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オンライン病院説明会

松波総合病院で働く

社会医療法人蘇西厚生会は1957年に設立された、人口80万人以上の岐阜医療圏の地域医療支援病院です。

超急性期医療から介護老人保健施設、在宅に至るまでの医療を提供しており、法人内完結型の医療が提供出来る体制を整えているため、先生方の幅広いニーズに合わせて勤務することが可能です。

こんな先生にオススメ

スキルアップを図りたい先生

特徴1

44の学会の教育・指導施設として認定されておりますので、技術を磨きたい、症例を積みたい先生には最適な環境です。 ...詳細はこちら

女性の先生

特徴2

フレックスタイムでの常勤採用や当直勤務の免除、リフレッシュ医学教育等、 女性医師が充実した生活を送りながら医師としての力を発揮できるよう環境を整えております。 ...詳細はこちら

留学したい先生

特徴4

国内・海外有力病院へ留学が可能なだけでなく、留学をされる先生には独自に奨励金を出し、福利厚生面をサポートしております。 ...詳細はこちら

新しい医療機器で経験を増やしたい先生

特徴4

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチX」をはじめ、320列CT・ハイブリッド手術室など新しい医療機器を導入しております。 ...詳細はこちら

総合内科を実践したい先生

特徴5

総合内科にて長年「総合プロブレム方式」を実践されております村山正憲副院長から直接指導を受けることができます。

成長し続ける病院で勤務したい先生

特徴6

急性期から慢性期まで幅広く医療を提供できるフィールドがあります。 ...詳細はこちら

総合内科

専門分野

総合内科:内科全般

総合内科の特徴、現在の取り組み

内科全般、循環器、消化器、呼吸器、内分泌糖尿病、血液、膠原病、感染症領域など幅広い疾患を担当します。
振り分け係ではなく最終科として機能しており、当院の診療科の中で最も多く入院患者を担当している科です。入院患者の約22%を当科が主治医として担当しています。
主治医として機能するためには、患者の持つプロブレムを全て列挙し、それぞれを病態生理に基づいて正しく理解することが必要です。そのための考え方の枠組みが「総合プロブレム方式」で、これを日々実践し、若い医師へ教育しています。
チーム制を敷いており、一人の患者を複数医師でマネジメントしているので、若い医師であっても孤立して不安になることや一部の医師に業務負担が偏ることがないようにしています。また、研修医教育の中心を担っており、常時研修医をチームに配属し、上級医と共に切磋琢磨し合っているので、とても活気があります。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:13名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人 日本内科学会指導医7名、一般社団法人 日本内科学会認定医13名、一班社団法人 日本内科学会総合内科専門医8名、一般社団法人 日本糖尿病学会専門医3名、一般社団法人 日本内分泌代謝学会指導医1名、一般社団法人 日本内分泌代謝学会専門医3名、一般社団法人 日本感染症学会感染症専門医1名、一般社団法人 透析医学会専門医1名、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア認定医1名、一般社団法人 日本病院総合診療医学会認定総合診療医2名

特殊診療

「総合プロブレム方式」を用いて主治医として機能することにこだわっています。問診や身体診察などから資料を集め、病態生理学に基づいて考察し、患者の持つプロブレムを正しく理解します。それぞれのプロブレムを各診療科の協力を得ながら適切にマネジメントしていきます。

今後の方針

より高いルーチンレベルの確保、より高い資料技術への深化を目指します。優秀な医師を育て、地域社会へ貢献していきます。

消化器内科

消化器内科の特徴、現在の取り組み

消化器内科ではすべての消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)と肝臓・胆嚢・膵臓などを含めた消化器疾患を診療対象としています。
当院は日本消化器内視鏡学会認定研修指導施設・日本消化器病学会認定研修施設、日本肝臓学会認定研修施設として、通常のスクリーニングから高度な専門性の高い内視鏡やIVRまで幅広く行っております。
近年の内視鏡症例の増加および専門化・高度化に伴い、最新の内視鏡システムを備えて光学診療センターとしてより専門的な内視鏡に対応できるよう体制を整えております。また、複雑な医療機器の取り扱いや検体処理が必要ですので、内視鏡学会認定の内視鏡技師、臨床検査技師、臨床工学士当多数の職種スタッフが勤務し、皆で部門全体の向上に努めております。

上部消化管におきましては、早期食道癌や早期胃癌の内視鏡治療として、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を中心に、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、アルゴンプラズマ凝固療法(APC)等を行っています。また、胃潰瘍、胃癌だけでなく最近は様々な疾患との関連が示唆されているヘリコバクターピロリ菌感染症の診断・治療も積極的に行っています。その他食道静脈瘤の治療として、内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)や、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)を行っております。

下部消化管内視鏡では、大腸ポリープ、腺腫、早期大腸癌に対してはEMR、ESDを中心とした治療、その他専門的内視鏡治療と外科治療を行っております。小腸の更なる詳細な検査および治療には、ダブルバルーン内視鏡を行っております。進行癌による食道や十二指腸、大腸の狭窄症例には内視鏡消化管ステント留置術を行い、患者さんの生活の質(QOL)の改善を図っております。炎症性腸疾患診療においても、最新の内視鏡システムでの全消化管評価とバイオマーカーによる病勢の確認をし、多種の生物学的製剤など専門的な薬物療法を行います。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:10名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本内科学会 指導医9名、一般社団法人日本内科学会認定医10名、一般社団法人日本内科学会 総合内科専門医6名、一般社団法人日本消化器病学会指導医6名、一般社団法人日本消化器病学会専門医3名、一般社団法人日本消化器内視鏡学会指導医5名、一般社団法人日本消化器内視鏡学会専門医3名、一般社団法人日本膵臓学会指導医1名、一般社団法人日本肝臓学会指導医2名、一般社団法人日本肝臓学会専門医4名、日本胆道学会指導医1名、一般社団法人日本門脈圧亢進症学会技術認定医1名、日本アフェレーシス学会認定専門医1名、一般社団法人日本ヘリコバクター学会認定医2名、公益社団法人日本化学療法学会抗菌化学療法認定医1名

特殊診療

原因不明の消化管出血等小腸病変が疑われる症例に対しては、カプセル内視鏡検査を導入しており、省庁領域の出血性病変の診断も行っております。

今後の方針

2020年4月から10名体制となり、より充実した体制で診療に臨むことが可能となりました。今後は内科専攻医、初期研修医の指導にも力を入れていきたいと考えています。

呼吸器内科

専門分野

呼吸器病学、がん化学療法、呼吸器インターベンション

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:2名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本内科学会 指導医1名、一般社団法人日本内科学会 認定医2名、一般社団法人日本内科学会 総合内科専門医1名、一般社団法人日本呼吸器学会 指導医1名、特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会 指導医1名、一般社団法人日本がん治療認定医機構 認定医1名

呼吸器内科の特徴、現在の取り組み

呼吸器内科で診る疾患は、肺がん、肺感染症(肺炎、肺膿腫、結核、非結核性抗酸菌症、ウイルス肺炎、肺真菌症)、呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息など多岐にわたります。
当院は、高齢の患者さんで合併症を持つ方が多く、一筋縄ではいきませn。全身に目を配りながら、病態の本質をとらえ、教科書には書かれていない応用問題を解いていく醍醐味があります。

呼吸器内科では幅広い呼吸器疾患を経験し、ガイドラインに沿った治療をどうやって高齢の患者さんに行っていくのか学んでもらいたいと思います。
また、エビデンスに基づく治療をするのはもちろん、エビデンスを創ることも臨床医の大切な使命です。呼吸器内科では、臨床研究や治験で患者さんのより優れた治療法の開発に貢献していきたいと考えています。新しい取り組みとして、気管・気管支の狭窄がある患者さんに緩和目的を中心とした、ステント留置術などを行っていきます。

