松波総合病院の初期研修
理念
臨床研修は、医師が医師としての人格を涵養し、常に患者を思いやり、将来専門とする分野にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身につけることのできるものでなければならない。
基本方針
- 1.保健・予防・治療を含めた総合的な研修を行うことにより、医術の錬磨と医師の資質の向上を目的とする
- 2.プライマリ・ケアを最重点にローテイト方式により各科にわたる基礎的な診療についての知識と、技術応用力および医師(職業人)としての態度を身につける
Point1
豊富な学びの場
豊富な学びの場
研修医の声で開催が増えた週5回の「軽食付き朝カンファランス(月曜:がん治療勉強会、火曜:救急症例検討会、水曜:救急レクチャー、金曜:論文抄続会)」や「臨床病理カンファランス」など盛り沢山の学びの場。入職数ヶ月後には、初期研修医もカンファランス発表を担当し、ハイスピードで成長します。
Point2
安心して研修に集中できる指導スタイル
安心して研修に集中できる指導スタイル
研修医のチャレンジ精神を徹底的に応援するのが松波スタイル。全員で学び、全員で成長する文化があるから、多少の負担がかかっても指導を惜しみません。指導方法も頭ごなしな批評ではなく、ディスカッションを重視するスタイルを推進し、安心して学べる環境を作っています。
Point3
総合プロブレム方式
総合プロブレム方式
これからの医師には、全身をバランスよく診察するための能力が必須です。
当院では、患者さんがこれまで罹患したすべての疾患を時系列にリストアップする「総合プロブレム方式」と呼ばれるカルテ記載方法で徹底トレーニング。それぞれの疾患の過去、現在を管理しながら、未来を予測する能力を身につけます。
当院では、患者さんがこれまで罹患したすべての疾患を時系列にリストアップする「総合プロブレム方式」と呼ばれるカルテ記載方法で徹底トレーニング。それぞれの疾患の過去、現在を管理しながら、未来を予測する能力を身につけます。
ローテート科目一覧
- 内科全般
- 総合内科
- 消化器内科
- 呼吸器内科
- 循環器内科
- 血液・腫瘍内科
- 小児科
- 外科
- 心臓血管外科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 形成外科
- 泌尿器科
- 産婦人科
- 眼科
- 放射線科
- 救急総合診療科
- 麻酔科
- 病理診断科
- 精神科
- 地域医療
- 一般外来
プログラム内容
- 特徴
- 【総合内科に興味ある方必見】
長年総合内科で、「総合プロブレム方式」を実践しており、初期研修期間に2クール以上ローテーションしますので、プロブレムリストの立て方、疾患に対する考え方を学ぶ事が出来ます。【指導医数と研修医数の理想的なバランス】常勤医170名、うち臨床研修指導医66名に対し、研修医定員は1学年12名。屋根瓦方式やマンツーマンによる研修が行えます。【現実に即したプライマリケアができる】松波総合病院は地域完結型医療をめざし、地域連携医と一緒に地域診療ネットワークを作っています。連携パスのもと、急性期医療、介護医療が行われ、初期研修プログラムもこのなかに組み込まれています。▼初期研修の特徴~初期研修医の一日などをご紹介!
