福島県は人口約200万人、全国で3番目に広い面積を誇り、雄大な自然と美味しい食べ物、そして気候だけでなくあたたかい人々が住む大変魅力的な県です。
そんな福島県内で働く医師の皆様を支える「福島県医師会」ではこの度、開業を望む医師と後継者を求める医療機関をマッチングさせる「医業承継バンク」を発足することとなりました。
県全域で医療ニーズが高まり続ける一方で、開業医の高齢化に伴う医院の廃止や医療資源の減少が進む現状を打破するため、医業承継における医師と医療機関の最適なマッチングを支援いたします。
この特設サイトでは、医業承継バンクの事業背景や、具体的な取り組みについてご紹介しています。
福島県の医師数は平成28(2016)年12月31日時点(医師・歯科医師・薬剤師調査)で、3,720人となっており、人口10万人対195.7人と全国平均251.7人を大きく下回り、全国42位と低位の状況にあります。
県内の医師の高齢化も進んでおり、診療所開設者または法人代表者の半数以上が60歳以上の医師です。また、「市町村における医療需要に対する開業医数」についてアンケートを取った結果、実に7割近くの市町村が「不足している」と回答しており、医療資源の不足が叫ばれています。
東日本大震災のあった2011年以降、県内の診療所が減少傾向にあるのも、医師の高齢化と医療資源の減少によるものです。
2025年に向け、在宅医療や学校医、産業医などといった分野で地域医療における診療所の役割はますます大きくなっていきます。そうした状況の中、県民が住み慣れた地域で安心して生活できるようにするには、これまでの地域医療の確保に加え、医業承継を促進させることが必要不可欠だと考えています。
医業承継バンクでは、医師と医療機関のマッチング提案をはじめ、セミナーなども開催して医業承継に係る制度や手続きについての理解を深めていただくような取り組みもしています。
背景 |
■2025年に向け「高齢化の進展」や「地域包括ケアシステムの構築」により在宅医療の需要は大きく増加が見込まれる。また、学校医や産業医など地域医療における診療所の役割も大きくなっている。 ■かかりつけ医の普及促進が求められている。 ■開業医の高齢化に伴う医院の廃止及び医療資源の減少。 |
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目的 | 医業承継を促進させ、県民が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、これまでの地域医療の確保と今後見込まれる保健・医療・介護の推進を図っていく。 |
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「医業承継バンク」とは、県内診療所の後継者不足等により廃業を検討する開業医と新規開業を希望する医師のマッチングを支援することで医師のさらなる減少を防止し、地域医療提供体制の維持を図るため福島県から委託を受けて設置された機関です。
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広大な面積に海、山、レジャースポット、歴史的建造物など、様々な魅力がつまった福島県。仕事もプライベートも含めた理想のライフスタイルを、本県で見つけてみませんか。
福島県は東北地方では最南端、東京からは約200km圏内に位置している県です。全国で3番目に広い面積を有しているため、同じ福島県内でも地域によって街の様子や気候、文化などが異なります。
雄大な自然、豊富な観光資源、美味しい食べ物、そしてあたたかい人々が住む魅力多い県です。
偏差値60~70程度の進学校が複数あり、旧帝大をはじめとする最難関大学や医学部へも合格実績を出しています。また、本県や東北圏内にとどまらず、そのアクセスの良さから首都圏の大学への進学者も多数輩出しています。
福島県は東北地方の南の玄関口。東北新幹線に乗れば、首都圏・福島県間はわずか90分程度(白河74分・郡山79分・福島87分/いずれも最短時間)。東北自動車道、磐越自動車道、常磐自動車道と高速自動車道路網の整備も進んでおり、車でも首都圏から約3時間でアクセスが可能です。
福島県の住・教育環境についてはこちらもご覧ください
福島県外から転入され、新たに福島県内の医療機関の産科、小児科または麻酔科の医師としてその診療に従事される方へ研究に必要な資金(最高300万円)を「福島県特定診療科医師研究資金」として貸与しています。所定の条件を満たしますと、貸し付けした資金の全額について返還を免除します。