特殊診療

気管支鏡診断では、細径・極細径気管支鏡を用いて、増加しつつある末梢肺がんを疑う病変の診断を行っています。また、気道狭窄で息苦しい患者さんの気道確保のための全身麻酔下硬性・軟性気管支鏡治療を行っています。

今後の方針

内科疾患の中で死亡原因の多くを占める、肺がん、肺炎、呼吸器不全の治療で、エビデンスに基づく治療を確実に行っていく臨床教育を推進します。臨床現場の疑問(Clinical Questions)をどうやって解決していくか、そのために必要な臨床試験の方法論を学んでいただきます。

内科

糖尿病指導医4名、専門医6名もいる岐阜のメッカ

糖尿病専門医が取得できる数少ない施設です。

専門分野

内分泌代謝疾患:視床下部・下垂体疾患、甲状腺疾患、副甲状腺および関連疾患、副腎および関連疾患、性腺疾患、消化器内分泌疾患、代謝疾患など

内科の特徴、現在の取り組み

当院には、日本内分泌学会の定める内分泌代謝指導医・専門医が5名在籍し、学会の定める認定教育病院です。内科・内分泌代謝内科での対象疾患は、生活習慣病としての、糖尿病、高脂血症、高血圧、高尿酸血症はもとより、特に内分泌疾患については、日常診療でよく遭遇することの多い甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病)から下垂体・副腎疾患(下垂体機能異常、副腎腫瘍)など様々です。

外来では、各種内分泌機能検査が施行可能であり、また超音波・CT・MRIおよびシンチグラムなどの画像検査では、経験の豊富な放射線科医と相談しながらより正確な診断を目指しています。検診などで発見されることの多い甲状腺腫瘍については、外来で血液・画像検査や穿刺吸引細胞診などを迅速にすすめ、できるだけ早く確定診断し治療方針を決定します。同様に、近年、検診や医療機関受診中の腹部CTにて偶然発見されることが増えた副腎偶発腫瘍に関しては、治療を必要とする副腎腫瘍(ホルモン産生副腎腫瘍など)であるのか、あるいは経過観察可能な非機能性副腎腫瘍であるのか鑑別を要しますが、その場合、できるだけ患者さまにご負担をかけないように外来で検査をすすめ、最終的に外科的治療が必要となった場合も、当院では熟練した外科医によって、できるだけ腹腔鏡下で副腎腫瘍摘出を行い、早期退院を目指します。

無月経、不妊の患者さまの中には、下垂体腫瘍の方が意外に多くみられるため、産婦人科との協力のもとに、下垂体腫瘍の早期発見にも努めています。高血圧疾患についても、全高血圧患者さまの約10%に二次性高血圧が潜んでいるとされるデータを前提に、必要に応じて二次性高血圧と本態性高血圧の鑑別のための検査を行い、効率のよい治療を行うことに努めています。糖尿病外来では、教育入院、栄養指導、運動療法を始め、各種イベントを開催し、患者さまの啓蒙に勤め、複数名の日本糖尿病学会研修指導医、日本糖尿病学会専門医、糖尿病療養指導士などを含め、管理栄養士、理学療法士、薬剤師がお互いに連携を取りながら対応しています。一方、副腎クリーゼ、甲状腺クリーゼ、糖尿病性アシドーシスなど生命を脅かす疾患については、入院の上、厳重に全身をモニター管理しながら集中治療を行います。(日本糖尿病学会指導医4名在籍)

現状の体制と協力体制(職場環境)

複数の専門医が在籍しており、いつでもコンサルテーションできる体制にあります。

特殊診療

熟練した放射線科医によって血管カテーテルを用いた内分泌機能検査も行います。(ex.副腎静脈サンプリング検査など)

今後の方針

決して稀ではない内分泌代謝疾患を見逃すことなく、質の高い医療を提供します。

循環器内科

専門分野

冠動脈・末梢血管・不整脈に対するカテーテルを用いた検査および治療

現循環器内科の特徴、現在の取り組み

地域密着型病院として、循環器疾患全般、主に入院を要する疾患を中心に診療を行います。紹介患者を診察する紹介外来、予約患者を診察するクリニック外来、時間外・救急患者を診察する救急外来に分かれており、それぞれ担当する循環器内科医師が曜日毎に決まっています。緊急検査および治療は24時間体制で行い、待機的カテーテル検査および治療は火曜日と木曜日、アブレーションは月曜日に行っています。

循環器疾患に関する検査はほぼずべてのmodalityが揃っており、320列CTによる冠動脈スクリーニング検査は、平日日中であれば予約外での施行も可能です。
入院はICU、HCU、一般病棟があります。急性期から生活環境への橋渡しとして、地域包括ケア病棟を活用しています。また、廃用症候群により、長期リハビリを必要とする患者は、リハビリテーション科と連携して回復期病棟でリハビリテーションを行います。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:6名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本内科学会 指導医4名、一般社団法人日本内科学会 認定医6名、一般社団法人日本内科学会 総合内科専門医4名、一般社団法人日本心血管インターベンション治療学会 指導医2名、一般社団法人日本心血管インターベンション治療学会 認定医2名、一般社団法人日本心血管カテーテル治療学会専門医1名、一般社団法人日本循環器学会 専門医6名、日本不整脈心電学会 専門医1名

特殊診療

カテ室、ハイブリッド室、CT、MRIと必要なハードは揃っています。これらを活用し、治療適応があれば、自由な発想の下での診療が可能です。自分の苦手分野も、同僚と協力して学べます。冠動脈の治療では、一般的な手法に加え、Debulking Deviceを活用した治療を行います。末梢血管治療では、EVTのみならず心臓血管外科と密に連携をとったはブリッド治療も行っております。アブレーションでは、心房粗細動ほか全般的に行っています。

今後の方針

地域の救急診療の充実を図ります。また、心疾患全般に対し、より高度な診療と安心を届けるため、虚血診療、不整脈診療を治療の軸に、心構造疾患部門の立ち上げに着手しております。

腎臓内科

専門分野

腎臓内科全般

腎臓内科の特徴、現在の取り組み

診療内容としては
(1)ナトリウム、カリウム、カルシウム、リンなどの水・電解質異常
(2)蛋白尿や血尿を呈するネフローゼ症候群や糸球体腎炎の診断と治療
(3)高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病が原因で発症する慢性腎臓病の治療
(4)慢性維持透析患者の管理
(5)透析用シャント機能低下に対してシャントPTA
などを主に行っております。

当科においては糖尿病および透析患者を対象とした臨床研究にも積極的に取り組んでいます。
糖尿病透析患者において、既存の持続血糖モニタリングCGM(iPro2)と新しく発売されたFGM(Libre)との間で間質液中の糖濃度にいかに差があるかを検証しました。LibreはiOro2と比較して血糖値が低く表示され、さらに低血糖の測定精度が悪いことを見出しました。FGMを透析患者に使う際は、上記に注意を払う必要があるという重要な知見を得ました。
昨年インピーダンス法により、求めた筋肉と脂肪が生命予後の予測因子であることを報告しました。今年はさらに発展させ、より簡単に算出できる細胞外液と細胞内液の比が透析患者の栄養障害を反映するだけでなく、協力な予後予測因子であることを見出しました。今後インピーダンス法を用いる上で重要な評価項目になる事が予想されます。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:1名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本内科学会 指導医1名、一般社団法人日本内科学会 認定医1名、一般社団法人日本内科学会 総合内科専門医1名、一般社団法人日本糖尿病学会 専門医1名、一般社団法人日本内分泌学会 専門医1名、一般社団法人日本透析医学会 指導医1名、一般社団法人日本腎臓学会 専門医1名

