と多角的に考えられるようになりました。この力は、日々の臨床でも役立っています。また、同期のみなさんとは、日常の話にとどまらず、自分の課題や悩みを建設的に話せる関係になりました。新潟を離れた後も、気軽に連絡し合える仲間でいたいです。

田中雄大
勧められるまま受講したら、得るものだらけだった
柏崎総合医療センター/田中雄大

信頼している友人に「イノベ枠を受講したらどう?」と勧められ、よく分からないまま参加しました。最初は何を学ぶのかも全く見えていませんでしたが、温かい雰囲気の中でプロジェクトの進め方や課題解決の手順を一つひとつ学んでいくうちに、気づけば自分で筋道を立てて動けるようになっていました。新潟全土に友人ができ、スーパーバイザーの先生方とのつながりができたのも、普通の研修生活では絶対にありえなかったことです。イノベ枠に飛び込んで、本当に良かったと思っています。

志村優至
「臨床+α」の学びを得られることが魅力的
村上総合病院/志村優至

地域連携や多職種連携が求められる今、医学の知識だけでなく課題解決の力が必要だと感じていました。新潟県庁のインターンでイノベ枠の存在を知り、先輩たちの活躍する姿に背中を押されて参加を決めました。イノベ枠では講義や実践を通じて学べるだけでなく、新潟県内の研修医や県庁のみなさんと幅広くつながれる場でもありました。来年から総合診療に進みますが、この2年間で得た「臨床+α」の視点を活かしながら、これからも新潟と関わり続けていきたいと思っています。

三浦子路先生
興味の幅を広げる大切さを学びました
柏崎総合医療センター/三浦子路

私は将来、国際機関での行政医療・公衆衛生の仕事をしたいと考えています。そのため、病院での臨床医学からは少し距離を置いていた部分がありました。しかし、イノベ枠では行政医療に携わる同期と交流する中で、知らなかった概念に出会えました。その刺激をきっかけに、自分で調べたり周囲に質問したりしながら知見を深めていくうちに「臨床医学は面白い」と気づくことができました。興味の幅を広げることの大切さを、この2年間で改めて実感しています。

篠原陽介
互いに刺激し合える仲間がいるって最高!
新潟大学医歯学総合病院/篠原陽介

モチベーションの高い同期に囲まれて、最初は「自分がやっていけるだろうか」と不安を感じていました。しかし実際に始まってみると、病院も出身地もバラバラなメンバーがそれぞれの視点や価値観を持ち寄り、互いに刺激し合える場になっていました。気づけばあっという間に2年間が過ぎ、振り返ってみて最高に楽しかったと心から思います。これからも引き続き新潟で研修を続けますので、イノベ枠で学んだことを最大限に活かしながら、全身全霊で取り組んでいきたいです。

岩男茄奈
「課題解決力」で自信が身につく
下越病院/岩男茄奈

以前の私は、課題に直面しても「何から手をつければいいかわからない」と立ち止まってしまうことが多くありました。イノベ枠では、課題を整理して問いを立て、仮説を検証しながら解決策を導くという、一連のプロセスを体系的に学ぶことができます。そのプロセスを実際の現場で実践し、成果を出せたことで、「自分にもできる」という大きな自信がつきました。この経験を糧に、これから臨床の現場で積極的に課題解決に取り組んでいきたいと思っています。

北野圭祐
新潟の人やまちが大好きになりました
信楽園病院/北野圭祐

他病院の研修医である同期のみなさんと交流し、それぞれの現場の取り組みや価値観を肌で感じられたことが、私にとって一番の収穫でした。プライベートでもスノーボードやドライブに一緒に行くほど仲良くなった仲間もいます。新潟の医療スタッフや県庁のみなさんは、新しいことに挑戦しようとすると温かく背中を押してくれました。その温かさが、新潟をより好きになるきっかけになりました。今後は東京で働きますが、新潟との縁を途切れさせることなく関わり続けていきたいと思っています。

