精神科の医師転職事情
精神科の転職についてよくある質問
精神保健指定医を取得したいのですが、取得可能な医療機関を紹介してもらえますか。
精神保健指定医を取得できる施設につきましても、ご紹介は可能です。必要な症例の集まりやすさや指導体制についても気になるところかと思いますが、コンサルタントが施設に確認することもできますので、お気軽にご相談ください。
短時間勤務や常勤での週4日勤務などは可能ですか。
施設や業務によっては、短時間勤務や常勤での週4日勤務などの柔軟な働き方も可能です。医師転職支援サービスをご利用の場合は、コンサルタントが施設と交渉もいたしますので、ご希望に合う求人が見つからない場合はご相談ください。
精神科に転科したい。精神科未経験でも入職できますか。
精神科未経験の先生でもご勤務が可能な精神科の求人は一定数ございます。転職支援サービスをご利用の場合は、コンサルタントに、転科を希望される理由や、今後のキャリアプランなども含めて伝えていただけますと、よりご希望に添った求人を紹介しやすくなるかと存じます。
精神科の求人のポイント
精神科の医師は、総合病院、単科病院、クリニックなどさまざまな施設からニーズがあり、求人数もほかの診療科と比べて少なくありません。専門医よりも精神保健指定医の需要が高く、指定医であることを必須条件とする求人もありますので、応募前にしっかり確認しましょう。 また、募集対象が「非指定医でも可」という求人の場合も、指定医であれば勤務条件や年収、手当が優遇される場合があります。求人票に優遇が明示されていない場合も、転職支援コンサルタントを通すことで施設側と条件交渉を進めやすくなります。一方で、指定医を取得していない場合は、指定医と比べると提示される給与水準が低くなり、当直などの勤務条件も厳しくなる傾向があります。ただ、コンサルタントが間に入ることで交渉できる可能性もありますので、ご相談ください。 都市部のクリニック求人は、指定医の有無を問わないところが多いこともあり、人気です。すぐに充足することが予想されるため、転職を急いでいない方も、早めの転職支援サービスへの登録、情報収集をお勧めします。もちろん、業務内容、患者の層、勤務条件などをふまえた上で、しっかり検討することが重要です。
精神科の転職動向・年収事情
厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」(2010年)によると、精神科の現員医師の数は1万843.6人。必要医師数をふまえた倍率は1.11倍です。2015年度~2019年度にエムスリーキャリアからの紹介で入職が決まった精神科・常勤医師の場合、年収平均は1,600万円前後となっています。 精神科の求人の場合、精神保健指定医のニーズが高まっていることが特徴と言えます。そのため、特に若手医師では、専門医にこだわらず、指定医を目指す人も増えているようです。指定医であることを応募条件に掲げる求人も少なくないため、勤務先の選択肢も広がりますし、給与や当直手当の水準も高くなります。また、「当直なし、週4日勤務」などの勤務条件の交渉もしやすくなります。 精神科は他科からの転科が多い診療科ですが、特に指定医を取得している場合は、他科のキャリアがあることが転職する上で強みになる場合もあります。例えば、内科疾患もある精神科の患者は多いため、「内科まで包括して診られる医師はありがたい」と評価する施設もあります。