特殊診療

当科においては、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの診療に力を入れています。特に糖尿病に関しては、腎症早期から透析期まで幅広くカバーしています。中でも腎不全患者の血糖コントロール、各種治療薬の血糖降下作用の評価、さらに高齢の患者に対してはサルコペニアの診断と予防に取り組んでいます。また、治験を積極的に行っています。

今後の方針

腎臓内科医師の増員を図り、腎臓内科一般以外にも糖尿病や内分泌の領域まで幅広くカバーし、研修医を含めた若手医師にとって魅力ある科にしたいと考えます。

神経内科

専門分野

神経内科一般

神経内科の特徴、現在の取り組み

最新の画像検査も活用し、認知症、パーキンソン病などの診断に取り組んでいます。常勤ではありませんが、セカンドオピニオンなどのコンサルトを行っております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

神経内科は毎週月曜日と火曜日の午後(2時30分から5時30分)の週2回、岐阜大学神経内科から出向し、専門外来を開設いたしております。院内の連携はもとより、かなり遠方の病院からも患者さまのご紹介をいただけるようになりました。

先端医療

岐阜大学、岐阜薬科大学との連携により、遺伝子診断、iPS細胞を活用した神経変性疾患における先端医療を目指しています。

今後の方針

院内はもとより周辺地域の神経内科疾患の患者さまのより良い、より診療レベルの高い、より多くの社会的恩恵が受けられる医療を目指して今後とも努力して参りたいと存じます。

血液内科

専門分野

血液疾患全般

血液内科の現在の取り組み、診療内容

急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群といった造血器腫瘍に加えて、特発性結晶性紫斑病、自己免疫性用結成貧血など良性疾患まであらゆる造血器疾患を対象に診療を行っております。

当院は現在4床の無菌室を有し、2020年度末には無菌室はさらに2床増床されます。また、自己末梢血管細胞採取も可能であり、強力な化学療法に加えて造血管細胞移植まで可能となっています。地域に根ざした医療から最先端の医療まで幅広くカバーし、また研修医の先生には血液内科で経験した症例を内科地方かいや血液学会総会で発表してもらい、さらには論文を執筆してもらうなど、学術的な活動も積極的に行っています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

    常勤:4名

    ●指導医・専門医・認定医
    一般社団法人日本内科学会 指導医4名、一般社団法人日本内科学会 認定医4名、一般社団法人日本内科学会 総合内科専門医4名、日本エイズ学会 指導医1名、公益社団法人日本臨床腫瘍学会 指導医2名、一般社団法人日本血液学会 指導医3名、一般社団法人日本血液学会 専門医1名、一般社団法人日本消化器内視鏡学会 専門医1名、一般社団法人日本輸血・細胞治療学会細胞治療認定管理師4名

特殊診療

    自己末梢血管細胞採取を併用した大量化学療法や急性骨髄性白血病に対する寛解導入療法など、他の診療科では経験できない強力な化学療法を行います。また、造血器疾患診療においては感染症対策など全身的な管理が強く求められるため、内科医として必要なスキルを学ぶことができます。

今後の方針

    2020年4月から血液内科専門医が4名となり、より充実した体制で診療に臨むことが可能となります。初期研修医の指導にも力を入れていきたいと考えています。

糖尿病・内分泌内科・内科

専門分野

糖尿病、内分泌、内科全般

糖尿病・内分泌内科・内科の特徴、現在の取り組み

糖尿病
当院では1型・2型、妊娠糖尿病、妊娠合併糖尿病、遺伝子異常糖尿病、薬剤性高血糖などあらゆるタイプの糖尿病、糖尿病合併症、感染症合併例などの糖尿病関連疾患に対応しています。急性期治療では、高血糖性昏睡や重傷感染症合併高血糖症例への対応、強化インスリン療法、インスリンポンプの導入やCGM(持続血糖測定)を利用したインスリンスケジュールの設定などを行います。
療養指導入院(教育入院)では、医師と看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、視能訓練士、歯科衛生士、ケースワーカーら多職種のコメディカルと協働して指導しています。当院糖尿病センターの病診連携ユニットが中心となって連携医との連携強化を進めています。病院との診療所との役割分担を機能的に行い、治療後安定したケースは診療所で診ていくようにしています。

内分泌
疾患としては、日常診療でよく遭遇するバセドウ氏病や橋本病などの甲状腺疾患から原発性アルドステロン症やクッシング症候群などの下垂体・副腎系疾患などたきにわたります。下垂体機能異常、副腎腫瘍性疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、その中でも専門性の高い疾患が他医療機関から紹介され集まってきています。
診断のための各種内分泌負荷検査、エコー、CT、MRI、シンチグラフィー、吸引細胞診、副腎静脈サンプリング検査等は必要時に迅速に行える体制をとっています。また撮影画像は放射線専門医が読影にあたり、必要な追加検査の提案など画像診断の精度が担保されています。
内分泌疾患の多くは早期診断・早期治療により良好な予後が得られるため、専門知識の下豊富な医療資源を活用して診療にあたっています。

内科
当院内科では、一般内科外来、内科紹介外来、禁煙外来、慢性期診療、老健・特養診療、予防医学(人間ドック、健診)などを担当しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:10名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人 日本内科学会指導医3名、一般社団法人 日本内科学会認定医7名、一般社団法人 日本内科学会総合内科専門医3名、一般社団法人 日本糖尿病学会指導医 3名、一般社団法人 日本内分泌代謝学会指導医 1名、一般社団法人 日本内分泌代謝学会専門医1名、一般社団法人 日本病態栄養学会専門医1名、一般社団法人 日本病態栄養学会NSTコーディネーター1名

今後の方針

糖尿病・内分泌の分野では、より高いルーチンレベルの確保、より高い診療技術への深化を目指します。
内科全般では、地域の連携施設、幅広い活躍の場で他診療科、コメディカルスタッフと協力しながら連携強化に努めます。

リウマチセンター

専門分野

リウマチ性疾患、関節リウマチ、線維筋痛症、骨粗鬆症、変形性関節症など

リウマチセンターの特徴、現在の取り組み

2014年4月にリウマチ専門医1名(整形外科医)、看護師2名(1名は日本リウマチ財団リウマチケア看護師)の3名のスタッフで設立しました。リウマチの診断、治療(薬物療法)を中心に診療を行っています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

トータルケアとしてリウマチ患者さまの治療にあたるように心がけています。

今後の方針

日本リウマチ学会教育研修指定病院。アメリカリウマチ学会、ヨーロッパリウマチ学会、アジア太平洋リウマチ学会、日本リウマチ学会、日本臨床リウマチ学会、中部リウマチ学会等の学会に演題を出しながら学術的活動とともに地域でのリウマチ患者のQOL向上にむけて集学的な治療を目指します。

特殊診療

生物学的製剤治療はすべて可能です。

小児科

専門分野

小児科全般、アレルギー性疾患、発育発達領域

小児科の特徴、現在の取り組み

急性期の一般小児科外来・予防接種外来・乳児検診外来・アレルギー外来・発達外来・夜尿症外来の他、循環器疾患・内分泌疾患・心身症を主に診療しています。常勤医2名体制の為、夜間救急対応はできかねている状況です。種々の分野で専門性の高い非常勤医の先生方の外来も定着しつつあります。
また、当院出生時の診察・健診・母親学級も担っています。母子包括支援センターや羽鳥郡2町村教育委員会との地域連携を始め、切れ間のない子育て支援が行えるよう、福祉・保育・教育・療育機関と連携して診療・業務を行っています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:2名

