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川崎市で公衆衛生医師として働きませんか?

川崎市は、154万人を超える市民が暮らし、横浜市と東京都に挟まれた細長い地形が特徴の政令指定都市です。
川崎市で働く行政医師は、このまちで暮らし、働く人々の命を守り、健康を支えることを使命として業務に従事しています。
比較的平均年齢が若い都市である川崎市でも、少子高齢化は喫緊の課題となっており、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、地域において「医療」「介護」「予防」「住まい」「生活支援」などの必要なサービスが、必要な方に提供されるための仕組みである『地域包括ケアシステム』の構築を進めています。
また、新興感染症や自然災害などに備えるための健康危機管理体制の構築・強化も公衆衛生医師が携わる重要な課題のひとつとなっています。
公衆衛生医師の仕事は、保健・医療・福祉と幅広いジャンルにわたり、活躍のフィールドも本庁、区役所、衛生研究所、総合リハビリテーション推進センターなど様々です。
そのような分野、フィールドで多様な職種の職員や地域の関係団体・機関の方々と連携しながら事業を進めていきます。
川崎市は、2024年に市制100周年の節目を迎えました。
私たちは、この100周年の機会を「新しい川崎を生み出していくためのスタートライン」と捉え、次の100年に向けた取組として、市民・企業・行政の協働・共創による「多様で多彩なアクション」を市内各地で生み出しています。
川崎市で働くことに興味を持っていただき、このメッセージをご覧いただいた「あなた」と、ぜひ、一緒に公衆衛生を通じて、新しい川崎を生み出していきたいと願っています。

川崎市の公衆衛生医師の業務内容と魅力


▼川崎市の公衆衛生医師の業務内容

まず、公衆衛生医師の主な業務内容は、感染症、生活習慣病やがんの予防、母子保健、精神保健、難病、食品や環境などの生活衛生、医事・薬事、地域包括ケア、健康危機管理、地域の住民全体の医療や健康 レベルの維持向上のための仕組み・ルール・システムづくりなどを行います。
川崎市の公衆衛生医師では、健康福祉局/保健所本庁/各区の地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)の配属先に分かれ、地域や行政施策、公衆衛生に貢献することができます。
それぞれの業務内容の詳細はこちらよりご確認ください。

▼川崎市の公衆衛生医師として働く魅力

高津区役所医監・地域みまもり支援センター担当部長

転居を伴う異動がない
川崎市保健所は政令市型で、異動により施策の企画立案等の業務(本庁配置)と、より市民に近い区役所業務など多様な仕事に従事できます。
転勤は川崎市内に限られるため、転居や長距離通勤の心配がなく、私生活についても、将来設計が立てやすいです。
川崎区役所地域みまもり支援センター担当課長

外部との連携が取れている
若手医師同士の情報共有の会議が月1回あり、近隣の区役所や本庁、精神保健担当の医師の間で情報交換やヨコの連携ができています。
また、地域の大学や病院とも調整・連携することもあり、多職種との連携が多いのも公衆衛生医師の特色のひとつです。
健康福祉局保健医療政策部 災害医療・医療政策・医療安全担当部長

仲間とフォローし合える環境
本庁及び7つの保健所支所間で定期的に人事異動が行われるため、「働く仲間の顔が見える」職場です。
また行政医師の数は多いですが、全員の顔が見える規模のため、相談したりカバーしあったりととても働きやすい職場だと思います。
 

先輩医師インタビュー

《高津区役所医監・地域みまもり支援センター担当部長》

高津区役所医監・地域みまもり支援センター担当部長

<公衆衛生医師の魅力>
行政機関で公衆衛生医師として仕事をすることの魅力の一つに、国の政策がどのように自治体に降りてきて実行されていくかをこの目で見ることができるというものがあります。
新型コロナウイルス感染症や大規模災害の際に、どのような通知が発出され、現場はどう動くのか、法律や制度に変更があった際に、どのように組織改編が行われ、実務にどう影響がでるのか、といったことをライブで体感できます。

<入職を検討している方へのメッセージ>
入職したら定年まで勤務する、ではなく、数年間いろいろなものを見てやろう!な気持ちで働くのもいいかもしれません。
保健所業務と親和性の高い診療科としては、感染症科や小児科を思い浮かべる方が多いと思いますが、各種制度の利用が不可欠な患者さんの多いリハ科、脳神経内科、精神科、であったり、家庭医を志している方にとっても、行政での経験はその後の実臨床において非常に有用であると思います。

《健康福祉局保健医療政策部 災害医療・医療政策・医療安全担当部長》

健康福祉局保健医療政策部 災害医療・医療政策・医療安全担当部長

<公衆衛生医師になるまで~現在の業務>
私は平成5年に大学を卒業し、小児科初期研修を市中病院で行い、その後大学病院で勤務した後、神奈川県立こども医療センターで小児血液の臨床修練を積みました。卒後14年目に、母子保健等含め幅広く経験したいと思い、平成18年から当時の川崎市多摩区の保健所で勤務を開始しました。途中児童相談所での勤務も経験させていただき、現在は川崎市役所保健医療政策部で、感染症、予防接種、医療安全、災害医療など、多岐にわたる市民の健康に関する業務に携わっています。

<入職を検討している方へのメッセージ>
川崎市は7区に保健所支所機能、市役所保健医療政策部に本庁保健所機能があり、定期的な異動があるため、地域で市民の方と接する仕事、本庁で施策の立案などに関わる業務と両方を経験することができます。また、異動は川崎市内なのでライフプランも立てやすく、休暇もきちんと取れますので、プライベートも大事にすることができます。私のように公衆衛生の経験がなくても、勤務しながら学べ、現在は社会医学系専門医の研修を受けることも可能です。様々なバックグラウンドを持つ医師が、皆様をお待ちしています。もし興味をお持ちでしたら、ぜひ一度気軽にご連絡ください。