田仲真実
ロジカルな問題解決はおもしろい
柏崎総合医療センター/田仲真実

将来どの分野に進むにしても必要になる、問題解決のロジカルな進め方を学びたいと考えて参加しました。特に印象に残っているのは、複数の解決策の中から現状に最も合ったものを選ぶ評価の難しさとおもしろさです。前半の座学で学んだことが、後半のプロジェクトワークで活きてくる瞬間があり、点と点がつながる感覚がありました。今後の臨床でも必ず役立てていきたいです。この2年間、伴走してくださったスーパーバイザーの先生方との関わりも、私にとってかけがえのないものになっています。

福本和生
スーパーバイザーの思考の深さに感銘を受けました
新潟医療センター/福本和生

プロジェクトワーク2では、実際の病院が抱える課題の解決に挑みました。衝撃的だったのは、私たちが普通に思いつくような解決策は、スーパーバイザーの先生はすでに検討済みで、さらにその先の方向性まで見通していたことです。院長先生もまた、病院の課題に文字通り全力で向き合い続けていました。そんな本物のプロたちの思考や知見は、ネットでは絶対に得られません。直接関わり、肌で感じたからこそ得られた学びが、私にとって最大の財産になりました。

松浦甲明
多様な立場から医療を見る視点が身につく
柏崎総合医療センター/松浦甲明

医療では「患者さんをよくすること」という明確なゴールがあります。一方でイノベ枠のプロジェクトワークでは、病院・患者さん・介護施設など様々な立場の人がいて、それぞれの目指すゴールが異なります。その中で全員が納得できる共通のゴールを見つけることの難しさとおもしろさを、初めて体感しました。この経験は、日々の診療でも「この患者さんにとって本当のゴールは何か」を深く考えるきっかけになりました。医師としての視野が、この2年間でぐっと広がった気がしています。

修了生の声(2024年度)

※こちらをクリックするとコメント一覧が表示されます。
  • 山根七歩先生
    たくさんの方々とプロジェクトで協働できて幸せです
    佐渡総合病院/山根七歩

    この2年間、プロジェクトで多くの方々と協働できたことが本当に幸せでした。私は県外からの参加なので、最初は知り合いが誰もいない状態からのスタートでしたが、イノベ枠のおかげで、たくさんの人たちとつながれたのが何よりの喜びです。講師や県庁職員の方々、同期の仲間たち、佐渡総合病院の医療スタッフ、そして佐渡地域の住民のみなさん――ご支援いただいたおかげで成長することができました。このような貴重な経験を与えてくださり、ありがとうございました。

    伊藤駿先生
    臨床研修だけでは得がたい特別な経験を積めました
    新潟医療センター/伊藤駿

    医学部6年生の時にイノベ枠の存在を知り、新たな挑戦にワクワクした気持ちで参加しました。しかし、実際に始まってみると、臨床研修との両立は想像以上に大変で、プロジェクトワークでも壁にぶつかり、精神的に苦しい時期がありました。それでもあきらめずに取り組み続けた結果、通常の臨床研修だけでは得がたい知識体系や思考法を習得することができました。この貴重な経験を糧にして、今後の臨床現場での活動に活かしていきたいです。

    尾崎真友先生
    地域や行政と関わる貴重な機会を得られました
    村上総合病院/尾崎真友

    1年目は講義で理論中心に学び、2年目からは実践的なプロジェクトワークが本格化して、講師のみなさんはじめ、病院や地域や行政の方々との関わりが増えていきました。たくさんの人たちに支えられながら、学びを深めて成長できたこの環境に感謝しています。学んだ理論を実際の現場で応用するのは、難しくもあり、おもしろいです。今後も臨床を続ける予定ですので、学んだことを最大限に活かせるように、常にアンテナを張っていきたいです。

