病院クチコミナビ

ログイン 会員登録

  1. m3.com 病院クチコミナビトップ
  2. プロジェクト求人
  3. すべては自分次第。医師が「理想とする医療」を叶えられる社会医療法人大雄会 m3.com病院クチコミナビ|
取材 タイアップ記事

すべては自分次第。医師が「理想とする医療」を叶えられる社会医療法人大雄会

取材日:2018年8月28日(エムスリーキャリア編集部)

大雄会_KV

 大病院がひしめく尾張西部医療圏内において、理想の医療を追い求める医師が集まっているのが、社会医療法人 大雄会(愛知県一宮市、法人全体で511床)です。同法人に勤めるある医師は先進病院で学んだ最新技術を活かして診療科を再建し、ある医師は海外との国際交流を始めるなど、常に新しい風が吹いています。いずれも医師本人の発案で、法人はそのバックアップというスタイルで実現してきました。現場の「やりたい」を叶えられる、その理由に迫りました。

2040年に向け、機能は“濃縮”のフェーズへ

 大雄会は1924年に開設し、「先進医療」「救急医療」「予防医療」の3つの柱を掲げ、予防から治療まで一貫した医療を提供する2病院2クリニックの法人です。40を超える専門医資格の認定施設であり、臨床研修指定病院も保有する同法人は、以前から意欲旺盛な医師を育ててきました。今なおその姿勢は変わらない理由を、理事長の伊藤伸一先生は次のように語ります。

伊藤伸一理事長
伊藤伸一理事長

「2040年に向けて、人口減少とともに医療の需要が減ることは避けられません。そこで病院が生き残るには、機能の高い医療体制を今からつくっていくことが不可欠です。

 もともと、当法人では加算ができる前から麻酔科医や医師事務作業補助者をそろえたり、遺伝子研究に力を入れたりと、報酬ありきではなく本当に必要とされる医療体制を整えてきました。ですが、これからは周囲の医療機関と協調しながら、高度急性期疾患や予防医療への対応力についても高めて、更なる医療体制の強化をはかりたいと考えています。

 そのためには医師一人ひとりが持つプロ意識に基づいたインプットが非常に大事になってくるのです。民間病院の良さでもある自由度の高さを活かして、現場の意欲を尊重し、良いものはどんどん取り入れていきたいですね」(伊藤理事長)

現場が正しいと思うことを受け入れる大雄会

 実際、自由な発想で各診療科を盛り立てている医師は多い同法人。2017年に入職した松山恭士先生(消化器内科診療部長、内視鏡センター長)もその一人。国内有数のESD実施件数を誇る病院での研鑽を経て、最先端技術を同法人に取り入れています。

松山恭士先生
松山恭士先生

「最先端の内視鏡治療法であるESDを東京都で修行してきましたので、地元・愛知県にも還元したいと思って入職しました。当時は科目の立て直し段階だったこともあり、入職後すぐに、わたしが東京で使用していた最新機器を導入してもらいました。さらに、この地域ではあまり知られていなかった鎮静剤も導入し、今や7割の患者さんが利用するまでに定着しています。当法人からは設備投資だけでなく、看護師などのマンパワーの手配にもすばやく対応してもらいました。おかげで消化器内科の上下内視鏡症例実績は、前年比で138%増え、ESD件数は5件から32件と6倍にも増えています(どちらも平成28年度と平成29年度の比較)。さらには、3ヶ月に1回のペースで著名な内視鏡治療の先生にお越しいただき、直接指導を受けているので、内視鏡手技のレベルはこれからも高めていきます。

 最初は地域の患者さんのためという一心でしたが、自分が理想とする医療体制が整い、思う存分やりたいことをやらせてもらっている分、これからは診療実績というかたちで大雄会にも恩返しをしていきたいと思っています」(松山先生)

 ほかにも、循環器内科の診療部長・林隆三先生は、同法人の心臓カテーテル手術の先駆者となっただけでなく、日本と海外の医療者の架け橋にもなっています。

林隆三先生
林隆三先生

「日本の循環器医療の技術は、世界の中でもトップクラス。今まで私が学んできたカテーテル技術は間違いなく日本でもトップクラスです。この技術を海外の困っている患者さんに提供しつつ、当院の医師も世界に目を向けてほしいと思い、2013年頃から国際学会で発表したり、2017年からは韓国やインド、パキスタンなどに出向いて手術を行ったりしています。最近は海外で働く外国人医師たちを当院に招き、若手医師と交流したり、わたしたちの手術を見学してもらったりしています。大雄会のカテーテル技術が世界の患者さんに貢献できる。この上ない幸せですね。

 これら一連の活動は、自分たちで考え、協力し合いながら始めたこと。大雄会は現場が正しいと思ったことを、まず受け入れてくれる風土がある。たとえ反対するスタッフがいても、実践しながら説明すれば、理解してついてきてくれる人ばかりです」(林先生)

研修医も、自ら考え自ら診療に臨む

 松山先生も林先生も同法人に惹かれたポイントが、意欲旺盛な医師を後押しする、言い換えれば自ら考え実行できる文化に惹かれて入職したといいます。こうした文化は当然、研修医にも溶け込んでいます。同院での初期研修を経て、現在は内分泌・糖尿病内科で後期研修中の橋本昌哉先生は、医師1年目から自ら考え判断することが求められ、そうした場面は年を追うごとに増えているそうです。

橋本昌哉先生
橋本昌哉先生

「初期研修では、各科の上級医の指導の元、1人の医師として仕事を任せて頂く機会に恵まれました。初期研修の2年間においても各自の希望が受け入れられる体制が整っており、研修医であってもより能動的かつ責任をもつ心構えが身に付けられると思います。

 専門医取得に必要な症例数もさることながら、医師一人ひとりを尊重しサポート頂ける病院であったため、後期研修も引き続き残ることを決めました。年を重ねる毎に複雑な症例を任せて頂く機会も増え、自信にも繋がりました。まだまだ迷うことも多くありますが、指導医だけでなくメディカルスタッフと連携をとりながら治療方針を決めていく、そういった医師だけでない病院全体としての風通しの良さがあります」(橋本先生)

やりたいことがある医師をサポートするしくみ

 医師たちからは異口同音に、大雄会の協力的なサポート体制を称賛する声があがります。しかし大胆な取り組みは、一歩間違えれば経営にマイナスの影響を与えかねません。それでも支援するのはなぜなのか、院長の今井秀先生は次のように話します。

今井秀院長
今井秀院長

「昨今は、高度な設備を整えただけで患者さんに来てもらえる時代ではありません。医療を提供するのは職員であり、その職員のモチベーションこそ、患者さんの満足度を左右します。そのために資格が得られる指定・認定施設を維持したり、国内はもちろん海外への学会なども、病院負担で送り出したりしてきました。逆に言えば強制することはほとんどないので、現場の判断でどんどん提案し、理想を実現するための環境をつくっていってほしいと思います。

 これほどまで医師一人ひとりを大切にしているのは、彼らの頑張りが地域からの信頼につながると信じているからです。100年近くにわたり、この地を守ってきたからこそ些細な変化も見逃さず、多くの患者さんに『大雄会に行けばなんとかしてもらえる』と思ってもらえるような病院であり続けたいと思います」(今井院長)

 少子・高齢化で医療ニーズの縮小が見込まれる中、医師一人ひとりが主役になれる環境をつくり、意欲の高い医師をそろえることで、地域での存在感を増そうとしている同法人。何かしらに挑戦したい医師、アウトプットを形にしたい医師なら、非常に居心地がいいはず。大雄会で次なる新しい風を吹かせてみてはいかがでしょうか。