- 目標
- ~「患者とその家族に全人的な対応ができる医師となるために何をしたらいいのか」を見つける~
医療にはさまざまな問題が山積みされています。最先端医療も大切ですし、末期医療、療養医療も大切です。医学部在籍中には、十分経験することができなかった多くの切実な問題に直接ぶつかり、現在の医療に対する問題点を十分考えていただきたい。「走りながら考える」、まさしくこの言葉通りに臨床研修を意義あるものにしていただきたいと願っています。
- 年間スケジュール
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※1クール(4週間)※最初2クールはオリエンテーション含む選択必修※内科研修は、総合内科(2クール)、消化器内科(1クール)、循環器内科(1クール)、血液内科(1クール)、呼吸器内科(1クール)※救急研修は1年次(2クール)、2年次(1クール)※麻酔科研修(2クール)※小児科研修(1クール)※産婦人科研修(1クール)※精神科研修(1クール)岐阜病院、岐阜南病院から選択※地域研修(1クール)、郡上市民病院、岐阜県北西部地域医療センター、鷲見病院、美濃病院、総合在宅医療クリニックの中から選択※選択診療科研修(8クール)
- その他
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専門研修 内科専門医、産婦人科専門医、総合診療専門医、麻酔科専門医の基幹施設のため、専門医取得が可能です。 マッチング あり 研修病院タイプ 基幹型 関連施設 鷲見病院、まつなみ健康増進クリニック、総合在宅医療クリニック、郡上市民病院、岐阜病院、岐阜南病院、希望が丘こども医療福祉センター、岐阜県総合医療センター、美濃市立美濃病院、岐阜県北西部地域医療センター 研修修了後の進路 当院での専門研修および大学病院や他病院での専門研修。
初期研修医の1日
病院見学時に感じた通り、病院全体の雰囲気が良いので、ストレスなく研修ができています。1年上の先生から30年以上の経験ある先生方ともフラットな関係が築けているので、毎日自分らしく過ごせて、ほっとしています。
特にありがたいのが、上の先生方に相談しても全く嫌な顔をされないことです。このおかげで心理的な負担がだいぶ和らいでいます。しかも診察後にフィードバックしてくれる先生がほとんどですから、勉強になりますし、自信もつきます。
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6:30 起床
毎朝実施しているカンファランスに出るために、7時過ぎには出勤します。
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7:30 朝カンファ
総勢50名もの先輩医師を前にプレゼンすることもあります。様々な分野について毎朝勉強です。
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8:15 総合内科カンファ
総勢30名もの先輩医師を前にプレゼンすることもあります。様々な分野について毎朝勉強です。
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8:30 回診/外来
担当患者さんの回診を行います。先輩から今後の方針や対応についてアドバイスしてもらえます。
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12:00 昼休憩
ワンフロアの医局で同期や上級医と一緒に食事します。
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13:00 回診/手術
初期研修は上級医から全面的にフォローしてもらえるので、主治医さながらの経験ができます。
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17:30 研修医会
月に1回研修医が集まり、困っていることを相談したり話し合いをします。
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19:00 帰宅
1日の業務も終わりです。気の合う同期とそのまま飲みに行くことも多いです。
松波の朝カンファランス
松波総合病院の朝カンファランスは、午前7:30から始まります。
救急症例検討会、英語論文抄読会、しくじり症例の共有 等をしています。
セブンイレブンの軽食が用意されて、研修医以外に各診療科指導医も参加しております。
救急症例検討会、英語論文抄読会、しくじり症例の共有 等をしています。
セブンイレブンの軽食が用意されて、研修医以外に各診療科指導医も参加しております。
月曜日 がん治療勉強会
がんを部位別に、基本から治療法やガイドラインまでレクチャー。部長クラスの先生が講師を担当し、参加者は医師や看護師、薬剤師などと幅広くいます。
火曜日 救急症例検討会
救急部ローテーターによるプレゼンで、研修医が経験した救急搬送症例の内容を提示。指導医らからフィードバックを受け、救急時の対応方法を学びます。
水曜日 しくじり先生&救急レクチャー(各診療科)
各診療科の上級医、コメディカル含めて講師となって、救急外来で遭遇する疾患の初期対応から、研修医教育に必要な内容を指導いただきます。
金曜日 論文抄続会
研修医が持ち回りで、興味のある英語論文を翻訳・要約してプレゼン。研修医や指導医らからフィードバックを受け、海外論文を読むポイントが身に付きます。
