答えは長野に聞け!”医療系学生つながりキャンプ”開催

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答えは長野に聞け! "医療系学生つながりキャンプ"開催

実習などで忙しい毎日を送っている医療系学生。たまには日常を抜け出して、いつもとは違う世界に出会いたいーそんな思いに応えようと、「医療系学生つながりキャンプ~答えは長野に聞け!~」が2015年5月に開催されました。

大学・学部を越え100人以上の医療系学生が参加

今回のテーマは「地域」。医学生・看護学生・薬学生・獣医学生など100人以上が長野でキャンプを行い、地元住民とも交流を深めながら、理想的な地域のあり方について考えを深めました。

主催者代表の池上侃さん(防衛医大医学部5年)は、「医療系学生が学外の人とふれあう機会は少ない。ただ、心の中では外の世界とつながりたいと思っている人も多いだろうと考えていた。そうした人の背中を押す機会をつくりたかった」と、開催の経緯を話しました。

主催者代表の池上侃さん

主催者代表の池上侃さん (防衛医大医学部5年)

どんな街をつくる?遊びと学び、両面盛り込んだワークショップ

特に盛り上がったのが、ワークショップ「街づくりコンテスト」。高齢化率や人口数、インフラの充実具合など、ランダムに与えられた制約条件を前提に、グループごとに理想の街のアイデアを議論・発表するという内容でした。

参加者からは、「よくあるイベントは、勉強だけもしくは遊びだけ。今回のイベントは、勉強と遊びの両面があってすごく面白かった」などの声があがりました。

「街づくりコンテスト」で優勝したのは、「一見ど田舎、でも超便利な街」。各民家が地下鉄の駅に直結しているという斬新な発想が評価されました。

キャンプで生まれた多職種連携の芽

今回のイベントではこのほか、キャンプファイヤーや手持ち花火など、大学や学部の垣根を越えた交流も活発に行われました。普段接することのない学部の人とも密にコミュニケーションが取れたことで、将来一緒にチーム医療を進めていく他職種の考え方に、思いを馳せた人も多かったようです。

「自分は将来、どのように地域医療に貢献すべきか」「他職種のスタッフとどのように連携し、チーム医療を進めていくべきか」ーその答えは百人百様。今回のイベントで得られた数々の出会いを通じて、参加者はそれぞれの“答え”を持ち帰っていったようです。