医療と地域との隔たりをなくし、村全体を健やかにする。これこそが、和歌山県にある北山村診療所の活動の根幹です。
私たちは医師を単なる「診療の担い手」としてではなく、地域づくりを共にする「一員」としてお迎えしたいと考えております。都会の医療機関では得られない人との深い繋がり、そして地域全体を見て医療をマネジメントする総合力。中核病院での研修制度もあるため、キャリアを停滞させることなく、自分の行動次第で新しい価値を創造できます。
ワークライフバランスも確保しながら、医師としての可能性、そして人間的な成長を遂げられるこの場所で、あなたの挑戦を始めませんか。
人口約380人という小規模自治体だからこそ、すべての村民と顔が見える関係になれます。診療所に来なくても、医療福祉の「目」が行き届くため、患者様の変化を素早くキャッチできます。顔が見える関係の中で医療・介護・福祉が密接に連携し、予防医療を村全体で推進しながら住み慣れた地域での穏やかな生活を支える、理想的な地域医療を実践できます。
患者様も1日平均20人であり、ゆとりをもって日々の診療にあたれます。勤務スケジュールの通り、退勤時間が明確で残業はほぼないため、ワークライフバランスも重視した働き方が可能です。診療だけでなく、地域をフィールドとした取り組み（研究）や多職種連携の場に参加・企画するための時間を確保することができます。
北山村では中核病院などでの週1日研修制度をご希望に応じて設けております。専門的な医療から離れる不安なく、最新の知見や技術に触れる機会を確保でき、医師としての専門的な成長を継続できます。
少数精鋭の診療体制のため、急患対応に関しても看護師は経験を積んでおり、その上でいざという時には自分で決断し対応する「現場対応能力」が磨かれます。また、理学療法士も在籍していることから運動器疾患に対する評価やリハビリ介入もシームレスに行うことができ「運動器診療」も経験できます。
北山村役場と診療所で取り組む「北山村地域医療研修センター」を通じて大学病院を始め他医療機関とも繋がりがあるため、医学生や研修医の指導に直接関わる機会も定期的にあり、次世代に地域医療を伝えていく活動にも携わることができます。また、北山村役場は「新たなチャレンジ」に対して前向きなサポートを心がけています。
入職を検討されている方は、診療所見学など随時対応させていただきますので、村全体が「学びの場」となっている様子をぜひ体感しに来てください。
北山村は、風光明媚な山々と雄大な川に囲まれた自然豊かな環境です。池原ダムや七色ダムも近くブラックバス釣りを楽しんだり、筏下りやラフティングなどアウトドアレジャーも充実しています。40分車に乗れば海も楽しむことが出来ます。仕事の緊張感とプライベートの穏やかさを両立できる環境です。
医師専用住宅を家賃無料で提供し、赴任時の引越し費用（50万円程度）も全額負担いたします。これまで赴任した医師もご家族での生活、単身赴任など状況に合わせてお使いいただいています。また、医師住宅のすぐ近くには保育所があり、小中学校はバス通学となっているため、お子さんがいる方も安心して移住生活を始められます。
8:00～8:30 地域ケア会議
隔週火曜日に、役場、社協、診療所が集まり、村民・患者様の支援について情報共有を行います。8:30～12:00 朝礼、外来診療
スタッフとの情報共有を密に行い、村民の皆さまに丁寧な外来診療を提供します。12:00～13:00 休憩
1時間の昼休憩をしっかりと確保します。宅配弁当や道の駅などでお食事できます。13:00～14:00 訪問診療
地域で暮らす患者様のご自宅を訪問し、日常生活に寄り添った医療を提供します。14:00～17:00 外来診療、その他業務
午後も外来診療がありますが、穏やかな時間が多くあります。学会発表準備などの自己研鑽、研修センターの活動、地域健康事業の準備など創意工夫の生まれる時間です。17:15 退勤
残業はほぼなく、ワークライフバランスが確保されます。北山村、北山村診療所のいちばんの良いところは「新しい挑戦に対して前向き」なことだと感じています。
「地域と医療が自然に交わる」をテーマとし、2024年7月に「わっしょ医！！北山村」というお祭りを実行委員長となり開催しました。北山村役場、診療所スタッフの絶え間ない協力のおかげで、約1,100人がお祭りに訪れてくれました。会場では、普段独居の患者様のご家族が県外から訪れご挨拶を交わせるなど、「有事の際に互いを想像し意思疎通できる消えない繋がり」がいくつも生まれました。
YouTubeやInstagramにて「わっしょ医！！北山村」にまつわる記録が残っていますので是非一度ご覧ください。
そうすると感じていただけることと思いますが、こんな突拍子のない企画も「もしかすると北山村の医療を盛り上げるかもしれない」と前向きにサポートしてくださる地域は全国唯一と言っても過言でないと思います。そして、イベントの機運を形に残しながら繋げていくために、2024年9月には北山村役場事業として「北山村地域医療研修センター」設立に至りました。行政・近隣病院・地域医療関係者との連携を強化し、村全体を学びの場とすることで、数多くの医学生・薬学生・研修医が実習に訪れてくれています。診療所スタッフ（看護師・理学療法士・事務職員）もより前向きに診療や介護予防事業等に取り組んでくれています。
北山村の地域医療に携わる価値は非常に大きいと感じます。
診療に対する責任は医師としてもちろんありますが、前向きな仲間と共に「病気だけでなく人・地域を診れる経験」は新たな深みを与えてくれるはずです。
医師として、人としての心身のQOLを高めながら、地域医療の面白さを追求したい先生を心よりお待ちしております。
イベント「わっしょ医！！北山村」の様子
■内川 宗大所長
2013年自治医科大学卒業。
中核病院での腎臓内科を軸とした専門的な勤務を経て、地域医療への強い熱意から2023年4月に北山村に再赴任し現職。
| 詳細 | |
|---|---|
| 国保 北山村診療所（和歌山県） | |
| 勤務日数 | 以下のいずれかを選択 ①診療所勤務 週4日＋中核病院研修 週1日 ②診療所勤務 週5日 |
| 勤務時間 | 8:30～17:15 |
| 資格・経験 | 専門医資格は問いません。 ※経験年数によって年収を決定するため、経験がある医師を優遇いたします。 |
| 年俸 | 1,500万円～1,700万円 ※経験年数に応じ規則により決定いたします。 ※月給に初任給調整手当、管理職手当、扶養手当などを含んだ総額です。（インセンティブ制度はございません） |
| 診療体制 | ・医師1名 ・看護師3名 ・理学療法士1名 ・事務職1名 ※医師1名体制のため、夜間救急があった際は対応をお願いする場合がございます。（近隣地域である新宮市に事務委託している救急車にて対応） |
| 詳細 | |
|---|---|
| 医師専用住宅を無料で提供いたします。（家賃無料） ※単身・ご家族いずれも利用実績がございます。 ※村内への居住が、予期せぬ災害等への適宜対応の前提となります。 |
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| 研修・教育支援 | 学会参加や研修参加に対して、内容により参加費や宿泊・移動費の助成制度もございます。書籍に関しても同様です。 また、中核病院での研修に係る旅費も支給いたします。 |
| 休日・休暇 | 土日祝、夏季休暇5日、有給休暇（入職後20日付与）、その他忌引き休暇 等 |
| 赴任費用 | 引越し費用を原則全額負担いたします。（当村規定の予算範囲内／50万円程度） |
| 退職金制度 | 和歌山県市町村総合事務組合の退職手当に加入いたします。 |
| 育児休業制度 | 制度はございますが、現在、医師の人数が少ないため、取得された実績はございません。 |
医師在宅の写真
