目のホームドクターとしてのやりがい
メディカルワンは1982年に開業し、当時から「世界基準」を掲げます。海外では一般的とされる、眼鏡購入時の眼科医による検査を日本にも根付かせるために活動してきました。そのため、眼鏡店に隣接して開業する戦略をとり、眼鏡の購入に来た消費者が立ち寄りやすいようにしています。視力低下や重篤な疾患が進行する前の“未”患者との接点をもつことで、視力の維持を図ったり、緑内障などの早期発見につなげたりすることが可能になりました。
そもそも眼科医が眼鏡購入時に検査することは日本でなじみがなく、開業当初は一般の人々にも受け入れられませんでした。しかしクリニックが眼鏡店に隣接しているというアクセスの良さや、約40年にわたる地道な活動により、今では定期的にクリニックを訪れる住民も少なくありません。また、眼鏡店に訪れた人々からも「医師がいて安心できる」「早くから病気を見つけてくれた」という評価があり、クリニックだけでなく眼鏡店サイドの顧客満足度にも良い影響を与えているそうです。
こうした活動を通じてメディカルワンが果たす役割を、神谷茉紗代先生は次のように話します。
「まさに目のホームドクターとしての役割を担っていると思います。わたしは総合病院の眼科医で、メディカルワンには非常勤で入っているのですが、ここでは患者さまや病気を発症していない方々の相談にも時間を割いて、じっくり話せて良いですね。それに検査機器も充実していて、クリニックによってはOCTスキャナー(眼底三次元画像解析装置)まで備えています。何か異常が見られれば、しっかり検査をしてある程度の確証を持ってから病院に紹介できるんです。
日頃の目の悩みを聞いたり、病気を発見したりと、病院とは違ったアプローチで患者さまに喜んでいただける。それがここでの働きがいになっています」(神谷茉紗代先生)
眼科専門医でなくても安心の体制
一方で、医師の働きやすさという観点からも注目すべき点があります。勤務時間は午前10時30分からと遅めで、外来業務のみ。オンコールや当直はもちろん、残業もほとんどないのです。
「クリニックに来ると心が安らぐ」とは、神谷先生の言葉。病院では手術で慌ただしい日々を送る神谷先生にとって、同法人での診療は良いリフレッシュにもなっているようです。
「1日100名以上の方が訪れることもありますが、眼鏡を購入するための検査を受けるだけの方もいますから、それほど忙しくはありません。病院だとどうしても手術などもありドタバタしますが、ここだと平和に仕事ができて良いですね」(神谷茉紗代先生)
業務内容だけでなく体制面からも、医師が安心して働けるように腐心されています。法人内での事務手続きは本部スタッフが担っており、院長職であっても人事・労務の管理などに頭を悩ませずに、診療に専念できます。また、代診の医師は本部スタッフが確保するようになっているため、休みが取りやすい環境です。
こうした働きやすさは、眼科以外の診療科出身であっても変わらないとか。実際に、内科や産婦人科、精神科などから転科して入職した医師たちも在籍しており、その一人である飯岡義久先生(仮名) は、次のように話します。
「他科出身でも安心して働けています。もちろん勉強や慣れは必要ですが、法人のサポートが整っているので心配することはありませんでした。専門書の購入には法人から補助が出ますし、診療時も眼底検査などはスタッフができるので、私は読影に集中できます。
分からないことがあれば、法人内の先輩医師に電話で聞くこともできます。先輩の先生の中にも他科出身者がいますから、他科から転科してきて眼科に慣れていない医師への対応にも理解があると思います。
安心して働ける理由はいくつもありますが、なによりも患者さまの存在が大きいです。受診いただく方々が穏やかな方々ばかりで、こちらの説明もしっかり聞いてくださる。本当に感謝しています」(飯岡義久先生)
常勤だけじゃない、非常勤・スポット勤務からでも
現在、メディカルワンは愛知県を中心に10か所以上にクリニックを展開。今後も拡大を図っていて、常勤・非常勤・スポットのいずれも募集しています 。メディカルワンでの勤務をおすすめしたい医師について、前出の神谷先生は次のように話します。
「仕事の負担を減らしたい医師や、家庭の時間も大切にしながら働きたい医師には、当法人が選択肢のひとつになると思います。常勤でも非常勤でも、物理的・精神的余裕を持って診療できるので、働きやすいと思いますよ」(神谷茉紗代先生)
現在、その勤務環境が好評で、スポット勤務をしていた医師が入職するケースも。いきなり転職に二の足を踏んでしまう場合は、非常勤やスポットでの勤務から始めてみてはいかがでしょうか。ワークライフバランスを見直したいと考えている医師には、またとない機会になるでしょう。