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KV

富士山を臨む豊かな大地で、350万県民の「安心」を支える

静岡県は、健康で自立した生活を送ることができる「健康寿命」全国トップの「健康長寿県」です。住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会の構築が求められる中、健康福祉分野において、県民の「安心」を支え、課題解決に向け、多様な関係機関と調整・協働を行うのが本県の公衆衛生医師です。
臨床医が個別の患者様の命と健康を救うのに対し、公衆衛生医師は、地域住民全体を対象に、関係機関と連携しながら地域の仕組みづくりを行うことで、地域医療や健康レベルの維持向上に貢献でき、臨床よりもより大きな視点で物事を動かすことができる非常にやりがいのある仕事です。
静岡県は、雄大な富士山や南アルプス等の山々を臨み、風光明媚な伊豆半島などの観光地にも恵まれた、自然豊かな地域です。大都市に比べて穏やかな環境で、仕事もプライベートも充実し、安定したライフスタイルを築くことができます。
この恵まれた環境で、これまでの臨床経験や専門的知識を活かし、広大な視点から県民の「安心」を支える公衆衛生医師として、力を発揮してみませんか。

地域の人々の健康を守り、安心して生活できる社会を築くために働く魅力

■公衆衛生医師の役割とスケール感

公衆衛生医師は、地域社会全体の健康水準向上を目的とし、疾病予防、健康増進、環境衛生、災害対策など、広範な公衆衛生課題に取り組む仕事です。
目の前の患者様と向き合う臨床とは異なり、管内の市町や医療機関、医師会などの関係機関と協働しながら、地域における健康や医療の課題解決に向けて対策を講じていきます。この仕事は、臨床よりもより大きな視点で物事を動かすことができる非常にやりがいのある仕事です。

■静岡県でこそ活きる専門性とキャリア

静岡県で働く公衆衛生医師は、本庁での県全体の公衆衛生事業の企画立案や、県下7箇所の保健所での広域的・専門的業務など、多様なフィールドで活躍できます。東西に長い本県は、地域によって「地のカラー」が異なります。多様な環境で地域に根差した業務を経験し、キャリアを積むことができることも魅力の1つです。

■広範な業務内容

公衆衛生医師が関わる業務内容は以下のとおりです。

業務 内容
健康危機管理 新型コロナウイルス・結核等の感染症、食中毒、地震・台風等の自然災害
地域医療体制 地域包括ケアシステム推進、医療人材確保・地域偏在解消、救急・へき地・小児・周産期医療体制確保
疾病対策 がん対策、肝炎・エイズ対策、難病患者支援
精神保健 精神保健福祉相談・社会復帰支援
(精神障害者、自殺対策、依存症対策、ひきこもり 等)
健康づくり 健康経営推進、受動喫煙防止対策
医療安全 医療機関への立入検査・指導、病院等許認可
衛生・薬事 食品衛生、環境衛生、食品・薬事関係施設への監視指導、動物愛護
保健・福祉 母子保健、認知症対策、老人保健、女性相談

■公衆衛生業務未経験からの成長と経験者の活躍

スキルアップ支援及び臨床経験の活用
本県の公衆衛生医師の中には、当初から公衆衛生分野で働いていたわけではなく、臨床分野で一定年数働いた後に転職してきた方も多く活躍しています。初めから公衆衛生に関する専門知識がなくても、現場での実務経験や研修等を通じてスキルアップを図っていくことができます。また、臨床経験で培った専門知識は、医師の立場から医学的評価や判断を求められる場面で役立ちます。

公衆衛生業務経験者への期待
公衆衛生業務の経験がある方は、本庁又は保健所等で早期に活躍できます。また、40代後半以降の採用実績も多く、本庁の課長級や各保健所長クラスで即戦力として活躍が期待されます。

実際の働き方

■主な勤務場所

「本庁」又は「県下7箇所の保健所」
※配属先は本人の意向や居住地、家族の状況等を考慮した上で決定いたします。人事異動により3~5年程度で配属先が変更になります。

主な勤務場所

■業務内容

保健所(健康福祉センター)での業務
管内の市町や医療機関、医師会などの関係機関と協働しながら地域における健康や医療の課題解決に向けて対策を講じていく仕事です。具体的には、食品衛生や感染症等の広域的業務、医事・薬事衛生や精神・難病対策等の専門的業務を行うとともに、大規模で広域的な感染症や食中毒、自然災害などの健康危機管理に取り組み、地域全体の住民の健康のレベルアップを図ります。

本庁での業務
県全体の公衆衛生事業の企画立案や事業実施、計画策定、予算・人員の確保、関連機関との調整等に携わり、専門知識を有する医師の立場から医学的評価を行います。

■安定した勤務体系と柔軟な働き方(ワークライフバランスの実現)