●専門医
公益社団法人日本小児科学会 小児科専門医2名、公益社団法人日本小児科医学会地域総合小児科医1名、一般社団法人日本アレルギー学会 アレルギー専門医1名

特殊診療

学校では適応できない児・保育園や幼稚園での問題行動の児・心身症や起立性調節障害、ゲーム依存、発達障害の児は増加してきています。臨床心理士・言語聴覚士・理学療法士による発達・機能評価・心理評価と早期療育・カウンセリング・箱庭療法・遊戯療法も行っています。カンファランスも定期的に行い、教育機関や療育機関との意見交換・環境調節にも積極的です。

今後の方針

時間外の小児救急対応ができるように常勤医数の増加を願っています。発達領域や心身症領域においては、臨床心理士・言語聴覚士・理学療法士による早期対応が可能になりつつあり、今後も多職種・他機関との連携を十分にしていきたいを考えています。予防接種外来・夜尿症・アレルギー外来等、疾病予防や日常の困り感を少なくすることや、子どもの心身共に安心・安定した成長・発達を保護者と共に考え、取り組む小児科でありたいと思っています。

放射線科

専門分野

画像診断、Interventional radiology(IVR)、放射線治療

放射線科の特徴、現在の取り組み

当院で日々発生している医療画像に関して、リアルタイムに読影、即時各診療科に配信をしています。複数の専門医により全分野の画像診断が可能です。
Interventional radiologyに関しては頭頸部、心大血管を除く幅広い分野をカバーしています。放射線治療の分野に関しては、岐阜大学医学部附属病院放射線治療科から来ていただいている非常勤医師の体制です。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:4名

●専門医・認定医
公益社団法人 日本医学放射線学会放射線診断専門医4名、公益社団法人 日本医学放射線学会放射線科専門医3名、中央委員会認定マンモグラフィー読影医3名、一般社団法人 日本核医学学会PET核医学認定医1名、一般社団法人 日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医1名

特殊診療

Interventional Radiologyの分野では学会の修練施設として認定を受けています。放射線診断部門では日本医学放射線学会修練機関に認定を受けています。オートプシーイメージングに関しても、近隣警察署との協力体制を有して施行しています。

今後の方針

臨床医師に対して、質の高い画像診断ができるようにすることと、初期研修医や若手医師の教育、人材育成に力を入れていきたいと考えています。

精神科

専門分野

薬物治療、認知症など

精神科の特徴、現在の取り組み

総合病院精神科としては、一般的な形式(下記の1~3)で診療にあたっています。

1.精神科のための入院ベッドは持っていません。各科と連携する形で入院患者さんと面接したり、薬物治療を行ったりしています。せん妄などで安静保持が難しいケースの対応や身体的なトラブルにうつ病などの精神的な問題を併せ持ったケースの対応などの相談が多いように思います。
2.認知症ケアチームや緩和ケアチームのメンバーとしてチーム回診を行い、各病棟で生じる問題についてチーム医療として関与する活動をしています。認知症患者さんの食欲不振についての対応を考えたり、独居の高齢者の退院後の生活をどうするかという福祉的な問題にチームのスタッフとして頭を悩ませたりという機会が増えています。
3.週に2コマの外来診療を行っています。若年層から高齢者まで幅広く利用していただいています。若年層は仕事関連の負担で疲弊して来院される方が多く、高齢者は認知機能低下を心配しての相談が目立ちます。次第に通院患者さんの数が増えて面接に割ける時間が足りなくなってきました。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:1名

●指導医
公益社団法人日本精神神経学会 精神科指導医1名、認知症サポート医3名

特殊診療

精神科は総勢医師1名というシンプルな構成のため、他院との差別化を図るような具体的な試みは行っておりません。

今後の方針

診断や治療に利用できる客観的マーカーがないことが精神科医療の難しいところなので、実用性が確認されれば遺伝子であれ、血液検査であれ、画像検査であれ、積極的に取り入れたいと考えています。今は患者さんの悩みや心配をなるべく多く、できる限り深くお伺いして、専門医としての工夫を日々考えていく方針です。

外科

専門分野

消化器外科・乳腺外科・甲状腺内分泌外科・大腸肛門外科・移植外科

外科の特徴、現在の取り組み

消化器外科は食道、胃、小腸、大腸に至る消化管、そして肝胆膵領域の良性疾患、癌などの悪性疾患を対象にしています。

多い疾患としては、大腸癌、胃癌、膵癌、胆道癌などの悪性疾患、胆嚢炎、鼠径ヘルニア、虫垂炎などの良性疾患です。消化管疾患に対しては積極的に腹腔鏡下手術を導入しており、ダビンチ手術も施行しています。近年の抗がん剤治療の進歩に伴い、ネオアジュバント後の手術、コンバージョンテラピーとしての手術も多くなっています。鼠径ヘルニアに対しては腹腔鏡下修復術を第1選択にしています。

乳腺外科ではセンチネルリンパ節生検を施行し、より精密なナビゲーションサージャリーを行っています。乳房再建も形成外科と合同で行っています。

内分泌甲状腺外科においては、甲状腺良性疾患、癌、副甲状腺疾患などの手術を積極的に行い、症例は増加傾向にあります。肛門外科では、痔核、痔瘻等の手術を行っています。肛門外科を掲げている病院が少ないため、ニーズがかなりあります。肝移植、腎移植後の患者のフォローも行っています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:9名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本外科学会 指導医5名、一般社団法人日本外科学会 専門医2名、一般社団法人日本外科学会 認定医4名、一般社団法人日本消化器外科学会指導医3名、一般社団法人日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医4名、一般社団法人日本内視鏡外科学会技術認定医3名、胆肝膵外科高度技術指導医1名、一般社団法人日本移植学会 移植認定医1名、中央委員会認定マンモグラフィー読影医2名、一般社団法人日本がん治療認定医機構暫定教育委2名、一般社団法人日本がん治療認定医機構認定医3名、 一般社団法人日本乳癌学会乳腺専門医1名、一般社団法人日本肝臓学会指導医1名、一般社団法人日本救急医学会専門医1名、特定非営利活動法人日本食道学会 食道科認定医1名、一般社団法人日本内分泌外科学会 内分泌外科専門医1名

先端医療

2011年から手術支援ロボットである「da Vinci」を稼動させています。まだ保険適応がない中で日本の医療水準を高める目的で進めていきたいと考えています。

特殊診療

消化器悪性疾患でもっとも多い大腸癌、次に多い胃癌手術に対しては、それぞれの領域の内視鏡外科学会技術認定取得者を中心に診療を行っています。
2011年よりダビンチ手術を導入しています。保険適応の術式が増え、今後も症例数が増加していくものと思われます。

今後の方針

手術症例数が毎年増加傾向にあります。急性腹症の手術多く、若手の執刀機会もますます増加し、活躍できると思われます。今後も中堅・若手外科医の修練の場として適した病院にしていく所存です。

整形外科

専門分野

整形外科一般(外傷・各関節・脊椎における手術保存療法、リウマチ性疾患の主に手術療法、リハビリテーションなど)

整形外科の特徴、現在の取り組み

整形外科では運動器の疾患、外傷を扱います。運動器の中でも部位により、それぞれに専門性が要求されます。当科では2011年より関節外科センターを併設し、整形外科の範囲の中でも特に関節(肩・肘・股・膝)に変形疾患と外傷を主とした診療を行っています。2014年からは脊椎外科センターも開設、関節同様に変形疾患、外傷を中心に診療を行っています。関節疾患(スポーツ障害を含む)、脊椎疾患いずれも手術療法、保存療法ともに高い治療成果を維持すべく、さらに研鑽を続けています。

