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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は、医師の転職市場にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。後編では、医師の転職活動でも取り入れられてきている「オンライン面談・面接」の事例、実際にオンラインで対応する場合のポイントを解説します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は、医師の転職市場にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。後編では、医師の転職活動でも取り入れられてきている「オンライン面談・面接」の事例、実際にオンラインで対応する場合のポイントを解説します。
医師の転職支援サービスを提供するエムスリーキャリアでは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、医師や医療機関との直接面談・面接において、オンラインでも対応しているそうです。次に、実際のオンライン面談・面接の事例を紹介します。
新型コロナウイルス感染症の拡大、そして終息までの見通しが立たない今、上記のようにオンライン面談・面接で採用活動に対応しようと考える医療機関が少しずつ増えてきているそうです。続いて、エムスリーキャリアの転職支援サービスを通じてオンライン面談・面接をした医師、医療機関の感想をご紹介します。
「状況が変わってしまい、転職せざるをえなくなってしまった」「できる範囲で転職活動を進めたい」といった先生もいらっしゃるかと思います。求人を比較検討するなかで、入職を希望する医療機関からオンライン面談・面接を提案された場合、医師はどのようなところに気を付けて臨めばよいのでしょうか。医師人材紹介会社のコンサルタントが解説します。
コンサルタント:
当日の流れについても確認しておきたいです。オンライン面談・面接では、参加者全員が同じ空間にいないため、当日の流れや進行役が誰なのかわからないまま始まってしまうことがあります。こちらについても、事前に関係者と確認することをおすすめします。オンライン面談・面接中に資料が使われる予定か確認し、もしもそうなら事前にメールで資料を共有してもらうようにしましょう。また、オンラインでも面談・面接には変わりはありませんので、襟付きのシャツやジャケットを着用し、身だしなみを整えて臨みましょう。
続いて、面談・面接中に気を付けたいポイントです。
対面では伝わる雰囲気も、カメラやディスプレイの性能によっては、オンラインではなかなか伝わりにくいものです。そのため、表情やリアクションは『大げさかも?』と思うくらいがこちら側の反応が伝わります。相槌を多くしたり、ジェスチャーをつけたりして話すことも意識してみてください。相手の表情を見ながら、一方的に話しすぎることがないように心がけましょう。
使用するウェブ会議システムに左右されますが、オンライン面談・面接は時間に制限があるケースもあるため、話したいことを端的にまとめて伝えるようにしましょう。
コンサルタント:
先生方の転職活動を支援するにあたり、「オンラインでやってみませんか」とご提案すると、「やったことがないから……」と抵抗感を覚える先生方が少なからずいらっしゃいます。
今回の新型コロナウイルス感染症の流行を機に、今後の医療現場においても、オンライン・電話診療など対面以外のコミュニケーションスキルが求められる時代へと変化していくことが予測されます。医師の転職市場でも、移動時間をなくす、面談・面接参加者のスケジュール調整をしやすくするといった観点から、病院見学をするまでのフローに関しては、オンライン化が進んでいくことになるのではないでしょうか。
まずは試しにコンサルタントとオンライン面談をしてみると、転職活動で使えそうかどうか見えてくると思います。活用している先生の中には、面接の練習をなさる方もいらっしゃいますね。マイクやカメラチェックから、必要であれば、相手に伝わりやすいコミュニケーションのアドバイスなどもさせていただいています。先生の将来の選択肢を増やすためにも、お気軽にご相談・ご依頼いただければと思います。