病院クチコミナビ

血管外科、⼼臓外科の疾患を満遍なく扱っています。⼊局いただければ⼀通り勉強できる環境が揃っていますので、将来専⾨にしたいと考えている医師にとってはチャンスと⾔えるでしょう。
今は最先端の医療、侵襲の少ない⼿術が求められている時代です。それに向かってミックスの⼿術も積極的に実施しています。また⼤動脈内のステントにおいて、当医局は⽇本の草分け的な⽴ち位置であり、1996年に全国でも5番⽬という早さでの導⼊実績があります。
歴史と伝統の上に蓄積された多くのノウハウと症例があることも当医局の魅⼒だと思います。

ここに来るまでは⼀匹狼でやってきたので、ちょっとしたストレスの捌け⼝や、休みの希望を伝える先などがありませんでしたが、今は同年代の先⽣や後輩もでき、髙野先⽣や藤井先⽣をはじめ、周囲と互いの話を聞き合ったり助け合ったりするなかで、“仲間”の存在の⼤きさを強く感じています。この医局は、そういった周囲との繋がりを⼤切にしながら、切磋琢磨できる環境であると思います。
また、医局全体の⼈数があまり多くはないため、1⼈あたりの⼿術件数が多いことも特徴です。件数だけ⾔えるものではないですが、外科医としては本望です。

医局は臨床医を育てる現場なので、⼀番⼤きな役割は、“患者さんの役に⽴つ医者を残す”ことです。そのような志を持つ医師には、当医局をどんどん利⽤して⼈⽣設計をしてもらいたいです。
“患者さんの役に⽴つ医者”とは、臨床能⼒に優れていること、外科医として⼿術の能⼒に⻑けていることはもちろんですが、「この患者さんにはどんな治療をすべきなのか」をきちんと考えられる医者であると思います。
“診る”ことは、⼿術をすることだけではありません。患者さんにとって⼀番良いこと、望ましいことをしてあげられる医者を育てることが、私たちの使命であると考えています。

基本的に、休⽇は決められた通り消化できる体制です。また、夏休みも1週間×2回程度の取得を促しています。その他、当直ではなくオンコール体制を取っており、これは全国の⼼臓⾎管外科を⾒ても稀です。
結婚・出産・⼦育てなどに際しても、性別関係なくライフプランにあわせた将来像を提案したいと考えています。もちろんまずはしっかり専⾨医を取ってもらうという⼤前提はありますが、週3⽇、オンコールなし、産休や育休からのカムバック…全て問題ありません。

当直なしのオンコール体制を維持するためにも、注意深く患者さんを診に⾏く、常に⿐を利かせるということには気を付けています。あとは⾊々な雑⽤を⽇中内に終わらせておくこと。そして少々時間がかかっても、まず何より⼿術を丁寧にやることを⼼掛けています。結果的に、当直の有無によって成績に影響が出ることはなく、むしろ効率的且つ丁寧に診ることができていると感じます。
現状、19時までには帰ることを⽬標にしています。⼿術の⽇のみ泊まりで診ていますが、翌⽇以降は落ち着いていたら帰ります。そもそも、⼿術をやったからには責任があるので⾃然に診ようという気持ちになりますし、苦ではありません。当直のバイトも⽉1回程度です。
⼿術は⽉に多くて開⼼術が10件ほど、⾎管が倍の20件ほど、⼩児は週1で４〜５件ほどでしょうか。⽇中は割と忙しいと思いますが、例えば「⼦供の運動会なので休みます」を誰も咎めないような雰囲気のなか、医局の全員が互いに⼿を取り合って思い合ってやっていける環境なので、メンタル的にも体⼒的にもきつさを感じることなく、気持ち良く働けています。

心臓血管外科医を目指される⽅は、当医局でぜひ専⾨医取得の⼊り⼝に⽴ってもらいたいと思います。ただ専⾨医を取れました、ではなく、実のある研修をしてほしいですし、専⾨医取得までの期間にもこだわり、最短年数で取得していただけるよう努めています。当医局では若い先⽣にも積極的に⼿術を実施してもらっているので、どんどん経験を積んで、最終的に市中病院の部⻑として⾃分で術式を考え、医療を提供することを責任を持ってやれる医師になってほしいです。
医局としていちばん⼤事なことは、医師個々⼈の⽬標、希望を叶えられることです。専⾨医を取って⼼臓をやりたい、血管をやりたい、先天性をやりたい…等、様々なニーズに対して将来役⽴つためのお⼿伝いができればと考えています。また臨床はもちろん、⼤学に残って基礎研究、⼤学スタッフとして残る、海外留学など、⺠間病院では閉ざされてしまう道も選択することができる、その幅の広さが当医局の⼤きな特徴です。
医師の皆さまとともに、医局としても今までと同じことを続けるのではなく、⼩回り良くどんどん新しいことを取り⼊れるなどして、最先端を追い求めて常に成⻑し続けていける医局でありたいと思います。志ある医師の皆さまからのご応募をお待ちしています。