内科のリウマチ専門医による集学的なリウマチ治療、ペインクリニックでの疼痛治療、形成外科による手外科手術(再粘着術など)、さらにはリハビリテーション科による高齢者の在宅支援まで整形外科疾患の大部分を当院内で専門性を持って連携可能な状況が構築されています。悪性の軟部腫瘍や先天疾患の小児整形に関しては、さらに専門性の高い岐阜大学病院、希望ヶ丘学園へ紹介することで受診されたすべての整形外科疾患に対応しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:7名

●指導医・専門医
公益社団法人 日本整形外科学会専門医5名、公益社団法人 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医1名、公益社団法人 日本整形外科学会スポーツ医1名、一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医1名

特殊診療

体外衝撃波疼痛治療(ESWT)装置を2012年より導入し、足底筋膜炎をはじめとするenthesopathy(筋腱付着部の炎症)を行っています。また疼痛治療に関しては積極的にエコーガイド下のFasciareleaseを行っています。2014年より脊椎圧迫骨折に対してのBKP(Baloon Kyphoplasty)治療、2018年よりヘルニアに対しての椎間板内酵素注入療法などの低侵襲治療を行っています。県下では岐阜大学と当院のほかの数施設の医師のみ認可されているリバース型人工関節置換術(RSA)を2015年以降症例を選んで適応しています。

今後の方針

今までに同様に積極的に新しい治療法も導入しつつ、しかし地域中核病院としての安全性を第一にした整形外科治療を心がけていきます。超高齢化社会における骨粗鬆症治療をベースとした整形外科治療を地域関連病院と共に構築していきます。

脳神経外科

専門分野

脳動脈瘤、頚動脈狭窄、脳血管内手術、バイパス手術、脳腫瘍、三叉神経痛・顔面痙攣に対する機能外科など

脳神経外科の特徴、現在の取り組み

同じ疾患でも患者さんの背景・希望に沿って、開頭手術と血管内手術を上手く使い分けて治療していける脳神経外科医育成を目標に、日々脳神経外科医全員で症例ごとのベストな治療法に関するカンファレンスを密に行っています。その中で、臨床研究の題材になるようなテーマを見つけながら日々の臨床を単純なものに終わらせないようにしていきたいとも思っています。

また脳神経外科医の主軸である手術においては、”実際にやらないとできるようにならない”と考えており、術者の力量に応じて異なりはしますが、基本姿勢としてはできるところまでは術者として執刀してもらいます。ただ、行き詰ったところでどうすればそれを回避できるか、実際にやっている所を見せて学ばせる姿勢を重んじています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:3名

●指導医・専門医
一般社団法人日本脳神経外科学会 指導医1名、一般社団法人日本脳神経外科学会 専門医1名、一般社団法人日本脳卒中学会 指導医1名、特定非営利活動法人日本脳神経血管内治療学会 指導医1名

先端医療

最新の3D-DSA(東芝)と3D-CTA(東芝)が搭載されており、それらを駆使した脳血管内手術を行っています。

特殊診療

開頭手術と脳血管内手術の両方の術者になれるような教育システムを作り、一人前の脳神経外科医育成を目指しています。

今後の方針

術中モニタリングは安全・確実な手術において今後必要不可欠であると考え、術中MEP、SEPをはじめ様々なモニタリングを完備し、患者にとってより安全な治療をしていきたいと思っています。

呼吸器外科

専門分野

肺癌、縦隔腫瘍をはじめ、呼吸器外科全般

呼吸器外科の特徴、現在の取り組み

呼吸器科領域全般に関して手術を行います。肺癌、自然気胸、縦隔腫瘍など、ほとんどの手術は腹腔鏡下にて手術を行っています。肺癌については肺機能温存を図る縮小手術を行うとともに、必要に応じて気管分岐部切除、血管形成を伴う手術、パンコースト肺癌などの拡大手術も行います。呼吸器内科医、放射線科医とも連携をとりつつ、抗がん剤治療、放射線治療も交えた手術といった集学的治療も行っています。

当科では呼吸器外科医師1人体制で呼吸器科領域全般に関しての診療を行っていますが、手術は他院呼吸器外科専門医を助手として行う体制を整えており、日常診療も外科、呼吸器内科、ICU医師を緊密な連携をとることで円滑に診療を行っております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:1名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本外科学会 指導医1名、一般社団法人日本呼吸器学会 指導医1名、一般社団法人日本がん治療認定医機構 がん治療認定医1名、一般社団法人日本胸部外科学会 認定医1名、特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医1名、呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医1名、特定非営利活動法人がんCT検診認定医機構肺がんCT検診認定医1名

特殊診療

学会、研究会、論文などで常に新しい知見の獲得に努め、手術、治療技術の向上を目指しています。

今後の方針

当科の診療のあり方として病院連携が非常に大切と考えています。術後安定した患者さんには基本的に紹介した医院へ通院していただき、必要に応じて当院にも受診していただくかたちで、地域に根ざした診療体制を構築します。

心臓血管外科

専門分野

後天性心疾患全般(虚血性心疾患、弁膜症)、胸部・腹部大動脈疾患(大動脈瘤および大動脈解離)、末梢血管(閉塞性動脈硬化症、末梢動脈瘤、下肢静脈瘤)など

心臓血管外科の特徴、現在の取り組み

虚血性心疾患や弁膜症などの後天性心疾患全般、胸部・腹部大動脈や大動脈解離などの大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症などの末梢血管疾患や静脈疾患まで、心血管外科領域において幅広く診療を行っています。後述の如く、低侵襲手術にも積極的に取り組んでいますが、低侵襲性など術式に囚われることなく、患者さんの状態、病態、社会背景などを総合的に勘案して最適な治療方法を選択することを第一としています。また、患者さんには安心して治療をうけていただけるように、確立された手術手技をさらに高め、より安全でより確実な手術を提案できるよう日々努めて診療に取り組んでいます。

診療科間の垣根が低いことが当院の特徴の1つであり、循環器内科を始め、麻酔科、救急科など複数診療科との緊密な連携のもとで治療にあたっています。また、術後の様々な合併症が起こり得る心血管手術の術後管理は大切ですが、これに対しても同様で、集中治療部と連携して術後管理を行うことで、いわゆる”泊り込み”などの担当医の過度な負担を回避する体制を整えています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:4名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人日本外科学会 指導医1名、一般社団法人日本外科学会 専門医3名、一般社団法人日本外科学会 認定医2名、三学会構成心臓血管外科専門医認定機構修練指導者認定医1名、三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医2名、一般社団法人日本脈管学会 専門医1名、関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準委員会 腹部大動脈ステントグラフト指導医2名、関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準委員会 腹部大動脈ステントグラフト実施医1名、関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準委員会 胸部大動脈ステントグラフト指導医2名、関連10学会構成日本ステントグラフト実施基準委員会 胸部大動脈ステントグラフト実施医1名

特殊診療

維持透析患者さんの心血管疾患を多く診療しています。特に重症下肢虚血にたいしては、東海地区屈指の手術件数を誇る下肢のdistal bypass術だけでなく、壊疽に対する治療、フットケアなど重症下肢虚血に対する治療に経験豊富な実績があります。

今後の方針

オフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)、低侵襲心臓手術(MICS)や胸部・腹部大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR/EVAR)など低侵襲心大血管手術に積極的に取り組んでいます。現在、経カテーテル的大動脈弁治療(TAVI)導入に向けて循環器内科と共に準備中であり、施設認定進呈を予定しています。

形成外科

専門分野

形成外科全般(切断指、乳房再建、眼瞼下垂など)