    兼崎雄貴先生
    本質的な課題を見つける感覚がつかめるようになる
    村上総合病院/兼崎雄貴

    2年間を通じて、「問題解決力」が格段にアップした実感があります。漠然とした問題を細分化し、要素分解することで、本質的な課題を見つける感覚がつかめるようになりました。このスキルは、臨床の現場でも役立っています。イノベ枠は、自分の成長だけでなく、周りの人たちも巻き込んで環境を改善していきたいという強い思いを持つ人にとって、必要なスキルを学べる最高の環境だと思います。医療現場をより良くしたいという情熱を持つ方にはぜひ参加してみてほしいです。

    菊地慶彦先生
    イノベに参加した理由は直感的に「おもしろそう」
    糸魚川総合病院/菊地慶彦

    イノベ枠に参加したのは、直感的に「おもしろそう」と感じたからです。ロジカルシンキングや交渉術について学び、問題解決という視点を持つことで、臨床の場での仕事の進め方が変わりました。特に、患者さんとのコミュニケーションでは、より説得力のある伝え方ができるようになったことが大きな成果です。イノベ枠で学べるスキルは、臨床に携わるなら必須です。これらは医療現場だけでなく、日常のあらゆる人間関係にも活用できるので、実用的で価値のある学びだと思います。

    小林奎介先生
    「メタ的な視点」で物事を捉える力が身につきました
    長岡赤十字病院/小林奎介

    多彩な経験を持つ講師陣による講義は、私の知的好奇心を常に刺激してくれました。毎回ワクワクしながら講義に臨んでいたことが心に残っています。この2年間の最大の成果は「メタ的な視点で物事を捉える力」を身につけたことです。学んだ知識をもとに、改めて自分の環境を観察すると、一段階上から俯瞰した景色が見えてくるような感覚がありました。イノベ枠は私に素晴らしい「メガネ」、つまり世界を見る新しい視点を与えてくれたと感じています。

    千手孝太郎先生
    仲間と駆け抜けた「青春」の2年間でした
    下越病院/千手孝太郎

    2年間のイノベ枠で、最も大きな収穫は「出会い」でした。プロジェクトワークを進めていく中で、チームのみんなと3時間を超えて話し合い、試行錯誤した時間はかけがえのない思い出です。全員で一つの課題に真剣に向き合い、時には熱く議論し、アイデアを出し合いながら進めていく。そして最後に形になった時の喜びや充実感は何物にも代えがたいです。これらの体験が、私の中ではまさに「青春」そのものでした。若い医師として成長できる貴重な時間だったと思います。

    田野智裕先生
    アウトプットの機会が豊富で自分の力になります
    新潟大学医歯学総合病院/田野智裕

    イノベ枠の素晴らしいところは、講義などによる単なる知識のインプットにとどまらない点です。グループワークやアウトプットの機会が豊富で、実践を通して学んだからこそ、自分の力になったと感じています。また、チームの枠を超えた交流ができたのも良かったです。この素晴らしい体験を通じて築かれた人脈は、私にとってかけがえのない財産になりました。ここで習得した知識や経験を活かして、これからも医療の現場において自己研鑽していきたいです。

    林田高志先生
    「コミュニケーション」を通じて新たなアイデアが生まれる
    上越総合病院/林田高志

    イノベ枠の2年間は学びに満ちた日々でした。特に大きな発見だったのは「コミュニケーションの重要性」です。プロジェクトに共に取り組んだチームメンバーとは議論を交わし、多くの有益なアドバイスをもらいました。おかげで視野が広がり、コミュニケーションを通じて新しいアイデアが生まれることを体感できました。他者を理解して人の話をしっかり聞くという基本的なことが、実はとても大切な土台となる。これに気づけたことは、大きな価値があったと感じています。

    本庄竜士先生
    人生の財産を得た、最高の2年間でした
    柏崎総合医療センター/本庄竜士

    イノベ枠の存在を知ったときから「絶対に参加したい」と意気込んで申し込んだ割には、病院勤務がハードで両立が難しく、当初は講義参加率も低い方で、皆さんに何とか食らいついていった状況でした。それでもこの2年間で得られたものはたくさんあり、講師のみなさんから得た知識、プロジェクトワークを通しての実践、そしてかけがえのない人脈です。同期や事務局のみなさん、活動を通じて出会った多くの方々とのご縁は、私にとって財産となりました。最高の日々をありがとうございました。

