千葉県における医療の展望
多くの人口を抱える千葉県は、一方で医師不足が深刻な課題です。平成37年には、高齢化率が30%に達する(下図参照)ことが見込まれている中、「人口10万人あたりの医師数」は189.9人(全国平均240.1人)と全国45位。
こうした状況の中、県立5病院を管轄する千葉県病院局では、先端医療や地域医療を県民に提供していくため、医師の確保に力を入れています。
東京のベッドタウンでありながら、自然も多く住みやすい千葉県。世界の玄関・成田空港や全国的にも有名なテーマパークを有し、ファミリー層に人気の同県は、人口620万人を抱え、今もなお緩やかに増え続けています。また、面積も広大で、現在は9つの医療圏、289施設の病院(全国9位)、3,780施設のクリニック(全国8位)を有しています。
その千葉県で5つの病院から構成される千葉県立病院は、高度先進医療の発展や医療改革にも積極的だといいます。今回は、その実態について取材しました。
多くの人口を抱える千葉県は、一方で医師不足が深刻な課題です。平成37年には、高齢化率が30%に達する(下図参照)ことが見込まれている中、「人口10万人あたりの医師数」は189.9人(全国平均240.1人)と全国45位。
こうした状況の中、県立5病院を管轄する千葉県病院局では、先端医療や地域医療を県民に提供していくため、医師の確保に力を入れています。
「医療は病院完結型から地域完結型に大きく舵を切っています。病院の中に勤務しているだけでなく地域との連携、医療だけでなく介護との連携、在宅医療や地域包括ケアの中での病院医療など、新しい動きに対応していく必要があります。
千葉県立病院は、その時代、その時代の先端の医療をはじめ、大学病院では経験できない、地域や介護と連携した医療など、全国や地域の最新の動向、新しい社会の変化を踏まえた高度医療、地域医療を提供しています。
千葉県病院局が管理する県立5病院は、全体で病床数1,237床、医師350人以上、看護師1,500人以上からなる総職員2,500人余りの全国でも有数の医療機関となります。
私達と一緒に新しい動きに対応し、時代の先端をいく医療や地域に根ざした医療に取り組む人を募集しています。採用後もそれぞれに合わせたキャリア形成を支援します。
一人でも多くの医療人が集まり、一人ひとりが自分のスキルを磨きながら、千葉県の医療を担っていく医療人として活躍してほしいと期待しています」(山崎氏)