形成外科の特徴、現在の取り組み

顔面骨骨折では鼻骨、頬骨、ブローアウト骨折の他、歯科の協力を得て上下顎の骨折の治療も行っております。新鮮例に加えて陳旧骨折の手術の他開頭術後の頭蓋欠損の治療、陳旧性顔面神経麻痺の再建も行っております。切断指再接着をはじめ、手指の外傷では神経、腱損傷、デグロービング損傷などマイクロサージャリーの技術も有する症例を担当しています。特に切断指では患者の希望がある限り再接着を試みており、2005年以来の生着率は83%です。また、整形外科と連携し四肢の開放骨折に対して遊離皮弁等による軟部組織の修復も行っております。

皮膚・皮下の主要手術は主に外来日帰り手術で行い、局所麻酔の痛みを少なくすることと、手術の傷跡が目立たないよう配慮しております。コンタクトレンズの長期装用などが原因の腱膜性眼瞼下垂症は慢性的な頭痛や肩こりの原因にもなっており、積極的に手術をしております。

多指(趾)症、埋没耳、立ち耳などの耳介変形、臍ヘルニア、漏斗胸などの先天異常、陥没乳頭の手術および保存的治療も行っております。乳房再建は外科と協働しての一次一期再建が多いですが、他院での乳癌術後の二期再建も行っており、再建方法は筋皮弁など自家組織によるものとシリコンインプラントによるもののいずれも可能であり、患者さんの状態や希望に応じて施行しております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:2名

●専門医
一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医1名、一般社団法人日本手外科学会 手外科専門医1名

特殊診療

ケロイド、肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮では薬物療法の他にZ形成術や皮弁を用いた手術療法も併用しています。Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑などのあざの治療、自費でのシミの治療も行っています。

今後の方針

リンパ管細静脈吻合によるリンパ浮腫の治療を手掛けていく方針です。

皮膚科

専門分野

皮膚科全般

皮膚科の特徴、現在の取り組み

毎日(月曜日~金曜日)クリニック外来を開き、多数の患者さんに受診していただいています。毎日外来を開いているので、疾患の治療経過などを詳細に把握することができ、治療効果を随時確認できます。

皮膚科の魅力は、直接見て触れることや新生児から老人、男女を問わず、内科疾患から外科的疾患まで幅広く学べることです。当科では、日常ありふれた湿疹・皮膚炎から循環器障害や水疱症、角化症、腫瘍、感染症など多岐にわたる疾患の全てを対象にし、発疹学に基づいて丁寧な診療を心がけています。

また、院内の各診療科専門医と積極的に連携をし、グローバルに1つの疾患を診ています。患者さんの希望があれば、他院とも連携をし、納得のいく治療を提案しています。当科にはナローバンドUVB、PUBA、ダーモスコープ等があり、平日午後には皮膚生検や小外科を行っています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:1名

公益社団法人日本皮膚科学会 皮膚科専門医1名

特殊診療

・アトピー性皮膚炎に対してデュピルマブ(ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクロナール抗体)
・突発性の慢性蕁麻疹に対してオマリズマブ(ヒト化抗ヒトlgEモノクローナル抗体)

今後の方針

混雑時でも丁寧な発疹学に基づく観察と、さらにダーモスコープや皮膚生検などを通じてより正確な診断に結びつくように努力していきます。また、治療は内服、注射、処置、手術の他に、患者さん自身が行う外用薬療法や局所処置が重要となることもあるため、その方法を具体的に説明するように心がけています。

泌尿器科

専門分野

尿道腫瘍、下部尿路排尿障害、尿路結石、尿路感染、男性不妊症等

泌尿器科の特徴、現在の取り組み

低侵襲手術を心がけており、腎・副腎腫瘍に対する腹腔鏡下手術、前立腺癌・小径腎腫瘍に対するロボット支援腹腔鏡下手術、レーザーを用いた上部尿路結石手術、前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺レーザー切除術、左精索静脈瘤に対する顕微鏡下精索静脈瘤手術を行っております。男性不妊外来を開設しており、当院産婦人科の女性不妊外来を協力し、夫婦で不妊治療が可能となっております。無精子症に対する顕微鏡下精巣内精子採取術(Md-TESE)と、小児の有症状、男性不妊の原因になりうる左精索静脈瘤に対する顕微鏡下精索静脈瘤手術も岐阜県内で唯一当科のみが施行しております。女性泌尿器科医による外来を開設しており、男性医師に相談しにくい女性患者が受診しやすい環境です。

尿道バルン留置中の全科入院患者に対して、尿道バルン抜去、自立排尿を目指して、排尿ケアチームが介入・対応しています。退院後も引き続き泌尿器科外来で支援しています。

癌治療に対しては手術だけではなく、抗癌剤・放射線療法・分子標的薬等も積極的に施行しています。特に分子標的薬は最新の薬、レジメを導入しています。癌患者を多方面からサポートするために、積極的に癌性疼痛コントロール、緩和目的の放射線照射、精神的サポート、緩和リハビリ、栄養サポート、口腔ケア当で支援しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:3名

●指導医・専門医・認定医
一般社団法人 透析医学会指導医1名、一般社団法人 日本泌尿器科学会 指導医1名、一般社団法人 日本泌尿器技術認定医1名、特定非営利活動法人日本がん治療認定医機構 がん治療認定医1名、一般社団法人日本泌尿器科学会日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター認定制度 認定医1名

先端医療

当院では手術支援ロボットのダヴィンチを導入しており、ロボット支援下前立腺全摘除術を1-2例/月施行中です。コンソール(3Dモニターによる術者操作用機器)が2台導入されており、術者と同様の視野で見学ができる。助手、看護師、手術場のスタッフも外付け3D大型モニター画面を専用メガネを装着し手術を行っている。

特殊医療

ロボット手術、男性不妊治療・手術、排尿ケア等

今後の方針

引き続き最新の治療、手術を導入し、患者に提供

産婦人科

専門分野

周産期医学、婦人科腫瘍学、生殖内分泌学、女性医学

産婦人科の特徴、現在の取り組み

日本産婦人科学会専門医5名の常勤・専攻医1名と、岐阜大学などから4名の非常勤医師の協力により、地域住民の皆様に「婦人科腫瘍学」「周産期医学」「生殖内分泌学」「女性医学」の産婦人科すべての分野において、安全かつ質の高い診療・治療を24時間体制で継続的に提供することを最大の目的としております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:6名

●指導医・専門医・認定医
公益社団法人日本産婦人科学会 指導医3名、公益社団法人日本産婦人科学会 専門医2名、公益社団法人日本産婦人科学会 認定医5名、一般社団法人内分泌代謝学会 指導医1名、特定非営利活動法人日本婦人科腫瘍学会 指導医1名、特定非営利活動法人日本婦人科腫瘍学会 専門医1名、一般社団法人生殖医学会 専門医1名

特殊診療

➀周産期:胎児ドック、育児ほほえみ相談事業、母乳外来
②生殖医学・不妊症:体外受精、赴任カウンセラー・体外受精コーディネーターの育成、ブライダルチェック外来
③腫瘍・手術:集学的がん治療、腹腔鏡下手術
④骨盤臓器脱:経腟手術

今後の方針

➀通常の診療業務に加え、人間ドック・婦人科健診・がんセミナーを通し、予防医学の面でも啓蒙と地域貢献を目指す
②産婦人科専攻医指導施設として積極的に若手医師を指導し、女性の一生の健康管理を行える産婦人科医を育成する

眼科

専門分野

網膜硝子体手術、抗VEGF療法、眼形成手術、斜視手術、緑内障手術、水晶体再建術

眼科の特徴、現在の取り組み

●診療科の特徴
当科は岐阜大学医学部眼科学教室の関連病院であり、上記に挙げた専門分野での症例数が多いことが特徴です。

現在の取り組み
網膜硝子体手術:広角眼底観察システム、眼内シャンデリア照明を用いた27ゲージ小切開硝子体手術
抗VEGF療法:アイリーア・ルセンティスの硝子体注射
眼形成手術:高周波メスを用いた低侵襲手術。マイトマイシンCを併用する翼状片手術
斜視手術:外眼筋切除をしない低侵襲水平筋手術
緑内障手術:眼内法での低侵襲流出路再建手術
水晶体再建術:小切開(2.4mm)での低侵襲水晶体超音波乳化吸引術