静岡県の公衆衛生医師は、安定した勤務環境の中で、柔軟な働き方を選択できます。
勤務時間は、1週につき38時間45分、1日7時間45分で、原則8時30分から17時15分まで(12時から13時まで休憩)ですが、時差出勤制度(9パターンから選択可)があり、ライフスタイルに合わせた勤務時間を選択できます。
通勤は、距離に応じて新幹線も認められており、遠方からも短時間で快適な通勤が可能です。
また、本庁・保健所間は電車等の公共交通機関で移動でき、条件によっては新幹線を利用した移動も可能です。
モバイルパソコンの導入により、在宅勤務や県内各地域にある県総合庁舎内のサテライトオフィスを利用した勤務も可能です。時間や場所にとらわれない柔軟な働き方により、ワークライフバランスが実現可能です。

■1日のスケジュール例

本庁課長級職員のある1日
勤務時間 8:15~17:00(時差出勤利用)

8:15~9:00

出勤、メールチェック、本日の業務確認、各新聞記事を医療系を中心に確認、ファイリング。
医師会、病院協会などの関係機関から発行される機関誌で情報収集。

9:00~10:30

決裁書類のチェック。
会議や課内の打合せなどに出席。

10:30~12:00

政策調整会議。
午後から出張の日などは、講演資料等確認。
県の医学修学研修資金貸与者とオンライン面談。

12:00~13:00

昼食
(出張の日は予めリサーチした店で絶対ラーメンを食べる)。

13:00~17:00

地域枠設置大学医学部にて、地域医療に関する講義。

出張先から直接帰宅


保健所長のある1日
勤務時間 8:15~17:00(時差出勤利用)

8:15~8:30

出勤、メールチェック、本日の業務確認。
新聞記事等の情報収集。

8:30~9:00

飲食店営業許可申請等の決裁。

9:00~9:30

台風第15号に係る応援支援の打合せ。

9:30~10:00

医療機関の立入検査結果の決裁。

10:00~11:00

小児慢性特定疾病更新申請の所内審査。

11:00~12:00

全国保健所長会から照会に対する回答文書の作成。

12:00~13:00

昼食

13:00~13:30

精神保健福祉に関する調査結果の決裁。

13:30~14:30

感染症審査協議会

14:30~15:00

地域災害医療対策会議の協議、資料確認。

15:00~16:00

管内市の予防接種健康被害調査委員会の資料確認。

16:00~16:45

出張した会議の復命書の作成、供覧。

16:45~17:00

明日の準備

17:00

退勤

U・Iターン支援と一人ひとりに寄り添う安心の制度・福利厚生

■安定した収入と充実の手当

公衆衛生医師の給与は、「職員の給与に関する条例」等の規定に基づき、学歴・職歴等を勘案し決定されます。
例)年収ベース
・医師経験年数10年目の場合、約1,250万円
・医師経験年数15年目の場合、約1,450万円
・医師経験年数20年目の場合、約1,500万円
※上記の額は、今後の給与改定等により、変更されることがございます。
※上記の他、要件を満たす場合には、扶養手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当 等の諸手当が支給されます。
※勤務所属や担当職務によって、給与の額が変わる場合がございます。

■U・Iターン者等をサポートする住宅・通勤制度

県外からの採用実績も多く、職員の生活を支援する制度が充実しています。
・赴任旅費:採用時又は人事異動に伴い転居した場合、一定の要件を満たしていれば赴任旅費が支給されます。
・職員住宅:単身者用及び世帯用向け職員住宅があり、実際に他県から転職された方も利用しています。
・通勤手当:最高限度額150,000円/月 遠方から新幹線を利用して通勤している職員もいます。

(参考)
本県への移住に関することは、「移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡」を御覧ください。
https://iju.pref.shizuoka.jp/

■仕事と家庭の両立のしやすい子育て支援

静岡県職員 育児休業取得率(※令和6年度実績/教育委員会、警察本部除く)
・女性:100%
・男性:80.3%
※近年は男性職員の取得率も高くなっています。

広範な業務内容

■制度利用者のこえ

部分休業・時差出勤で子育てとキャリアを両立
産後の自宅復帰時に夫にも3週間育児休業を取得してもらい、協力して家事と育児を行いました。復帰後は「部分休業(1日1時間30分)」と「時差出勤」を利用しています。職場にいる時間が通常より短い分、スケジュール管理と、同僚・上司とのコミュニケーションを大切にして仕事を進めています。
育児休業がもたらす自己成長と職場の理解
次男(第3子)が生まれた際に、初めて3か月間の育児休業を取得しました。親として子どもの成長に最初から向き合えたことは、自分自身の成長や自信につながり、また、子どもたちと毎日時間を共有できたことは、自分の財産となっています。「最後は家庭を優先すべき」という考えに応えてくれる、働く人に優しい職場であると思っています。

ふじさんっこクラブ

静岡県庁には、仕事と子育てを両立する職場環境の整備のため、乳幼児の一時預かり保育施設「ふじさんっこクラブ」があります。「職場の子どもは、職場みんなで育てます!」を合言葉に、職員が保育補助等を通じて子育て支援に携わっています。