    安川信太朗先生
    「問題解決力」が日々の仕事にも役立っています
    新潟医療センター/安川信太朗

    臨床の現場ではなかなか磨けない「問題解決力」を鍛えることができました。いま何が問題となっているのか正しく分析する視点を得ることで、物事を俯瞰的に捉えられるようになったと実感しています。イノベ枠は病院勤務と両立しながら行うので、想像以上に大変でした。しかしながら、その苦労を乗り越えたからこそ、得られた価値は大きかったと考えています。新たな挑戦をしてみたいという気持ちがある人には、ぜひおすすめしたいです。

    芳中亮太先生
    無料でこんなに素晴らしい経験ができていいのか!?
    佐渡総合病院/芳中亮太

    毎日が楽しいと感じる2年間でした。多くの方々からアドバイスや協力をいただき、「こんなに素晴らしい経験ができて無料でいいのだろうか?」と驚くほど最高でした。私は公衆衛生に興味があり、以前は企業でインターンをした経験がありましたが、体系的な知識は身につきませんでした。そんななかで、ご縁があってイノベ枠に参加し、知識と実践による経験を得たことで大きな学びとなりました。このような素晴らしい機会を与えてくださり感謝いたします。

修了生の声(2023年度)

※こちらをクリックするとコメント一覧が表示されます。
  • 山本泰雅先生
    自分が大きく変化し、伸び代にも気づけました
    魚沼基幹病院/山本泰雅

    医療政策に興味があり、臨床以外の「考えるスキル」を学べることでイノベ枠に惹かれました。様々な学びを得たなかで、特に交渉学は納得できる合意にたどり着くために役立つと感じています。2年間の受講を通じて自分が大きく変化し、同時に伸び代にも気づきました。 得たスキルは、日々働くなかでの困りごと解決に役立てられると思います。また、全国各地に同期の仲間や講師がいるつながりができました。この縁を大切にしながら今後も励んでいきたいです。

    勝俣揚先生
    知識ゼロの状態から深い学びを得られました
    新潟医療センター/勝俣揚

    私は臨床研修期間中に何か新しいチャレンジをしてみたいと考えていました。イノベ枠に惹かれた理由は「事前知識不要」状態から無料で参加できること。実際に参加し、座学の知識を学ぶほか、毎週チームで講師と壁打ちすることで、マインド面も鍛えられました。 臨床とコース受講の両立は体力的に辛かったですが、やり抜くことができて達成感でいっぱいです。今後は、学んだロジカルシンキングの思考法を活かして、現場の課題解決に活かしていきたいと考えています。

    島田剛先生
    臨床の現場にて「変革力」が役立ちました
    済生会新潟病院/島田剛

    イノベ枠に参加して自身の大きな変化がありました。一つ目は「考える力が高まったこと」。思考法を学ぶことで、日々の課題を見つける方法やどんなプロセスで捉えていくかなど、論理的な考え方ができるようになりました。 二つ目は「改革のやりがいを感じられるようになったこと」。研修先の済生会新潟病院にて、救急車8000台以上を受け入れるプロジェクトに参加し、講義で習った知識や考え方を活かせました。まさに“変革力”が役立ったと感じています。

    宮城禎弥先生
    共に頑張る仲間がいたからやり遂げられました
    立川綜合病院/宮城禎弥

    私はプロジェクトワークでチームリーダーを務めました。週に一度壁打ちを行うなかで自分だけの力の限界を感じ、メンバーと力を合わせる大切さが身に沁みました。リーダーシップや発言の仕方など、実践で学ぶことは多かったです。 イノベ枠の参加は私にとって冒険で一人では漂流して沈没していたと思いますが、共に頑張る仲間がいたからこそ修了までたどり着けました。感謝しています。今後は、新潟の病院の経営改革に貢献し、周囲を引っ張る存在となっていきたいです。

