悪性腫瘍から免疫異常まで―、扱う疾患が幅広い血液内科。いつ急変するかわからない重篤患者の全身管理や治療に加え、血液疾患診療は変化のスピードが速く、常に最新の治療法をキャッチアップし続ける必要があり、平行して研究活動にも取り組むため「休みが取りにくい過酷な診療科」「職人肌の人が目指す科」といったイメージを抱く人は、今も多いようです。
そんな中、自治医科大学附属病院の血液内科は、夜間および休日に当番制を導入。オンオフがはっきり分けられる勤務システムを構築し、院内カンファランスを教育の場として活用して各医師の経験値を高めるなど、さまざまな工夫を施しながら、血液学の将来を担う次世代エキスパートの養成に取り組んでいます。…続きを読む