募集要項

 
想定年俸 35歳(医師経験10年)で約1,250万円
40歳(医師経験15年)で約1,450万円
45歳(医師経験20年)で約1,500万円です。
※上記の額は、今後の給与改定等により、変更されることがあります。
※上記の他、要件を満たす場合には、扶養手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当等の諸手当が支給されます。
※勤務所属や担当職務によって、給与の額が変わる場合があります。
勤務日数 月曜日~金曜日の週5日
勤務時間 原則8:30~17:15(12:00~13:00まで休憩)
※1週につき38時間45分、1日7時間45分。
※時差出勤制度があります(9パターンから選択可)。
休日休暇 土曜日、日曜日、国民の休日
年末年始(12月29日から1月3日まで ※年による)、年次休暇(4月採用で年15日、翌年からは20日・1時間単位での取得が可能)、夏季休暇(5日間)、忌引休暇、結婚休暇、家族休暇 等
福利厚生 仕事と子育て・介護を両立させる休暇・休業制度が充実しております。
赴任旅費の支給や、職員住宅(単身・世帯向け)、住宅手当等があります。
※その他にも、様々な福利厚生をご用意しております。
応募資格 医師免許を有すること。
公衆衛生行政の実務経験がある方又は診療経験のある方。
求める人材 医師としての専門知識、組織をマネジメントする能力、コミュニケーション能力、公務員としての自覚等が求められます。
採用予定日 随時採用
※採用時期については個別で相談させていただきます。
選考方法 書類選考の上、面接を行います。
その他 申し込みされる場合は、事前に以下の問い合わせ先までご連絡をお願いします。
興味がある方はお気軽にお問い合わせください。業務内容の説明や現場見学などご希望に応じて随時行います。
  
ふじっぴー

■お問い合わせ先

静岡県健康福祉部政策管理局総務課
〒420-8601
静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁西館3階
TEL:054-221-2962
FAX:054-221-3264
MAIL:kenfuku_soumu@pref.shizuoka.lg.jp


現役公衆衛生医師のこえ

利用者1
■本庁課長級職員(男性)
もともと地域の中核的病院にて臨床医(内科)として勤務していました。社会的問題を複数抱える高齢患者など多数診療していくうちに、疾患の上流にある課題への挑戦といった動機で公衆衛生医師へ転職しました。自分が思っていたよりも、人の健康は社会的決定要因によって大きく左右されると日々実感しつつ、働いています。
出先の機関(保健所等)で疾患の上流にある健康課題への取り組みや健康危機管理業務、災害対応業務など、複数年経験した後、現在は、県庁内で医師確保、看護師確保、災害医療関連などの業務に携わり、特に医師確保業務は、地域枠設置大学への訪問や、医師確保イベントへの参加など出張も多い職場です。定型的なデスクワークよりも非日常経験が好きな方には、飽きずに業務にあたることができ、私には向いていました。
行政機関として、様々な関係機関の様々な業種の方と良好な関係性を構築していく事が求められるので、臨床医時代に鍛えられた、コミュニケーション能力が改めて活かされる職場と感じています。
県の公衆衛生医師は超ベテランから、私のような若手(50代周辺でもこの業界では若手)まで、複数の医師が幅広く活動しているので、どんな年代のどんな経歴の方でも安心して相談しながら働けると思います。興味を持って頂いた方がいましたら、お問い合わせだけでもいかがでしょうか。
利用者2
■保健所長(女性)
保健所では、保健師や薬剤師、獣医師などの技術系職員や一般行政事務職員と協力して、感染症、食中毒、災害医療といった健康危機管理や、医療提供体制の調整など、多岐にわたる業務に取り組んでいます。
感染症対応、災害発生時などには、時間外に勤務する場合もありますが、通常は定時に勤務しています。また、ワーク・ライフ・バランスを推進しており、時差出勤が可能です。
前職の横浜市役所や厚生労働省に比べ、静岡県の保健所では、市町や郡市医師会との関わりが深いと感じています。地域の皆さんとは、異動後も関係性が続き、私の財産となっています。
静岡県での生活は、豊かな自然、温泉、新鮮な食材に恵まれています。休日に、山や海でリフレッシュし、おいしい料理を楽しむことができるなど、プライベートも充実しています。

お問い合わせ先

静岡県健康福祉部政策管理局総務課
総務班

〒420-8601
静岡県静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁西館3階
TEL:054-221-2962
FAX:054-221-3264
MAIL:kenfuku_soumu@pref.shizuoka.lg.jp
URL:https://www.pref.shizuoka.jp/kenkofukushi/iryo/1002863/1021875.html

静岡県医師バンク お問い合わせ先

静岡県医師バンク
運営事務局

一般社団法人 静岡県医師会 内
〒420-0839
静岡県静岡市葵区鷹匠3丁目6番3号
TEL:054-246-6151
MAIL:dr-bank@jim.shizuoka.med.or.jp