村山正憲先生(副院長・臨床研修責任者)のコメント
- 研修医の皆さんには、「患者さん本位な診療のできる医師」になってほしいと思って指導しています。曖昧な主観ではなく、病歴と身体所見という事実を基にしてロジカルに考えること。これが、正確な診断を促し、患者さん本位の的確な診療につながっていきます。
臨床病理カンファランス(CPC)(月1回開催)
死亡後の病理解剖を行った症例について、臨床経過と治療内容をまとめ、剖検結果を検討します。主治医が主訴、既往歴、家族歴、現病歴、入院時現症、検査所見を説明し、画像検査などを提示した後、入院後の経過と治療経過を説明。問題点や鑑別診断について意見交換や議論を行った後、具体的な臨床診断の絞り込みが行われます。病理医によって剖検または生検の所見を報告し、病理学的な死因を推測したら、最後に全員で症例の診断に至るプロセスの合理性、治療の妥当性、画像や検査所見の整合性や矛盾点などを議論します。
待遇・研修環境
- 研修医の主な出身大学
- 岐阜大学、藤田医科大学、川崎医科大学、東海大学、北海道大学、神戸大学、富山大学、愛知医科大学、浜松医科大学 他
- 募集人数
- 12名
- 身分
- 常勤(正規)
- 勤務時間
- 8:30~17:30(基本)
- 給与
-
1年次生 年総支給額:約7,410,000円 月額:約550,000円(当直等手当含む)
2年次生 年総支給額:約8,040,000円 月額:約580,000円(当直等手当含む)
※給与改定などにより変更することがあります。
- 日当直手当
- あり
- 時間外手当
- あり(診療科部長の指示に基づく)
- 休暇
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年末休暇:あり
有給休暇:1年目10日・2年目11日付与
バースデー休暇、その他
- 保険
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政府管掌健康保険・厚生年金・労災保険・災害補償・雇用保険を全て適用。
※医師賠償責任保険は個人の任意加入とします。
- 外部研修
- 参加:可、参加費支給:あり
- 応募資格
- 医師国家試験受験資格者(公募:マッチング方式)
- 教育環境
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図書室:24時間利用可
臨床研修医室:24時間利用可
医学教育用シュミレーター・教育用コンテンツ:あり
インターネット:24時間利用可(無線LAN)
ケアネット:利用可
- 院内研修
- 院外地域医師との合同研修会、各種カンファランス:あり
- 研修開始
- 令和7年4月(医師国家試験合格発表後)
- 住宅情報
-
病院から徒歩約5分の距離に1DKタイプの研修医寮をご用意しています。
バス・トイレ別のセパレートタイプで、1人暮らしには十分な広さがあり、ダイニングルームまであります。
(駐車場、エアコン付き)
研修医寮
バルコニー、エアコン、TVインターホン、シューズボックス、駐車場・駐輪場完備、クッションフロア、駅徒歩10分以内、ガスコンロ2基、プロパンガス
募集要項
- 出願受付
- 令和6年6月17日(月) ~ 8月19日(月)
- 選考開始時期
- 7月下旬
- 選考日
- 令和6年7月24日(水)~ 8月28日(水) 毎週水曜日 16時~
- 選考方法
- 個人面接・小論文
- 応募書類
- ①履歴書(当院指定の書式 A3サイズ):指定履歴書はこちら
②卒業見込証明書または卒業証明書
③小論文:小論文記入用紙はこちら
テーマ「医学部ではほとんどの方が6年間という長い期間を過ごされたと思います。色々な書籍を読まれたことでしょう。その中で最も印象に残っている、若しくは最も影響を受けた書籍名(シリーズでも良い)を挙げ、どの様な内容について考えさせられたのか、又はそれによってあなたが行動変容を起こさせられたことなどあれば、自筆で述べてください。」(800字~ 1,200字程度)
- 申し込み手順
- Step1:お問い合わせフォームより、希望面接日の申し込みをしてください。
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Step2:当院指定書式履歴書を印刷してA3サイズで印刷後、直筆で記入してください。
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Step3:原稿用紙を印刷して直筆にて記入してください。
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Step4:面接日の1週間前までに履歴書(当院指定)、卒業見込証明書、小論文記入用紙をご提出ください。
- 応募について
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当院お問い合わせフォームにご連絡いただくか、下記の担当者までメール、またはお電話にてご連絡ください。
- 応募連絡先資料送付先
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松波総合病院 臨床研修医室
担当:林 幸太郎
TEL:(058)388-0111(代) 内線51145
E-mail : kotarohayashi1115@gmail.com