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:3名

●指導医・専門医
公益社団法人 日本眼科学会 指導医1名、公益社団法人 日本眼科学会 専門医2名

特殊診療

t-PAを用いた黄斑下手術(血種移動術)を発症2週間以内の黄斑下出血(加齢黄斑変性や網膜際動脈瘤破裂)症に行う。水晶体再建術における多焦点眼内レンズ手術。

今後の方針

3D映像でのHeads Up Surgeryシステムの導入

肛門科

専門分野

肛門疾患全般の診療

肛門科の特徴、現在の取り組み

岐阜県では肛門科が独立している唯一の病院です。痔核、裂肛、肛門狭窄、痔瘻、直腸脱など全ての肛門疾患の診断と治療に対応できます。

現状の体制と協力体制(職場環境)

肛門科は独立していますが、消化器外科の1部門として他の消化器外科手術にも参加、協力しています。

特殊診療

脱出性内痔核:ジオン注による四段階注入/硬化療法直腸脱:Delorme手術

今後の方針

痔核、裂肛の治療は薬物療法を基本として、このうち治療に抵抗する症例や痔瘻、肛門狭窄、直腸脱を手術の対象としています。根治性は勿論ですが痛みの少ない綺麗な手術を心がけています。

耳鼻咽喉科

専門分野

耳鼻咽喉科全般:内耳疾患(突発性難聴、メニエール病)、副鼻腔炎、扁桃炎など

耳鼻咽喉科の特徴、現在の取り組み

耳鼻咽喉科疾患全般を扱っており、突発性難聴におけるステロイド点滴加療やメニエール病、扁桃炎での入院治療、手術は扁桃摘出術や副鼻腔内視鏡手術を中心に行っています。悪性腫瘍については、診断まで行ってから三次病院へ紹介しています。鼻骨骨折を含む顔面骨折治療については、形成外科に依頼しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

二人の常勤医師で交替で外来を担当し、水曜日は手術日のため名古屋大学医学部付属病院より代務医師に来ていただいています。

先端医療

外来での耳鼻咽喉診察には主として電子スコープを使用し、副鼻腔炎に対する内視鏡手術を入院で行っています。

特殊診療

毎週水曜日に補聴器相談を行っています。

今後の方針

外来診療、入院手術ともに新しい機材を順次導入しています。満足度の高い診療をめざしています。

麻酔科

専門分野

麻酔管理(心臓麻酔、周術期経食道心エコーを含む)、集中治療、疼痛管理(ペインクリニック)

麻酔科の特徴、現在の取り組み

当院麻酔科は、手術室における麻酔管理、ICUにおける集中治療、外来・病棟における疼痛管理(ペインクリニック)を各々の学会指導医・専門医のもとに診療を行っております。

麻酔管理は心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、産科、小児麻酔を始め様々な診療科の手術麻酔を行っております。また、積極的に経食道心エコーによる術中心機能評価やモニタリングを行っております。
ICUでは集中治療専門医を中心に各診療科担当医、看護師、パラメディカルスタッフ(臨床工学士、理学療法士、作業療法士など)と協力してチーム医療を行っております。
疼痛管理としては超音波ガイド下、透視下などによる神経ブロック、内服、リハビリテーションを駆使して疼痛の緩和を目指して診療を行っております。

麻酔科は充実したスタッフ並びに診療に必要な医療機器を備え、安全でより質の高い医療を提供できるように心がけております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:9名

●指導医・専門医・認定医
麻酔科標榜医8名、公益社団法人日本麻酔科学会 指導医5名、公益社団法人日本麻酔科学会 専門医2名、一般社団法人日本集中治療学会 専門医3名、一般社団法人日本ペインクリニック学会 専門医1名、JBPOT認定医2名、日本慢性疼痛学会専門医1名

特殊診療

・経食道心エコー法によるモニタリング、超音波ガイド下神経ブロック
・手術支援ロボット「ダヴィンチ」手術の術中管理(外科、泌尿器科)
・術中経食道心エコーによる心機能評価およびモニタリング
・超音波ガイド下神経ブロック、高周波熱凝固療法

今後の方針

麻酔科医の三本柱の手術麻酔管理、集中治療、疼痛管理を中心に、患者様の安全で安心な質の高い医療の提供を目指すべく、日々の診療に取り組んでまいります。
関連病院として岐阜大学麻酔疼痛制御学分野、東京医科大学麻酔科学分野があります。多くの熱意ある若手医師が専門性の高い麻酔科医への道を目指されることを応援しております。来たれ麻酔科へ。

集中医療センター

専門分野

集中治療専門分野 医学、呼吸管理、循環管理、周術期経食道心エコー

集中医療センターの特徴、現在の取り組み

当院ICUは、厚生労働省が認定した「特定集中治療室」として8床の病床を持ち、また日本集中治療医学会の定める集中治療専門医研修施設としての機能も果たしています。ICUでは、集中治療専門医を中心に専任医師、兼任医師が各診療科医師、看護師、パラメディカルスタッフと協力してチーム医療で重症患者の治療を行っています。充実したスタッフと医療機器で、呼吸管理と循環管理をはじめとする質の高い診療を行って、重症患者の救命率向上を目指しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

集中治療センターは、病院の中央診療部門の中枢として重症患者の治療を行っています。集中治療専門医を中心に、呼吸、循環管理に精通した医師が24時間体制で勤務し、各診療科医師や臨床工学士、栄養管理チーム、呼吸ケアチームなどとコンタクトを密にとり、それぞれの専門性を発揮しながら治療・看護を行っています。

先端治療

周術期経胸壁、経食道心エコー法によるモニタリング、PCPS、ECMO

今後の方針

「命を助けたい、そのためにはチャレンジしよう」というのが私たちICUスタッフの信念。重症の患者さまが1日でも早く一般病床に戻れることを願って、全力で治療にあたっています。また、ICUでは多岐にわたる疾患に対応するため、幅広い知識と技術が求められます。そのため、定期的に症例検討会や勉強会を開催し、ICU全体のレベルアップに努めています。命の瀬戸際に立ち会う現場にあって、スタッフの負担は少なくないが、重症患者が危機から脱し、回復されるときは何よりも嬉しく、また頑張ろうという気持ちになります。ともに働く熱意ある医師を求む!

救急総合診療科

専門分野

救急全般

救急総合診療科の特徴、現在の取り組み

常勤2名(専門医)、非常勤1名(専門医)、初期研修医2~3名という人員構成で「ER型救急」を行っています。
当施設は、主に近隣5消防本部から救急患者を内科系/外科系直通ホットラインで応需し、年間3700台の対応をしておりますが、当科はそのうち日勤帯の救急患者対応を行っています。他に、約5,000人の時間外walk in患者や敷地内急変患者の対応を行っています。

初期研修医の先生への指導目標は、当直時や患者急変時に1人で対応できることであり、指導医の下でマニュアルを用いて実症例を対応することで救急度/重症度の把握やアセスメント力の向上、対応時間管理を図り、2年次研修中には、同時に複数患者の対応を行えるよう実践形式で学びます。また、マネキン等を使用して気道管理や除細動器使用、エコー検査、PICCカテーテル留置、腰椎穿刺など救急初期対応に必要な知識・スキルを用いて学習します。JRCやAHAガイドラインに準拠したBLS、ALS、ISLSなどの院内外講習会を受講し、疑似体験を通じて対応力を高めます。1年次研修期間中に、近隣消防本部の救急車に同乗し救命救急士活動を見学することで、病院前救護における傷病者状態把握や関連情報を収集する現場から救急隊プロトコルの理解や情報伝達の方法を学びます。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:2名

