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共感、賛否両論… 医師の心に残る医療ドラマとは?―医療ドラマ調査(前編)


2020年10月10日(エムスリーキャリア編集部)
記事KV

今も昔も、様々なテーマで制作・放送されてきた医療ドラマ。実際のところ、医師は“医療ドラマ”についてどのように考えているのでしょうか。今回、m3.com会員の医師を対象に、医療ドラマにまつわるアンケート(※)を行ったところ、455人の医師から回答を得ました。前編では、印象的だった医療ドラマについてご紹介します。
(※)2020年8月29日~9月6日、m3.com会員の医師を対象にエムスリーキャリアが実施

医療ドラマを最も見ているのは40代


「医療ドラマで、印象的なものはありますか」という質問に対して、約8割の人が「ある」と回答しました。

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世代別で見てみると、「印象的なドラマがある」(89.2%)と答えた割合が最も多かったのは40代でした。

また、40代は印象的なドラマの有無にかかわらず、97.6%が何かしらの医療ドラマを見ていて、これも全世代で1位でした。一方で、20代・30代は医療ドラマを見たことのある人が9割を下回っており、他世代よりも医療ドラマに馴染みのないようです。それでも、あらゆる世代で一定以上の視聴経験があり、医師にとっては医療ドラマは気になるものと言えます。

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さて、「印象的なドラマがある」と答えた方は、具体的にどのドラマが印象的だったのでしょうか。全世代・世代別に、回答数が多かったものを紹介していきます。


※ER緊急救命室、Dr.HOUSEはいずれも日本放送年

「白い巨塔」は唐沢寿明主演版(2003年10月~2004年3月放送)にも票が集まりましたが、田宮二郎主演版(1978年6月~1979年1月放送)を印象的なドラマに挙げる医師が多い結果となりました。特に田宮二郎主演版は、放送中に田宮二郎が亡くなり、彼の遺作となったことから社会的にも注目を集めました。中編、後編でも触れますが、このドラマを観て医師の世界に興味を持った、医師になろうと思った、という声が一定数あり、影響力の強さもうかがえます。

「ER緊急救命室」は救急医療をリアルに描いた内容に引き込まれた、日本のドラマには少ないリアルな設定・シーンがよい、と評価する意見が多く集まりました。放送元となったNHKの「NHK放送史」によると、初期のセットは廃墟となった病院を買い取り、70万ドルをかけて再現したものだそうです。緊急救命室に勤務する医師が演技指導にあたるほか、役者に交じって現場で働く看護師も配されていたそうです。

「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」は主題歌(Mr. Children「HANABI」)、山下智久、新垣結衣など出演者が良かったとドラマ以外の要素を印象的だったと挙げる回答もありました。「ドクターX ~外科医・大門未知子~」は賛否両論あるものの、ありえない設定だからこその面白さが印象的という声がありました。

世代別でみると、下記のような結果となりました。

グラフ

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30代以上が「白い巨塔」を印象的と回答しており、「白い巨塔」がいかにインパクトを与えたドラマだったかがよくわかります。30代は唐沢寿明主演版、田宮二郎主演版の「白い巨塔」が同じ回答数となっています。「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」、「ドクターX ~外科医・大門未知子~」は、シリーズもので放送期間も長いためか、ほとんどの世代が印象的なドラマとして挙げています。「ベン・ケーシー」は70代以上のみランクインしており、世代を感じる結果となりました。

出典:NHK「NHK放送史」

https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=drama018

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