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自らの力で最先端をつくる
その環境で成長を実感できる病院です

取材日:2022年5月23日(エムスリーキャリア編集部)

大雄会_KV

 愛知県一宮市にある社会医療法人大雄会 総合大雄会病院では、著名な医師を招いた研修会を定期的に行ったり、カテーテル治療をオンラインで国内外にライブ配信したり、ユニークな試みが行われています。目の前の患者さんだけではなく、より多くの患者さんを救うために、新しいことをどんどん取り入れ、挑戦する医師を育てている病院です。

グループ内でも機能分化し、“面”で地域を支える

 大正13年に医院として開設し、もうすぐ100周年の節目を迎える社会医療法人大雄会。2つの病院と2つのクリニックで、急性期医療を中心に地域を支えてきました。特にグループの中核となる総合大雄会病院(379床)は、救命救急センターや脳卒中センターなどをもち、「地域で最後の砦となる病院」をめざして進化し続けてきました。そして、少子高齢化や人口減少、新型コロナウイルス感染症のパンデミックなどを機に“10年先の未来が目の前に来ている”今、グループとしてさらなる進化を遂げようとしている、と理事長の伊藤伸一先生は語ります。

伊藤伸一先生
伊藤伸一先生

「医療機能の分化が求められている昨今ですが、それに応じながらも、地域の診療所の先生方や回復期機能をお持ちの病院などと連携しながら“面”で地域医療を支えるという私たちの基本的な考えは変わりません。総合大雄会病院は、急性期の医療技術と医療機器を集約し、より高度先鋭化していきます。そうすると、平均在院日数は現在の9日前後から米国並みの7日、5日にさらに短くなるでしょう。一方で総合大雄会病院が高度化すればするほど、間をつなぐ機能が必要になります。その部分は地域の在宅療養支援診療所(在支診)・在宅療養支援病院(在支病)との連携をさらに強化すると共に、今後新たに大雄会第一病院に在宅療養支援機能を整備することで、グループ内での機能分化を図っていきます」(伊藤伸一先生)

ありたい姿を実現するための3つの方向性

 高度急性期と救急医療を担う病院としてより先鋭化していく総合大雄会病院を率いる病院長の高田基志先生は、「自分たちのありたい姿を実現してくために、変わることを楽しんでいきたい」と話し、現在考えていることとして、①IT化の促進、②ゲノムを利用した治療、③女性に選ばれる病院づくり――の3点を挙げます。

高田基志先生
高田基志先生

「当院はもともと放射線科から始まった病院で、地域の方には『最先端の医療機器のある病院』というイメージをもっていただいています。同じように、ITに関しても最先端の取り組みを行っていることを知っていただきたいのです。たとえば、すでに導入しているPHR(パーソナルヘルスレコード)は日本の医療を根底から変える大事なツールだと思っていますが、まだまだその利便性が知られていません。患者さんに良さを知ってもらい、活用していただけるよう、情報提供していきたいと思っています。

 2点目のゲノムは、特にがんの診療においては避けては通れません。ゲノムを用いたオーダーメイド治療がますます主流になるでしょう。当法人には遺伝子の研究を行う研究所があるので、そこで培ったノウハウを臨床に生かしていきたいと考えています」(高田基志先生)

 IT化やゲノム治療といった最先端の取り組みに加えて、高田先生がもう一つ注力しているのが「女性に選ばれる病院づくり」です。

「当院は「多くの方に選んでいただける病院」でありたいと考えていますが、とりわけ「女性に選ばれる病院になる」ことがその過程において非常に重要な目標であると考えております。そこで私たちは、健診センターで女性デーを設けているほか、女性特有の悩みや心の問題に対応する女性外来も設置しようと考えています。そして、女性に限らず、地域の方々に『あってよかった』と思われる病院でありたいと思っています」(高田基志先生)

1次から3次まで分け隔てなく診る

 地域にとっての「あってよかった」を具現化している一つが、救急科です。現在でも年間4,500台前後の救急搬送を受け入れています。 救急科診療部長の北原雅徳先生は、地域にさらに貢献していくために2つの目標を掲げます。

北原雅徳先生
北原雅徳先生

「近々の開始を予定しているのがドクターカーです。市外では搬送に20分前後かかるケースもあるので、ドクターカーを運用することで救命率を上げたいと考えています。

また、救急車の受入台数自体も、救急隊との信頼関係を深め、1次から3次までしっかり対応することで年間1,000~2,000台増やしたいと思っています。そうすれば、今まで以上に重症外傷含め対応できる救命センターとしての役割を果し、ますます地域で欠かせない病院になりますし、研修医が経験できる件数も月間15~20台ほどに増えます。外科も内科も関係なく診られる救急医を育てる土壌をしっかり作っていきたいと考えています 」(北原雅徳先生)

一流の医療に触れる機会を

「医師を育てる」という点では、全国から注目されている取り組みがあります。
 循環器内科では、診療部長の林隆三先生がカテーテル治療を完全自主配信できるシステム「大雄会ライブ」を構築。国内外の医師にオンラインで公開し、技術指導を行っています。

林隆三先生
林隆三先生

「もともと海外に手術をしに行ったり、国内外の先生たちが当院に見学に来たりしていたのですが、コロナ禍で一切できなくなったことを機に、完全に自前で配信できるシステムを構築しました。自前でできる分コストがかからないので、難しい治療だけではなく、一般的なPCIもライブ配信し、手技の細かいところまで全国の先生たちと共有することで、日本全体のPCIのクオリティを上げていきたいと考えています。

さらに今後は、“若い先生たちを教育する場”を作っていきたいです。そのためには、日常臨床の片手間ではなく、オンラインであっても時間をとって集中して視聴・参加する風土を作っていきたいです 」(林隆三先生)

オープンな環境で、世界が広がった

 地域の医療を守ることと同時に、人を育てることを大切にする大雄会。実際に大雄会を研鑽の場に選んだ先生たちはどのように感じているのでしょうか。2020年から総合大雄会病院の循環器内科で働く西川佳典先生は、大雄会で働いたことで「世界が広くなった」と話します。

西川佳典先生
西川佳典先生

「シャントの狭窄や下肢の閉塞性動脈硬化症なども含め、幅広いカテーテル検査・治療を経験できることがいちばんの魅力だと思います。さらに、最近ではカテーテル治療のライブ配信も始め、私自身も術者として参加させてもらうことがあります。そうすると、オンラインでつながっているほかの病院の先生方からもいろいろな意見が聞けるので、非常に勉強になります。ときには海外の先生ともつないでディスカッションを行うこともあり、非常に世界が広くなりました。

私は目下の目標としては専門医の取得を目指していますが、幅広い症例を数多く経験でき、専門医や認定医といった資格も取りやすい環境だと思います 」(西川佳典先生)

 放射線科からはじまり、国産第一号のレントゲンを全国で初めて導入するなど、新しいものを積極的に取り入れ、変化を続けてきた大雄会。その精神は脈々と受け継がれ、現在でもそれぞれの現場で新しいチャレンジが行われています。そして、それが実現可能なのは、診療科間、職種間の風通しがよく、誰かのチャレンジをサポートする風土があるからこそ。医療人としての成長を助けてくれる環境がここにはあります。