●専門医
一般社団法人日本救急医学会 専門医2名、一般社団法人日本脳神経外科学会 専門医1名

特殊診療

・病院救急車を用いたDrカーを運用中
・病院所属救命救急士の病院前救護における病院メディカルコントロール体制を構築中

今後の方針

基本的には、月曜から金曜まで救急外来患者および敷地内急変患者の対応を行います。毎週火曜AM7:30より「救急モーニングカンファレンス」があり、初期研修医の先生方が経験した症例に関する症例報告をしてもらいます。実施されたアセスメントや処置に対する上級医からのアドバイスだけでなく、スライドの校正や表記方法、発表の手法等についてもアドバイスし、学会発表の基礎力もつけてもらいます。

病理診断科

専門分野

組織診断全般、細胞診断全般、病理解剖

病理診断科の特徴、現在の取り組み

病理診断科とは、臨床医が採取した患者さんの体の一部から標本を作製し、顕微鏡を通して形態的な特徴を観察し、特異的な分子の同定などを行います。そして、全身の疾患を考察しながら病気の最終診断をつける作業です。組織学、解剖学、発生学に根ざし、臨床情報や組織学的形態、免疫組織学的特徴などを総合して論理的に結論を導いていきます。
病理診断は病変の質的診断には欠かせないものであり、治療方針の決定や治療効果の評価、予後判定に重要な意味を持ちます。多くの疾患において、医療の質はその病理診断如何によるといっても過言ではありません。そのため、病理診断は医師が行う医療行為と規定されており、病理診断科は内科・外科と並んで基本的な19診療科の1つに数えられます。病理診断を専門とする専門医の制度も定められています。

病理診断は近年免疫組織化学の発達や遺伝子病理診断学の発達でめざましく環境が変化しています。その中で当院でも現在、自動免疫染色装置を導入し、FISHの院内化や液状化細胞診(LBC)の導入も検討中です。さらに、外科・放射線科・病理診断科合同の検討会、剖検症例検討会、科内の勉強会なおに精力的に取り組み、当院の医療水準向上に努めています。また、日本病理学会や中部意見回に積極的に参加して、病理診断の精度仮とともに、常に最新の病理学的知見を取り入れて、診断能力の向上に努めています。3名の病理専門医が診断していますが、ミスを防ぐためのダブルチェックをなるべく実施するようにしています。稀少・難解症例の場合は、その領域を専門とする他施設の病理医に第三者意見をお願いし、誤りのない正確な診断を提供しています。

現状の体制と協力体制(職場環境)

常勤:3名

●指導医・専門医
一般社団法人日本病理学会 指導医2名、一般社団法人日本病理学会 専門医1名、公益社団法人日本臨床細胞学会 指導医2名、公益社団法人 日本臨床細胞学会 専門医1名、一般社団法人日本臨床検査医学会 教育指導医1名

今後の方針

当院病理診断科では、迅速かつ正確な診断を行い、病理診断を充実させることは言うまでもありませんが、手を抜かないで気になるところはしっかりと突き詰める姿勢を貫くことを常に意識して診療に従事しています。また、それに基づく確実な診療に寄与できるよう努力しています。特に、ディスカッション顕微鏡を整備し、各科の先生との討議や学生・研修医の教育や指導にも役立てていきます。
全ての病理診断報告書の担当医による確認・未確認を電子カルテ上で検索できるようにし、未確認症例が存在した場合には各科に症例を伝達していく予定です。病理診断の未確認をなくすシステムを確立し、適切な医療の施行をサポートしていきたいです。

リハビリテーション科

専門分野

リハビリテーション全般、スポーツ医学、疼痛管理、麻酔管理

リハビリテーション科の特徴、現在の取り組み

超急性期から回復期、維持期そして家庭でのリハビリテーションの提供を行うべく多数のセラピストとともに協力し活動しております。脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、心・大動脈疾患はもとより管理リハビリテーションにも力を入れており、院内の様々なチーム医療に参画し患者さまの技能向上を目指しております。

現状の体制と協力体制(職場環境)

セラピストとの協力関係を重要とし、公私にわたり仕事を楽しく真面目に取り組んでいます。

先端治療

最先端機器であるパワプレートのリハビリテーションへの導入。

特殊診療

インクリニックを使用することで、リハビリテーションのさらなる向上。

今後の方針

さらなる幅広い患者さまへの絶え間ないリハビリテーションの提供。

脊髄外科センター

専門分野

脊椎脊髄外科

脊椎外科センターの特徴、現在の取り組み

平成26年4月より脊椎外科センターを新たに開設しました。センター開設後1年であり、まだまだ手術件数は少ないですが、順調に手術件数も増えております。脊椎外科に興味がある先生には積極的に手術に参加、執刀をしていただきます。

現状の体制と協力体制(職場環境)

岐阜大学整形外科脊椎班より非常勤医師として下川先生に来ていただいています。これまで大学病院で行っていたような難しい症例も下川先生の協力のもと手術をしています。

診療内容

脊椎外科では、頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)、靭帯骨化症(じんたいこっかしょう)、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)などのせぼねの治療を行います。せぼねの病気により神経が圧迫されると手足のしびれや痛みの原因となります。症状が軽い場合は内服薬などによる保存的治療を行いますが残念ながら薬や注射では神経の圧迫を取り除くことはできません。そのため症状が改善しない場合は手術治療が必要となってきます。患者さまのご希望、全身状態、症状に応じて保存治療あるいは手術治療を行います。

主な対象疾患

【関節鏡視下手術】

  • ● 頸椎症性脊髄症
  • ● 頸椎椎間板ヘルニア
  • ● 頸椎後縦靭帯骨化症
  • ● 腰椎椎間板ヘルニア
  • ● 腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症
  • ● 骨粗鬆性脊椎圧迫骨折
  • ● 脊椎外傷
先端医療

2015年より経皮スクリューを用いた低侵襲固定術、BKP治療も開始しました。

今後の方針

内視鏡手術も今後取り入れていく予定です。

科目一覧

内科

外科

その他

募集要項

募集職種
医師
身分
常勤(正規)職員
勤務日数
原則、週5日(週40時間)勤務
※応相談
勤務時間
8:30~17:30(平日)、8:30~12:30(土曜日)
休日
日曜日、祝祭日、当直明け
※土曜日は診療科によります
休暇
年末休暇:有、有給休暇:1年目(4月~9月入職者)10日、(10月~翌3月入職者)6日~1日・2年目11日付与、バースデー休暇、その他
保険
政府管掌健康保険・厚生年金保険・労災保険・災害補償・雇用保険をすべて適用
※医師賠償責任保険は個人任意加入
外部研修
参加:可、参加費支給:有
応募資格
医師国家資格保有者
福利厚生・施設
託児所エンゼル:病児保育も実施
リフレッシュ医学教育:個別の事情についても相談可能です

福利厚生

定年制度
定年65歳(70歳までの継続雇用制度あり)
昇給制度
年1回面談の上決定
学会支援
年2回補助あり
※主たる発表時は全て病院負担(海外は別途規程あり)
院内保育
24時間対応
病児保育を実施し、3ヵ月~就学まで利用可能
産前産後休暇
育児休暇
住宅手当

※上限有
赴任手当

※上限有
退職金制度

※勤続3年以上
その他
英会話教室/毎週参加無料(18:00〜19:00)
病院見学(当直見学も可能)等は随時行っておりますのでお気軽にお問い合わせください
※お電話でのお問い合わせ 8:30~17:30(土日祝日を除く)