【　法人概要　】
芳和会の歴史は、1951年に熊本保養院の開設に始まりました。
精神医療を中心に据えながら、熊本大水害、三池の炭塵爆発による一酸化中毒への取り組み、興国人絹八代の慢性二硫化炭素中毒症問題、そして水俣病問題など、医療の現場からの追求が労災職業病問題、公害問題の取り組みの道を切り開いてきました。
これはまさに「働くひとびとの医療機関」として患者さんの人権を守り、患者さんの立場に立った医療を貫いてきた人々の歴史です。
精神医療の分野では、熊本においても先進的な役割を果たし、共同作業所づくりやグループホームづくりなど多くの機関・地域とともにネットワークづくりを実践してきました。
2011年に熊本県より社会医療法人の認定をうけ、より一層公益性の高い医療を行っています。
私たちは、科学とヒューマニズムを持ってその実現の道筋を開拓していく地道な努力を惜しみません。
いのちを守り、人間らしさ、人間的自由の豊かな発展を願う私たちにとって必要な資質を備えるため、豊かな感性、伸びやかな想像力、持続的な探求心、確信と連帯をなによりも大切にします。
私たちは、「非営利・協同」の社会医療法人として、科学的管理と民主的参加を大切にし、「いのち」を尊ぶ社会をつくっていくために積極的な役割を果たします。

【　施設概要　】
当院は、熊本にある277床の精神科病院です。
開院時より「その人らしい地域生活の確立を支援すること」をモットーに、精神障害者の全人的社会復権を目指して、精神科の医療を誠実に進めることはもちろん、患者・障害者の人権を重んじ、生活背景や社会的な条件を改善するためにも努力を重ねてまいりました。
常に新しい進歩の成果に学ぶとともに、病院内に歯科診療所を併設、2021年から身体疾患リハビリテーションを開始するなど、患者・障害者の利益になることは積極的に取り入れています。
スタッフの研修も重視し、全職種による症例検討会や職場ごとの検討会や学習会、現場でのカンファレンスなどきめ細かく取り組んでいます。
また、地域の医療機関や精神医療や福祉に関する諸機関とも積極的に連携をとって診療を進めています。

◇◆女性医師活躍◆◇
当院の特徴として、女性医師が多く活躍されていること、また、内科、皮膚科、放射線科、産業医等様々な科から転科された先生方が多く活躍されていることがあげられます。
また、当院は熊本県に2つしかない、「精神科専門研修基幹施設」の一つです。
そのため、精神保健指定医の他、精神科専門医、指導医の取得が可能となっております。
また、「初期臨床研修連携施設」でもあるため、年に5名弱の臨床研修医が当院で精神科の研修を行っており、若手医師も多い活気あふれた病院です。

◇◆働きやすい環境◆◇
働き方改革を進めており、研修医など若手医師も定時(17時)での帰宅が常です。
また、メディカルクラークによる書類業務の補助や、院内保育所の設置、育児等の時間短縮勤務の推進、有給休暇を医師別に状況把握し取得を促すなど働きやすい環境づくりに努めております。

◇◆アクセス至便な立地◆◇
当院は最寄りJR豊肥本線・三里木駅から徒歩約15分ほどの距離にございます。
また、阿蘇くまもと空港から車で30分、病院前にはバス停（徒歩1分）もありアクセス良好です。
市街や観光地まで30分程度。当院から車で5分の場所には大型ショッピングモールや映画館などもあり住みやすさも抜群です。

◇◆身体合併症患者のフォロー◆◇
家庭医療専門医、総合診療特任指導医が複数名常勤医として勤務。身体合併症への取り組みも強化しています。