    瀬川靖久先生
    現場で活かせる汎用性の高いスキルが身につきました
    新潟大学医歯学総合病院/瀬川靖久

    臨床以外にも進路の幅を広げたいと考えていたことからイノベ枠を受講しました。プロジェクトワークでは新規性のある価値を生み出す大変さを感じながら、試行錯誤したのが良い経験です。学びを通じて、汎用性の高い論理的思考力や人を説得する力、コミュニケーション能力が身についたと思います。 今後は、県央基幹病院にて総合診療科医として働きます。比較的新しい専門診療科のため、学んだことを活かして地域にニーズを発信していきたいです。

    星野有輝先生
    ロジカルシンキングは一生もののスキルです
    佐渡総合病院/星野有輝

    研修先の院長先生の紹介でイノベ枠を知りました。医学の知識だけではなくビジネススキルを身につけられるのがおもしろそうと興味が湧いたのが参加の理由です。多岐に渡る学びがありましたが、なかでも役立っているのがロジカルシンキング。 実践的な学びであり、医療の現場では救急外来時のプレゼンテーションや看護師への説明など、論理的に考えて伝えるスキルを日々活用できています。この先の長い医療者人生のなかで、学んだことを活かしていきたいです。

    木村真依先生
    講師との距離が近いから相談しやすいです
    魚沼基幹病院/木村真依

    「医師は多忙で疲れている」「常に忙しい」という課題を日々感じており、解決のヒントがイノベ枠に詰まっていると期待して受講しました。座学や実践を通して、問題がどこにあるのか分析し、施策を立案する流れや考え方が理解できました。 また、想像以上に先生方との距離が近く、1対1でキャリアの相談をさせていただきました。受講生や先生方とグランピングの小旅行をしたのは良い思い出です。今後は学んだことを活かして新潟の医療に貢献していきたいです。

    Chen Xingjia先生
    世界の舞台で活躍するために必要な経験ができました
    新潟医療センター/Chen Xingjia

    以前から日本の医療の非効率性を感じており、構造的要因があると感じていました。受講することで現状を分析する力が身につき、それらの課題を捉えられるようになったと思います。また、ロールモデルとなる先生との出会いもあり、 1対1でMBA受験のアドバイスをしていただけたのがありがたく貴重な機会でした。今後私は、海外を舞台に活動する予定です。イノベ枠にて日本の高齢化が進む地・新潟で得た知見や経験を活かしていきたいです。

    伯田智貴先生
    2年間の受講で大きな成長を実感しています
    済生会新潟病院/伯田智貴

    課題発見力や課題解決力のスキルを高めたいと考えているなかでイノベ枠と出会いました。ロジカルシンキングの思考法を身につけ、座学や実践をくり返して2年間が経過したいま、自身の大きな成長を実感しています。 研修を行いながらプロジェクトワークを進めるのは大変でしたがやり抜くことができました。今後、私は産婦人科医として活躍していきたいと考えています。医師数が少ないという問題に向き合い、学んだことを活かして解決できるように取り組んでいきたいです。

    北出成先生
    「問題」を意識する習慣が身につきました
    上越総合病院/北出成

    友人の誘いでイノベ枠を知りました。医療業界は閉鎖的なイメージがあったので、受講することで視野を広げられるかもしれないと期待して受講しました。学生時代の学びと180度違うと感じたのは、与えられたテスト問題を解くのではなく 「自分で問題を見つけること」。さらにロジカルな考え方を身につけたことで、臨床の場でも問題発見を意識するようになりました。優秀な同期メンバーたちとの出会いもあり、かけがえのない貴重な2年間を過ごせました。

問い合わせ先

新潟県 福祉保健部 医師・看護職員確保対策課

〒950-8570 新潟市中央区新光町4番地1

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