
A. スーツを着ていただくのが無難ですが、医師の場合は、スーツでないと大きく印象が悪くなるわけではありません。医療機関や担当者にもよりますが、一般的には清潔感のある服装であれば問題ないでしょう。
男性の場合は、ひげや髪を整えていただき、襟付きのシャツを着ていただくことをお勧めしています。女性の場合はパンツスタイルで面接に臨まれる方が多いです。メイクはできればシンプルな方が、印象は良いかと思います。性別にかかわらず、ジャケットがあればより安心ですが、夏はなくても大丈夫です。担当の先生にはよく、「学会に行くような服装をイメージしていただければ」とお伝えしています。
NGアイテムを挙げるとすれば、トレーナーやジーンズ/デニム、サンダルなどです。実際に、あまりにカジュアルな恰好で面接を受けたことで、不採用になってしまった先生もいらっしゃいます。
面接時の服装のお悩みとしては、先生から「いつもかなりカジュアルな恰好で勤務をしているが、仕事の合間に採用面接を受けるので、身なりを整える時間がない」というご相談をいただいたことがあります。「勤務中の服装が普段と大きく変わると、転職活動をしていることが職場にばれてしまうのではないか」と懸念されていました。転職支援サービスをご利用の場合、コンサルタントが医療機関と面接の調整もいたしますので、事前に先生の事情をお伝えしておくことで状況を理解していただき、面接後に無事内定をいただきました。先生が「この格好で面接を受けたら、評価が下がるのではないか」と認識され、コンサルタントにご相談いただいたことで問題を防げたケースです。
面接時の服装には明確なルールがないため悩む方も少なくありませんが、まずは相手に映る自分の印象を意識していただくことが重要だと思います。