教室のポイント
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若手もどんどん手術ができる
当医局では2021年度、開心術の対応件数が年間100例を超えました。
心臓血管外科手術全体としては年間300例以上に対応しており、このうち約1割となる20例を初期研修医に、約2割となる50例を専攻医に、その術者として執刀させることを目標に掲げています。
心臓血管外科というと若手はなかなか手術機会を得られないことが多いですが、当医局では全ての手術に教授が目を通し、安全と安心に配慮した上で、若手にもなるべく多くの経験を積んでもらえるよう取り組んでいます。 -
最短年数で専門医が取得できる
取得可能な資格は、外科専門医・心臓血管外科専門医・ステントグラフト実施医です。また、心臓血管外科基幹施設・大動脈ステントグラフト実施施設の認定を受けています。
心臓血管外科専門医の取得に関しては、学会が掲げている最短期間である6年間での取得を目指し、遅くとも平均的な取得年数とされている9年以内には取得することを基本方針としています。
また希望者は、専門医と同時に学位取得も目指せる環境です。 -
ライフプランに合った働き方を選べる
第一線で術者として活躍したい方から助手として子育てをしながら手術に参加したい方まで、先生方にはそれぞれが目指す目標や希望に向かって、当医局の環境をフルに活かしていただければと考えています。
大学で研鑽後、県内の関連病院へ異動し、役職者として活躍することも可能です。また、結婚・出産・子育て等のライフイベントと両立をしたい方であれば、専門医取得の中断及び保持(カムバック)・週3日勤務・オンコールなしでの勤務などが可能です。
教授自身、当院赴任前に過去複数名の医師に結婚・出産と専門医・学位取得を両立させてきた実績があり、当医局でもそういった環境を継続させたい考えです。
他にも働き方に関するご要望があれば、お気軽にご相談ください。 -
多くのノウハウと症例のもと
最先端の医療に触れられる最先端の医療、侵襲の少ない⼿術が求められている昨今で、当医局は特にMICSを積極的に実施しています。
また、病院としてダヴィンチを3台保有しており、3~5年後の利用開始に向けて取り組んでいるところです。 -
学位取得・留学も可能
専門医取得に必要な論文執筆・学会発表といったステップは、学位取得にも通ずるものであることから、希望者には専門医と並行した学位取得を積極的に推奨しております。他院に基礎研究をしに行くのではなく、教室の中で臨床をしながら学位の取得を目指すことが可能な環境です。
また国内はもちろん、ドイツ・イタリアといった心臓血管外科の最先端を行くヨーロッパへの留学希望についても柔軟にご相談いただけます。 -
“仲間”と切磋琢磨できる環境
医局メンバーは、金沢医科大学・弘前大学・信州大学といった出身大学で構成されており、学閥もなくフランクな雰囲気です。
指導医との一対一の指導体制に加え、カンファレンスの場に重きを置いています。カンファレンスでは主に、物事の決定をはじめ知識や経験の共有及びフィードバックを行っており、医師一丸となって研鑽に励んでいます。
病棟管理についても、チーム制で平等に負担を分け合う形をとっています。
病院のポイント
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急性期医療を中心とした
指定機能病院の役割を担い
高度先進的医療を実践39診療科、817病床、約1,800名のスタッフを擁し、地域の基幹病院として最新・最高の設備と各種システムを整備
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平成29年の増改築で
新しい機能を備えた
新病院としてリスタート再生医療センター・ゲノム医療センター・仮眠室の設置、ダヴィンチを用いたロボサージャリーの実施、専門を明確にしたセンター化など
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美しく海外のような
雰囲気ある病院で
気持ち良く働ける綺麗な外観・内観と、日本海を一望できる抜群のロケーション
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独自のライセンス取得により
最新の論文や知見を
調べることができる図書館や電子ジャーナルなど、自ら学ぶための手段が豊富
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女性医師向けの
アメニティも充実育休・時短勤務可能、平成30年より院内保育設置、その他女性専用医局、院内でのお惣菜販売など
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他府県出身者・
他大学出身者も多数!!大学病院でありながら、学閥なくフランクな雰囲気
エリア情報
金沢について
金沢市は本州中央部の⽇本海側、⽯川県のほぼ真ん中に位置します。市域の南部を⼭地が占め、北部は⾦沢平野を経て⽇本海に臨む、⾃然環境に恵まれた⼟地です。
四季の変化がはっきりとした⽇本海側気候が特徴で、春や夏は晴天が続く一方で、冬は曇りや⾬の⽇が多く「弁当忘れても傘忘れるな」と⾔われるほどですが、金沢を代表する兼六園や⻑町武家屋敷跡が雪化粧した姿からは、金沢ならではの情緒を感じることができます。
また、海にも山にも近いことから食文化も豊かで、新鮮な海鮮はもちろん和菓子や郷土料理、本格的な料亭などでも知られる美食のまちとしても知られています。
生活環境
家賃や物価が比較的安いことに加え、治安が良く、医療・福祉・教育面もきちんと整備されていることから、住みやすいまちと言われている金沢市。
北陸新幹線の開業により、三大都市圏(東京・名古屋・大阪)からも約2時間30分でアクセスできるようになりました。普段は静かな環境の⾦沢で落ち着いた生活をしながら、必要な時に都市圏と⾏き来するライフスタイルも可能です。
加賀藩前⽥家の拠点として栄えた城下町である金沢には、藩政期の遺構や歴史的な建造物が数多く残されています。休日は、端正な茶屋建築が連なる「ひがし茶屋街」や、⼟塀をめぐらせた「⻑町武家屋敷跡界隈」、約70もの寺院が集まる「寺町寺院群」など、美しく情緒あふれる街並みを巡ってみてはいかがでしょうか。主な⾒どころがまちの中⼼部にコンパクトにまとまっているので、移動しやすい点もおすすめです。
教育環境
金沢市では、子どもたちに向けた環境教育の推進に向けて、環境学習のイベント開催や、市職員や専門の講師の派遣などを積極的に実施しています。その他、小中学校の義務教育課程にある児童生徒に一人一台の学習用端末整備を目指すなど、情報教育機器の整備も進めています。
石川県で医学部を設置する大学は金沢大学と金沢医科大学。県内に2つの医学部を有する地方県がそもそも多くないことに加え、石川市内は予備校も複数あるため、医学部を目指すために必要な学習環境が十分に揃っています。
また、名門医学部を擁する県だけあり、医学部への進学実績が高い高校もいくつか見られます。2015年のデータによると、金沢大学付属高校(国立)は、卒業生123名のうち実に32.5%にあたる40名が医学部に進学(うち24名は国公立の医学部へ進学)しているとのことで、医学部進学の指導に非常に熱心であることがわかります。他にも、金沢泉丘高校は約20名の医学部合格者を輩出しています。