《川崎区役所地域みまもり支援センター担当課長》

川崎区役所地域みまもり支援センター担当課長

<現在の職場・業務内容>
地域みまもり支援センターは、医師を含めた専門職による個別支援と地域づくりを一体的に推進する目的で保健福祉センター(保健所支所・福祉事務所)を改組した組織です。
ここでは、保健師や事務職と一緒に仕事をしていきますが、様々な事業の計画・準備からかかわることで、公衆衛生医師としての業務がやりやすく、また来所者(市民)の目線に立ったより良い事業につなげることができようになります。
さらに、地域の子育てグループや町内会などから講習会の依頼が入ることもありますので、臨床経験のある医師にとっては、専門性を生かした話しを通じて地域とかかわりを持つことができるい良い機会にもなります。

<入職を検討している方へのメッセージ>
病院に自発的に来ないような地域住民の健康問題に関与でき、一定の裁量権もあることが公衆衛生医師としての大きな魅力だと思います。
医療機関の仕事と比べてイメージしにくいかもしれませんが、研修やOJT体制があります。また、医師以外の職員に教わって担当業務を覚えることもありますが、様々な診療科出身の先生方が活躍しておりますので先輩医師や庁外の専門家との連携を通して、日常業務に楽しみを見つけていただけたらと思います。

《健康福祉局健康安全研究所長》

健康福祉局健康安全研究所長

<現在の職場・業務内容>
私が勤務している川崎市健康安全研究所は、全国に85か所設置(令和6年1月現在)されている地方衛生研究所の一つです。当研究所は、多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置するキングスカイフロント地区にあり、法に基づく行政検査だけでなく、感染症を始めとした健康危機事象全般に関する情報収集及び発信、調査研究、研修指導を行っています。
私が責任者を務めているのは、他機関との対外的な折衝や研究のサポート等を行う企画調整と、感染症情報の収集や発信等を行う感染症情報センターです。各種感染症等の最新の情報を収集し解析を行うとともに、臨床現場に還元するために医療機関とのカンファレンスなども行っています。

<入職を検討している方へのメッセージ>
臨床・公衆衛生のどちらかに偏ることなく、バランスの良い業務をすることがとても大切だと思います。医師としての基本的な姿勢を忘れず、臨床・公衆衛生のいずれもよく理解した上で、広い視野を持ってマネイジメントができる人材になっていただきたいと思っています。そのためには、頭を柔らかくし、多くのことを吸収しながら、楽しく仕事ができると良いと思いますし、私たちもそのような職場を目指しているところです。一緒にお仕事ができると嬉しいです。

《川崎区役所医監・地域みまもり支援センター副所長》

川崎区役所医監・地域みまもり支援センター副所長

<現在の業務・職場の雰囲気>
区役所の地域みまもり支援センターでは、感染症対策、災害時保健医療活動、健康づくり、食品衛生、環境衛生、母子保健、児童虐待防止、精神保健、地域包括ケアシステムの構築などを各所管課が担っており、私は、副所長(保健所支所長)として、所長とともに統括的な立場にいます。また、本庁である健康福祉局保健医療政策部も兼務しており、一部の病院の立入検査も担っています。
区役所内の部長会議での情報交換や区長とのミーティングもあります。職場には事務職や保健師等の専門職など大勢の職員がいますが、普段から同僚や上司、部下ともコミュニケーション良好で、困ったことも相談しやすい風通しのよい職場です。また川崎区には実務を担う医師もいるので、日頃から相談に乗ったり意見交換しています。

<入職を検討している方へのメッセージ>
様々な職種の方と仕事をしますので、周囲と友好的なコミュニケーションが取れる方、バランスが取れている方にお勧めします。また、法律や制度、行政、公衆衛生など臨床医学以外の分野を学んでみたいという方にも合うかと思います。最初は戸惑うことが多々あるかと思いますが、まずは色々な職種の方とコミュニケーションをとって、これまでの経験を基に意見交換からはじめてもらえればと思います。

募集要項

業務内容 川崎市役所における公衆衛生医師業務
想定年収 初任給は、医師免許取得日により、一定の基準に基づいて決定されます。
(例1)医歴20年、課長級での採用の場合 年収1,260万円程度
(例2)医歴10年、係長級での採用の場合 年収980万円程度
勤務日数 週5日
休暇制度 ・年次休暇20日(年間最大40日)
・特別休暇(夏季休暇、公民権行使、結婚、出産、配偶者の出産、子の看護、忌引、ボランティア休暇など)あり
福利厚生 共済組合の各種給付、年金制度等があります。
応募資格 次の要件を全て満たす人
(1)昭和34年4月2日以降に生まれた人(定年が65歳のため)
(2)令和5年4月1日現在で医師免許を有する人(ただし、平成16年4月以降に医師免許を取得した人については、医師法第16条の2に規定する臨床研修を修了していること。)
(3)地方公務員法第 16 条の欠格条項に該当する者(民法の一部を改正する法律(平成11年法律第 149 号)附則第 3 条第 3 項の規定により、従前の例によることとされる者を含む。)は、受験できません。
採用予定日 採用時期は御相談に応じます。

※掲載情報は、2024年6月20日現在の内容です

お問い合わせ先

川崎市健康福祉局
保健医療政策部保健医療政策担当

〒210-8577
川崎市川崎区宮本町1番地
tel:044-200-3989  
Mail:40iryose@city.kawasaki.jp


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